ニュージーランドのマッセイ大学と日本女子大学附属高等学校が教育協力に関する協定を締結
ニュージーランドのラクソン首相も出席し調印式を開催
同日、在日ニュージーランド大使館(東京都渋谷区)にて、訪日中のクリストファー・ラクソン・ニュージーランド首相立ち合いのもと、調印式を開催しました。
■協定締結の内容と目的
協定校推薦制度を通じて、日本の女子高校生のマッセイ大学への進学を支援していきます。本協定により、マッセイ大学の設ける英語・成績基準を満たし、かつ高等学校からの推薦を得た生徒は、マッセイ大学の学士プログラムに進学でき、最短で渡航から3年で学位を取得し、同大学を卒業することが可能となります。今回、本校の他に大阪女学院中学高等学校、光塩女学院中等科・高等科、昭和女子大学附属昭和中学校・昭和高等学校、実践女子学園中学校高等学校、東京女子学院中学校高等学校もマッセイ大学と協定を締結し、連携を深めていくことで両国の女性活躍を支援していきます。
■調印式での日本女子大学附属高等学校 薄由美校長 コメント(抜粋)
「ニュージーランドと本校はご縁があり30年前から語学研修で希望生徒が訪問、また2022年に締結したエデュケーションニュージーランドと教育協定を機にいくつかのプログラムにも参加してきました。この度マッセイ大学との協定により生徒たちの将来への選択肢が広がることを期待しています。今後もジェンダー平等や女性のエンパワメントなどに貢献できるよう努めてまいります」
■調印式での各代表のコメント(抜粋)
・クリストファー・ラクソン・ニュージーランド首相
「今回の協定締結により日本の女子高校生がニュージーランドでトップクラスの教育を提供しているマッセイ大学へ進学する道ができたことを大変嬉しく思っています。今後も両国の交流が増えていくことを心から願っています」
・マッセイ大学 シェリー・ターナー 理事・副学長(総括・財務・企画・評価)
「マッセイ大学では、日本人学生に対して学業面でも人間的にも包括的なサポートを提供してきます。高等教育において女性の重要な役割を認識し、在学中に潜在能力を最大限に発揮でき、知識を キャリアへと結びつけられるよう日本人学生のエンパワメントにコミットしていきます。今回の 協定締結は、自国とは違う文化や社会を理解する豊かな国際人を育成する一助となるでしょう」
・学校法人日本女子大学 今市涼子理事長
「本学では、大学においてもニュージーランドの先進的な幼児教育を学ぶ短期研修を行っており、また来年の春にはニュージーランド航空にご協力いただき新たな研修を計画しています。今後さらに本学のみならず日本の女子生徒、女子学生がニュージーランドとの繋がりをより強固にし、学びを深めていくことを期待しています」
■マッセイ大学 学士課程への進学オプションと要件
・日本の高等学校の評定平均B以上およびIELTS6.0(5.5未満のバンドなし)を満たす学生は学士課程へ直接入学可能
・評定平均Bに満たない場合は、マッセイ大学附属準備校にて準備プログラムまたは加速版準備プログラムへ入学可能
・IELTS6.0に満たない場合は、マッセイ大学附属英語学校にて10~20週間の集中英語プログラムへ入学可能
■マッセイ大学について
農業大学を前身とし、1927年に創立。ニュージーランド北島の3つのキャンパスに約30,000人の学生が学んでいます。ビジネスから芸術、科学まで幅広い学部、専攻を持つ国立総合大学であり、ニュージーランドでは唯一獣医学部と航空学校も備えています。授業は少人数生を基本としており、教授や講師との距離が近いのも特徴です。
マッセイ大学ホームページ:https://www.massey.ac.nz/
■日本女子大学附属高等学校について
日本女子大学附属高等学校は、創立者成瀬仁蔵の遺した三綱領「信念徹底」「自発創生」 「共同奉仕」を教育理念として掲げ、自ら考え、自ら学び、自ら行うことができる、人間性豊かな女性を育んでいます。高校時代に豊かな教養を身につけてほしいと考え、文系・理系のコース制に分けることなく学びの裾野を広げています。また個別最適な学習を提供できるよう、選択授業の時間数を増やし内容も拡充しています。更に教科の授業とは別のプラスαの学びも充実させ、特別講座「知の泉」や高大連携など、深く掘り下げて学ぶ機会を提供し、将来へ向けた科学的探究心や知的好奇心を育成しています。そして教育の大きな柱である「自治活動」を通して、自らの意見を発信すると同時に、多様な価値観を理解し互いを尊重する姿勢を培っています。
日本女子大学附属高等学校ホームページ:https://www.jwu.ac.jp/hsc/index.html
■アマンダ・ラクソン・ニュージーランド首相夫人が日本女子大学附属豊明小学校を訪問
調印式の翌日6月19日(水)に、アマンダ・ラクソン首相夫人が日本女子大学附属豊明小学校を訪れました。図書室などでの授業を見学後、多目的ホールにて5年生児童との交流の場が持たれました。児童たちは「キアオラ!」(マオリ語で「こんにちは」)と元気な声で首相夫人一行を迎え、首相夫人からは「日本とニュージーランドの教育交流の歴史」や「ニュージーランドの多様性に富んだ文化」についてお話いただきました。お話の後には、ニュージーランドの服装や食べ物、お祭りなどについて児童から首相夫人に質問する機会もいただきました。
また、マオリの伝統芸能であるカパハカチームにもお越しいただき、ハカをはじめとした民族舞踏を披露していただき、児童たちからもお礼の歌をプレゼントしました。
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、2021年に120周年を迎えました。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。幼稚園から大学院までの一貫教育、さらに卒業生以外にも門戸を開くリカレント教育など、誰もが生涯を通じて学び、成長し続ける社会を創るための機会を提供しています。多様で非連続に変化する社会において、新しい明日を共に創る人材を育てています。詳しくは、https://corp.jwu.ac.jp/をご覧ください。 |
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