WTCC第4戦ニュルブルクリンクにて歴史的なダブル優勝を飾り、世界選手権首位に
テッド・ビョークがレース1(オープニングレース)、チームメイトのニッキー・カッツバーグがレース2(メインレース)で優勝を飾りました。これにより、カッツバーグはドライバー選手権の首位に立ちました。
「すばらしいレースでした。車はレース2のために完璧にセットアップされていたので、前に出てレースをコントロールすることができました。ニュルブルクリンクは大好きなサーキットで、ここで優勝できたことは私のキャリアにおいて大きな経歴になります。また、チームは目標だった選手権の首位に立つことができました。シーズン最後までこの調子を保ちたいと思います」とニッキー・カッツバーグは述べました。
STCCチャンピオンに4度輝くテッド・ビョークは、6番手からスタートしてレース1の優勝を飾り、選手権ランキングでは首位と8ポイント差の3位です。
「良いスタートが切れたので最初のコーナーの手前で6番手から3番手まで浮上しました。その後も好調で、スリップストリームを利用して最高の勝利を挙げることができました。モンツァに続いてニュルブルクリンクでも優勝できて本当にうれしいです」とテッド・ビョークは述べました。
ネストール・ジロラミは再び不運に見舞われました。レース1において、200 km/h を超える速度で2番手を走っているときにパンクが発生しました。彼は無傷で脱出しましたが、車の損傷は修理時間の制限を超えており両方のレースをリタイヤせざるを得ませんでした。
「サーキットの高速セクションでパンクしたのでどうしようもありませんでした。この不運は忘れて、次のポルトガル戦にエネルギーを集中します。選手権首位のニッキーと3位のテッドについてはとてもうれしく思います」とネストール・ジロラミは述べました。
WTCCシーズンの中盤に差し掛かる中、ポールスター・シアン・レーシングは、WTCCレース・ドイツラウンドでの勝利によって、ライバルのホンダとの差を40ポイントに広げました。
レース覇者のニッキー・カッツバーグは、公式練習において、ニュルブルクリンクのノルドシュライフェとGPサーキットを組み合わせた約25 kmのコースで、WTCCレース最速ラップタイム(8:34.813)を記録しました。
「この週末は喜びに満ちていました。私達はボルボのレーシングカーとロードカーの開発のためにこのサーキットで多くの時間を費やしてきました。その経験をこのような形で活かすことができ、本当にうれしく思います。ニッキー、テッド、ネストール、そしてチームの全員はすばらしい活躍を見せてくれました。世界タイトル獲得のためにこの調子を継続したいと思います」とポールスター モータースポーツ部門責任者のアレクサンダー・ムルドゼフスキー・シェドビンは述べました。
■WTCCドイツラウンド
サーキット:ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ + GPコース
コース全長:25378 m
ラップレコード(WTCC):8:40.688 (ロペス)
■レース結果
レース1 – トップ5
1 テッド・ビョーク(ボルボS60) 3周
2メフディ・ベナーニ(シトロエンC-Elysée) +2.538
3 ロブ・ハフ(シトロエンC-Elysée) +3.096
4 トム・チルトン(シトロエンC-Elysée) +3.732
5 エステバン・グエリエリ(シボレーCruze) +8.487
…
6 ニッキー・カッツバーグ(ボルボS60) +8.910
リタイヤ:ネストール・ジロラミ(ボルボS60)
レース2 – トップ5
1 ニッキー・カッツバーグ(ボルボS60) 3周
2 ノルベルト・ミケリス(ホンダCivic) +3.065
3 ロブ・ハフ(シトロエンC-Elysée) +3.401
4 テッド・ビョーク(ボルボS60) +4.167
5 トム・チルトン(シトロエンC-Elysée) +5.763
…
リタイヤ:ネストール・ジロラミ(ボルボ S60)
予選 – トップ5
1 ノルベルト・ミケリス(ホンダCivic) 8:38.072
2 ニッキー・カッツバーグ(ボルボS60) +0.608
3 ロブ・ハフ(シトロエンC-Elysée) +1.469
4 ティアゴ・モンテイロ(ホンダCivic) +2.130
5 テッド・ビョーク、ボルボS60 +2.924
…
10 ネストール・ジロラミ(ボルボS60) +6.558
MAC3
1 ボルボ 9:01.365
2 ホンダ +20.205
■選手権ランキング
ドライバーズ – トップ5
1 ニッキー・カッツバーグ(ボルボS60) 127ポイント
2 ティアゴ・モンテイロ(ホンダCivic) 125(-2)
3 テッド・ビョーク(ボルボS60) 119(-8)
4 トム・チルトン(シトロエンC-Elysée) 106(-21)
5 ロブ・ハフ(シトロエンC-Elysée) 102(-25)
…
9 ネストール・ジロラミ(ボルボS60) 52(-75)
マニュファクチャラーズ
1 ボルボ 404ポイント
2 ホンダ 364(-40ポイント)
■ウェイトハンディ(ドイツ戦)
モデル – タイム差 – ウェイト
ボルボS60 ポールスター – 0.0秒 – +80 kg
シトロエンC-Elysée – +0.0秒 – +80 kg
ホンダCivic – 0.1秒 – +70 kg
シボレーCruze – +0.5秒 – +30 kg
ラーダヴェスタ +1.4秒 +0 kg
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ポールスターについて
ポールスターはボルボ・カーズのパフォーマンスブランドです。1996年にモータースポーツチームとして設立されたポールスターは、各種のボルボモデルでレースに出場し、数多くの選手権で成功を収めてきました。ポールスターは、2009年にパフォーマンス関連の製品を提供し始めると、それをきっかけにボルボ・カーズとの業務関係を強化しました。2014年には、ボルボS60とV60をベースにした初めてのコンプリートカーが発売されています。ボルボ・カーズは、確かなパフォーマンスを提供するという積極的な取り組みとして、またより一層のパフォーマンスの実現を目指し、2015年にポールスターのパフォーマンス部門を買収しました。
シアン・レーシングについて
シアン・レーシングはポールスターのモータースポーツパートナーです。クリスチャン・ダール氏が所有し、ポールスターの全てのモータースポーツ事業を運営しています。過去にポールスター・レーシングと名乗っていたシアン・レーシングは、ボルボ850、S40、C30、S60によって、5回のSTCC(スカンジナビアツーリングカー選手権)ドライバーズタイトルと7回のSTCCチームタイトルを獲得しています。
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