2013年 ニトムズ 年頭所感
将来のありたい姿を描きつつ、さらなる多軸化で、新しい需要に応え続けます。
海の向こう、そして新たに出会うお客様の暮らしを変えていきます-
新年、あけましておめでとうございます。
◆未来の“ありたい姿”は「国内テープコンシューマー事業」のリーディング・カンパニー
私たちの目標とすること、それは、2018年度(※1)「国内テープコンシューマー事業」で リーディング・カンパニーとなることです。
ニトムズは、その商品市場において『DIYテープ』、『粘着クリーナー/コロコロ※(R)』カテゴリーでは、おかげさまで数多くのいろいろな
需要にお応えさせて頂いておりますが、複数のカテゴリーから構成される『テープコンシューマー事業』トータルでは、お客様から十分な
支持を頂いているとは言い切れない部分もあります。と言いますのは、私たちが生活のさまざまなシーンで人々の暮らしに
貢献できるポテンシャルをまだまだ保有しており、モノづくりを通してそれらを発揮することで、お客様に提供する価値を、より多く実現
できると確信しているからです。“ありたい姿”である未来のその時を、しっかりと予測することができれば、私たちは持続可能な企業
(※2)として、お客様から選ばれ続けることも可能となるでしょう。そのためには、奢らず、怠らず、諦めずに“変化のあるところ”を
見つけ“成長 するところ”に出て行くという日東電工グループのDNAを忘れずに行動してまいりたいと考えています。
◆ひとつの事業の深耕だけでなく、新しいテーマをどんどん創出する。『STALOGY(R)』の誕生!
日東電工グループに存在する幾つかの事業体。従来はそれぞれが取り組みを極めることで課題を解決 してきました。
しかし、これからは別の発想にもトライしていきます。それぞれが持つ情報、技術、人財などのリソースを使い融合すれば、さらなる
差別化と優位性のある製品が生み出せるはずです。それでも、なおかつ足りない部分は、外部との最適なコラボレーションにより
完成できます。こうして、2012年10月1日、誕生したのが、ニトムズとgood design company(代表取締役:水野学氏)のトータル
ディレクションによる当社初の文房具ブランド『STALOGY(R)』です。ニトムズが培ってきた技術を文房具へと応用し、多くの人に、
この価値を届けたい。デザインも機能も良い、手ごろな価格の文房具を世の中に発信し、文房具の「スタンダード」をより高めて
いきたい。『STALOGY』 ありそうで、なかった、良質なステーショナリーブランドが誕生しました。
◆ニトムズ発、世界の暮らしを変えていける!商品、粘着クリーナー『コロコロ(R)』
減速、失速などの言葉と共に国内市場の縮小が叫ばれるなか、同時に私たち日本人の誰もが誇りにさえ感じていた「日本製品の
存在感が低下している」と言われます。高機能、高品質のみならず、精緻で効率的に作られ世界を席巻してきた「メード・イン・ジャパン」
の数々が決して色褪せたとは思っておりませんが、『ならば・・』、これからの「ニッポン・ブランド」として、私たちも名乗りをあげたいと
思います。それに先駆ける2010年、私どもは韓国で現地法人『日東電工ニトムズ韓国』を設立しています。粘着クリーナー
『コロコロ(R)』は、きめ細やかな配慮や相手を思いやるニッポン社会で育てられた商品です。「メード・イン・ニッポン」がもつ創意工夫に
価値を認めて頂いた、お隣り、韓国の方々の声なき声に応えて、消費地生産による進出をして3年。支持を頂けないなら撤退という
自らの期限を、この新年にクリアしました。
対馬海峡を越えただけのグローバルへの小さな一歩に過ぎませんが、『コロコロ』が韓国で普及するうちに、冬は大陸の寒波の影響が
強い、韓国固有の “ご当地コロコロ” 『オンドル(床下暖房用)コロコロ』に生まれ変わりました。古来の竈の煙式から、現在は電気
または温水暖房床で30℃~40℃となる高温雰囲気下でも変質しない粘着設計や伝統的な石板床、フローリング床にも貼りつかずに
ゴミは良く取れるパターン粘着塗工技術など、最新の『コロコロ』の技術も密かに生かされているのです。1983年の誕生以来、ニッポン
のお掃除スタイルを変えたと言われた『コロコロ』、その後、手にした人に愛され続け、 鍛え上げられてきた結果、“感動品質”の
『COLOCOLO(R)』として、世界の日常に一役買う機会が、今、 到来しているのです。
◆新しい消費者像、“エシカル”消費に応える! 商品、省エネ・断熱シリーズ『まどエコ(R)』
震災後に生まれた新しい消費者像のひとつに“エシカル【Ethical】”倫理的なる消費(※3)、いわゆる“世のため”消費があると
言われます。同じ財布を開くなら、地球環境に配慮した製品、利己的の反対で【利他的】自分のことよりも他人の利益、幸福を願う
消費とのこと。そのようなお客様は、新しく出現したということでは無く、意識の変化と目覚めで消費構造が絆により成り立っていること
を認識したということでしょう。私どもの商品、『まどエコ(R)』ブランド゙の『窓ガラス断熱シート』窓に貼るだけで、熱を逃がさず、部屋を
温かくする。震災後の電力需給逼迫により節電グッズとして認知が進みましたが、節電がトレンドからライフスタイルとして、当たり前と
なった今季は、冬の“あったか快適グッズ”、特段の我慢や節約でなく、“ゆるラク”でと幾つかの生活情報メディアで暮らしのアイデア
として紹介頂きました。その中で私たちも、利他的で“世のため”PRで行かなければと教えられたことに、国内のそれぞれの電力会社様
の広報誌やホームページに、各種の『まど゙エコ(R)断熱製品』を節電・省電力グッズとして紹介頂いたことでした。“エシカル”消費に
応える商品は、社会貢献しているブランドであるかどうかが先ず問われているのだと思います。持続可能な地球環境があって、
私たちも持続可能な企業として“世のため”商品を出し続けてまいります。
◆難題続くも、ニトムズは“あるべき姿”を目指し、多軸化を打ち立て、新需要創造に挑み続けます。
成長し続ける100年企業という“あるべき姿”を描き、日本の未来に参画し、世界の暮らしを変える!
日東電工グループが実現する価値(GCF)“グリーン・クリーン・ファイン”は今年も変わりません。「世界をより良い場所にする」という
社会的使命に対しても日東電工グループには多くのリソースを保有しています。前述した『STALOGY』はグループの新しいビジネス
モデルとなりました。グループの大半がBtoBの中で、ニトムズはBtoC。今まで、グループのリソースは構造材製品、プロセス材製品と
して世界に貢献してきました。しかし、これからは第3の選択、“消費財”としても。日東電工グループのもつ感動品質のテクノロジーは、
ニトムズブランドにより、世界の誰でも、手にすることが可能となりました。私たちニトムズの使命は、『高い粘着技術を駆使した、
住まいと暮らしに関わる快適・便利な製品を、役立つ情報と共に、グローバルな顧客に提供する』こと。
2013年も、私たちが守り続けてきた、夢のある“経営理念”を実践していく所存です。
【ニトムズ・経営理念】
『快適、便利で、独創的な製品を生み出し、人々の暮らしに貢献する』
※1)2018年 日東電工・創立100周年のありたい姿 『100年企業ビジョン』
私たちはグリーン・クリーン・ファインの価値を提供し、世界のお客様から信頼され、全従業員の誇りと共に社会と共生し、成長を続ける
100年企業を目指します。
日東電工グループの提供する価値 『グリーン・クリーン・ファイン』
Green(地球環境)、Cleen(新エネルギー)、Fine(ライフサイエンス)がお客様や社会へ提供する価値であり、その分野に、新しい事業軸を
いくつも創出してまいります。
※2)日東電工が持続可能が高い、成長し続ける企業として世界に認められました
日東電工は2012年9月、世界的な社会的責任投資(SRI)の指標である「Dow Jones Sustainability Asia Pacific Index(DJSI)」の
アジア太平洋版の対象銘柄として選出の154社の1社に採用されました。DJSI は経済・環境・社会の3つの側面から企業を評価・
選定、企業の社会的責任に関心を持つ投資家の重要な選択基準の一つになっています。
※3)エシカル【ethical】
倫理的。道徳上の。また、環境や社会に配慮したさま。「―コンシューマリズム(=環境や社会に配慮した商品を選択する消費活動)」
*小学館『大辞泉』より
******************************************************************************
《会社概要》
[社名] 株式会社ニトムズ <日東電工株式会社(東証1部上場)グループ企業>
[設立] 1975年4月1日
[資本金] 1億6,000万円 [2012年4月1日現在]
[従業員] 175名 [2012年4月1日現在]
[事業内容] 日用家庭用品の製造・加工・販売及び輸出入
[代表的なブランド名] 「コロコロ」「PROSELF/プロセルフ」「caremate/ケアメイト」など
******************************************************************************
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。