近年拡大傾向にある「シートマスク」の市場を総クチコミ件数1400万件を超える@cosmeのデータから分析
ブームに火を付けたのは韓国コスメ、2009年がターニングポイントに!
株式会社アイスタイル(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:吉松徹郎、証券コード:3660 以下、アイスタイル)が運営するコスメ・美容の総合サイト@cosmeに集まった総クチコミ件数は14,671,610件(※1)2019年3月5日現在。ベーシックスキンケアからスペシャルケア、ベースメイク、リップ、チーク、ネイル、アイメイク、ボディ、ヘア、キット、ビューティグッズ、日用品に至るまで登録アイテムは全180カテゴリ。その中から続々と新商品が登場し、市場の拡大成長が著しい「シートマスク」についてのレポートをお届けいたします。
1.商品情報の新規登録件数から見えてくるシートマスク市場の拡大
@cosmeサイト内においてシートマスクの年間新規登録件数は、1999年12月のサイト誕生以来2000年〜2008年頃までの間、200〜300件前後で推移していましたが、2009年に急増しています。要因を詳しく調べてみたところ、2009年のシートマスク登録数全体のおよそ3割を韓国ブランドのシートマスクが占めており、約65%がメンバーの登録によるもの(※2)だったことがわかりました。
@cosmeに登録されている商品情報には、メンバーによって登録された情報と、編集部が登録した情報があり、メンバー登録による商品情報は通常30〜35%程度。つまり、この頃メンバーが続々と韓国のシートマスクを商品登録しており、2009年当時@cosme内では韓国のシートマスクが密かなブームになっていたことが伺えます。
また、2010年にはベストコスメ大賞(現在のベストコスメアワード)のシートマスク部門が独立。2011年以降、年間登録数は300件以上、2018年には再び500件を超えています。シートマスクの市場規模は、@cosme内のシートマスク商品登録数の動向からみて、徐々に拡大傾向であると推察できます。
(※2)@cosmeに登録されている商品情報には、「編集部が登録した情報」と「メンバーが登録した情報」があり、編集部で登録した情報はメーカーから提供いただく公式情報を元に登録しています。
2.登録商品の平均価格帯から見えてくる傾向
2000年〜2008年頃までの平均価格帯は4,000〜4,500円台でしたが、2009年には韓国のシートマスクが多く登録された影響を受けたためか、2,900円台まで平均価格が低下。韓国ブランドのシートマスクは種類が豊富で、1枚ずつ個包装、そして比較的リーズナブルな商品が多いのが特徴的です。例えば、よもぎ、ブドウ、アロエ、アセロラなどの食品成分を配合したシートマスク「イニスフリー」 や、皮膚科医のプロダクト「イッツスキン」のシリーズなど。選り取り見取りの中から手に取れる楽しさと、手軽に美容効果を実感できる使用感が好評で、カタツムリや毒蛇エキス配合のシートマスクも大ヒットしました。
2011年には国内ブランドの「フェイスマスク ルルルン」(グライド・エンタープライズ)、2012年には「オールインワン シートマスク」(クオリティファースト)が@cosmeのサイト内に登場。コスパがよくデイリー使いに最適なアイテムとして普及しました。2012年には平均価格がついに1,500円台まで低下し、それ以降1,800円〜2,000円台で推移しています。(シート1枚あたりの単価ではありません。)
シート1枚あたりの単価を見るとデイリー使いのアイテムは、30円台〜/枚(オールインワン シートマスク参考)や、40円/枚(サボリーノ参考)、50円台/枚(ルルルン マスク参考)。単価を押さえたデイリー使いのアイテムが続々と登場することで市場の平均価格帯は低下傾向にありましたが、一方では話題の国産「ヒト幹」美容液をシートに閉じ込めた贅沢なシートマスク2,500円/枚「ステムセル メディ フェイスマスク」(フラセラ)のようなスペシャルケアにも今後注目が寄せられています。
※ここでの紹介アイテムについて、商品の発売日ではなく@cosmeサイト内で登録された日をベースにしております。
3.パッケージや形状も大きく変化
2011年以降は、デイリー使いにも便利な30枚入りや50枚入りの大容量タイプが登場。最近ではパッケージもチャック式ではなくBOXタイプが定番化し、クチコミでもユーザーからの支持は高評価。「どっしりと構えた箱タイプで、転倒の心配もなく、さらにはパカパカ開いてティッシュを取り出すような感覚で使えるケースだから片手で簡単にマスクが取り出せちゃいます」といったパッケージに関するコメントや「シートが程よく厚く、お肌にピタっと密着します!!忙しい朝はシートをしたまま身支度をしますが、剥がれたり、液だれもしないので便利です。化粧持ちが全然違うので、コスパはすごくいいです!」などの声が寄せられています。
最新のランキングを見てみると、オールインワンやメンテナンス系、高保湿タイプなど多様性に富んだ充実のラインナップで、単価も1枚40円前後から2,000円を超えるものまでと幅広いです。シートマスクは今や、ながら美容で"時短"と"美"の両立が叶う万能選手。スペシャルケアはもちろんのこと、デイリーなお手入れアイテムとして既に定着しつつあり、忙しい現代人のライフスタイルにマッチしていることも市場の拡大を後押しする要素であると考えられます。2019年においては2月末時点での登録数は既に200件を超えており、今年も引き続き、どんな新商品が登場するのか目が離せない状況が続きそうです。
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参考1)@cosmeとは(https://www.cosme.net/)
月間訪問者1,600万人(全デバイス含む)、月間ページビュー数は3.1億PV、国内外3万3,000ブランド・商品数31万点のコスメのデータベースと、クチコミ検索機能や新製品情報などのコンテンツを備えた日本最大の化粧品・美容の総合サイトです。1999年のオープン以来、会員数・クチコミ件数・ページビュー数ともに伸び続け、累計クチコミ数は1,400万件に達しています。
参考2)@cosme nippon(※)プロジェクト発 シートマスク発売中
「敏感肌でも毎日安心して使えるシートマスクが欲しい」の声に応えて誕生したシートマスクが2019年3月15日(金)より新発売 (※運営:株式会社アイメイカーズ)
<開発ポイント>
@cosmeのクチコミからも「敏感肌」「揺らぐ」「低刺激」などのワードの伸長が見られ、肌の変化を感じる生活者が多いことに気付き、敏感肌や肌あれを繰り返す方に、安心して毎日使えるシートマスクを届けたいと考えました。
<@cosme nipponプロジェクトについて>
「@cosme」に寄せられた膨大なクチコミなどをもとに、"ニッポンの美"を発掘し、発信していくブランド。日本各地の豊かな自然や伝統が育んだ秘めたる宝物-確かな肌効果が期待できる素材、天然成分、技術-を発掘し製品化。さらにその土地の美容に関わる文化や情報をコンテンツ化し発信しています。アイスタイルグループのメーカー事業として、株式会社アイメイカーズが運営しています。
【 株式会社アイスタイル 会社概要 】
http://www.istyle.co.jp 東証一部・コード番号3660
■所在地:〒107-6034 東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル 34 階
■設 立:1999年7月27日
■資本金:35億5,600万円
■代表者:代表取締役社長 兼 CEO 吉松 徹郎
■事業内容:美容系総合ポータルサイト@cosmeの企画・運営、関連広告サービスの提供
【 株式会社アイメイカーズ 会社概要 】
https://imakers.co.jp/
■所在地:〒107-6034 東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル 34 階
■設 立:2016年7月1日
■代表者:代表取締役社長 遠藤 宗
■事業内容:日本発のビューティブランドおよびライフスタイルブランドの企画・開発・販売
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