「N-NOSE わんちゃん」利用後のがん発見率速報値を公表
犬の死因の1位はがんです。年齢ごとに見ると特に5~6 歳以降急激に上昇しており、10歳では全体の21%が、がんが原因でなくなっていることがわかっています*2。そのため人間同様、犬に関してもがんの早期発見が重要視されています。
犬のがん早期発見に繋がる当社のサービス「N-NOSE わんちゃん」を皆さまに安心してご利用いただけるよう、この度「N-NOSE わんちゃん」利用後の腫瘍請求について検証を実施しました。本調査はアニコム損保のペット保険ご契約者で「N-NOSE わんちゃん」をご利用いただいた方のうち、2023年6月中旬~9月中旬までに判定結果を送付した883件について、「実際に腫瘍治療を行ったか」の調査を行ったものとなります。なお本調査結果は、腫瘍に関連した診療後に、アニコム損保に請求いただいた保険金請求情報に基づき算出されております。
■調査報告
― 「N-NOSE わんちゃん」受検者883件*3のうち、腫瘍治療が実施され、保険金請求が行われたのは22件(2.5%)
― 低リスク(A,B)では1.2%、中リスク(C)では3.6%、高リスク(D,E)では6.3%となった
― 各リスク判定ごとに確認すると判定結果Aの腫瘍発見率が1.1%に対し、判定結果Eの発見率は14.9%となり約13.5倍となった
今回の調査では「N-NOSE わんちゃん」を利用した883件のうち、その結果開示後に腫瘍治療をしたと推測されたのは22件でした。リスク群ごとの結果から、高リスク判定を受けた犬の方が、低リスク判定となった犬に比べて発見率が大幅に高いことがわかりました。
本調査は2023年6月中旬~9月中旬までに判定結果が開示され、かつ12月までの保険金請求データに基づく調査結果の速報値となっています。そのため「N-NOSE わんちゃん」の受検数883件には、結果開示後に動物病院で検査を受けていない、あるいは診断が確定していないケースも含まれています。
調査概要
▶調査対象
「N-NOSE わんちゃん」利用者のうち、2023年6月中旬~9月中旬までに判定結果(A~E)が開示されたもの*4
▶調査対象件数
883件
▶調査方法
保険金請求内容に基づくデータ集計
▶調査項目
1.判定群(低、中、高リスク)ごとの腫瘍発見率
2.各判定*5(A,B,C,D,E)ごとの腫瘍発見率
調査結果
1. 判定群(低、中、高リスク)ごとの腫瘍発見率
低リスク(A,B)では1.2%、中リスク(C)では3.6%、高リスク(D,E)では6.3%となり、高リスク群の腫瘍発見率は低リスク群の5.2倍であった。
2.各判定*5(A,B,C,D,E)ごとの腫瘍発見率
腫瘍発見率はA判定と比べて、E判定は約13.5倍であった。
当社は今後もがんの早期発見できる世界を目指し、引き続き研究開発に注力するとともに、お客さまや医療関係者の皆さまをはじめとする全てのステークホルダーに対して継続的な情報発信を行ってまいります。
*1以下の条件に当てはまる請求があった頭数の割合。
・腫瘍での手術の保険金請求があること
・5回以上腫瘍での継続的な保険金請求があること
*2 アニコム家庭どうぶつ白書2023 犬の死因10歳
*3 契約情報と紐づく検査結果のみ
*4検査結果開示前からの継続治療、過去治療歴のある再発疑いの治療を含む
*5「N-NOSE わんちゃん」の結果は、低リスクから順にA,B,C,D,Eの5段階で判定
アニコム損害保険株式会社について
アニコムグループの中核をなすペット保険会社です。飼い主の皆さま様が気軽に動物病院へ足を運び、ペットのケガや病気の早期発見・早期治療を行っていただけるよう、ペット保険の普及に努めています。動物病院の窓口での診療費お支払い時にその場で、保険金のご請求と受領手続きを行える「窓口精算システム」を提供することにより、人の健康保険のように身近で簡単な保険としてご利用いただけます。またアニコムグループでは、動物病院のカルテ管理システムやペットフードの研究と開発、動物病院の運営など、「ペットの健康」に関わる様々な事業を行っています。
会社名 アニコム損害保険株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階
代表者名 代表取締役 野田真吾
設立年月 2008年1月
主な事業内容 損害保険業(ペット保険)
コーポレートサイト https://www.anicom-sompo.co.jp/
HIROTSUバイオサイエンスについて
生物の能力を活かした独自の検査技術の研究開発と実用化を通じて「人々の健康と未来の安心を守ること」を目指しています。2016年に設立し、研究者の豊かな発想とたゆまぬ努力で、N-NOSEが実用化されました。人生100年時代、健康寿命の延伸が重要視される一方で、2人に1人ががんに罹患すると言われています。こうした社会的課題の解決に、人工機器もかなわない嗅覚に優れた線虫の力を活用した世界初の画期的な技術をもって、貢献いたします。
会社名 株式会社HIROTSUバイオサイエンス
所在地 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート
代表者名 代表取締役 広津崇亮
設立年月 2016年8月
主な事業内容 線虫および線虫嗅覚センサーを利用したがん検査の研究・開発・販売
コーポレートサイト https://hbio.jp/
サービス詳細
■「N-NOSE」について
嗅覚に非常に優れた線虫C. elegansが、人の尿中に含まれるがん特有の匂いを高精度に検知することを利用した、がんの一次スクリーニング検査。尿を提出するだけで、簡便・安価・非侵襲・高精度・全身網羅的に早期がんリスクを調べることが可能です。
サービスサイト:https://lp.n-nose.com/
■「N-NOSE あにまる」について
N-NOSEの技術を応用し開発された愛犬用がん検査「N-NOSE わんちゃん」と愛猫用がん検査「N-NOSE ねこちゃん」。これまで自覚症状を訴えることができない犬猫が手軽に受けられるがん検査はありませんでしたが、当検査は人間同様、尿を提出するだけという簡単な方法で複数のがんのリスクを調べることができます。2023年にサービス提供を開始しました。
サービスサイト:https://lp.n-nose.com/animal/
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