令和8年度保育士平均賃金が1,229円に上昇。アスカグループでは全国平均を上回る高水準の派遣賃金を維持

保育に特化したサービスを提供する株式会社アスカ（本社：群馬県高崎市、代表取締役会長：加藤秀明）は、令和7年10月に保育士派遣平均時給について調査しました。

株式会社アスカ

2025年10月29日 14時16分

厚生労働省が2025年8月25日に公表した「同種の業務に従事する一般労働者の賃金水準（令和８年度適用）」によると、保育士の平均賃金は1,229円となり、令和7年度の1,186円から43円増加しました。(注1)

「一般労働者の賃金水準」は、厚生労働省が公表する職種別の平均賃金に都道府県ごとの地域指数を掛け合わせることで算出され、各地域の賃金基準として活用されています。

都道府県別では、東京都が1,370円（地域指数111.4％）と最も高い水準となりました。（表①②参照）

（注1）厚生労働省

令和8年度賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金（時給換算）https://www.mhlw.go.jp/content/001546608.pdf

令和7年度賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金（時給換算）https://www.mhlw.go.jp/content/001294218.pdf

派遣賃金の決定方針とアスカの取り組み

派遣労働者の賃金を決定する方法には、「労使協定方式」と「派遣先均等・均衡方式」の2つがあります。このうち労使協定方式では、派遣元事業主が締結する労使協定に基づき、一般労働者と同等以上の賃金水準を支払うことが定められています。

アスカではこの労使協定方式を採用し、一般労働者の水準を上回る賃金設定を行っています。

アスカ、全国平均を大きく上回る派遣賃金を実現

アスカグループが令和7年10月に実施した調査によると、自社求人サイト「保育求人ガイド」に掲載された求人を基に算出した保育士派遣平均時給は1,344円となりました。

一方で、厚生労働省公表の令和7年度の保育士平均賃金は1,186円であり、アスカの平均時給は全国平均を158円上回る結果となりました。

都道府県別に比較すると、地域水準より300円以上も上回る県が6か所にのぼり、和歌山県（＋401円）、鹿児島県（＋367円）、宮崎県（＋365円）、愛媛県（＋357円）、東京都（＋355円）、沖縄県（＋335円）と、幅広い地域で高待遇を実現しています。その他の都道府県でも全体の約6割が地域水準を200円以上上回る結果となり、全国的に安定した賃金水準を保っています。（表③参照）

「地域に根差した取り組み」が高待遇の背景に

アスカでは「顔の見える派遣サービス」を理念に掲げ、北海道から沖縄まで全国21拠点を展開。都市部のみならず、地方の園や少人数募集の案件にも担当者が直接訪問し、地域に根ざしたサポートを行っています。
園との信頼関係を基盤に、派遣スタッフへの丁寧なフォロー体制を構築することで、双方が安心して働ける環境づくりを推進。こうした地道な取り組みが園に評価され、結果的に派遣保育士の待遇改善や定着率の向上に繋がっています。

また、アスカでは全国約130の自治体で公立保育園への派遣を行っており、契約人数も年々増加。各自治体との継続的な連携により、安定した雇用と高水準の待遇を維持しています。

アスカは今後も各エリアの賃金動向を注視しながら、保育士が「安心して長く働ける環境づくり」を強化していきます。
地域に根差した高品質なサービスを通じて、保育業界全体の働き方改善と人材確保に貢献してまいります。

アスカグループについて

株式会社アスカは保育に特化した人材紹介・派遣・ダイレクトリクルーティングサービスを全国21拠点で展開しています。保育士・幼稚園教諭をはじめ、看護師、児童指導員や放課後児童支援員、調理師や栄養士など多様な職種に対応。専任コーディネーターが園の課題を丁寧にヒアリングし、採用から定着までを一貫してサポートすることで、安心して子どもたちと向き合える職場づくりを支援しています。