コラーゲン構造を強化して、たるみ毛穴を改善する発酵乳化技術を開発【新技術搭載スキンケア処方】

「1人でも多くの女性に正しい綺麗を」をビジョンに高性能なスキンケアの開発とOEM製造を行う株式会社サティス製薬（代表取締役社長：山崎智士、本社：埼玉県吉川市）は、毛穴周辺部のコラーゲン構造を強化し、たるみ毛穴を改善する「発酵乳化技術」を開発しました。

【背景】

■加齢により毛穴周辺のコラーゲン構造が劣化すると形状が維持できず、毛穴は涙型に開く

30代以降の毛穴悩みは、角栓詰まりによる小鼻周りの毛穴目立ちから、乾燥やたるみによる頬部の開いた毛穴目立ちへ変化していきます。実際に30代以降は、毛穴のサイズが大きくなり、その形が涙型に変化していくことが知られています。

その原因として考えられるのが、乾燥によるキメの乱れと毛穴周りのコラーゲン構造の脆弱化です。乾燥によりキメの状態が乱れると、毛穴が目立ちやすくなります。また、毛穴の形状は毛穴周りのコラーゲン構造によって維持されているため、加齢とともにコラーゲンが減少すると、毛穴周りのコラーゲン構造が弱くなり、毛穴の形状を維持できなくなってしまいます。そのため、毛穴は涙型にたるんだ状態で開きやすくなり目立ってしまいます。たるんだ毛穴を改善するには、乾燥によって乱れたキメの改善だけでなく、毛穴周りのコラーゲン構造を強化することが有効です。

■毛穴周りのコラーゲン構造を強化するためには、油溶性の有用成分を毛穴の奥まで届ける必要がある

毛穴は皮脂が分泌される部位でもあるため、内部は油分となじみやすい性質を持ちます。そのため、たるみ毛穴に効果的に働きかける有用成分は油溶性成分が良いと考えられますが、油溶性成分は親油性である角質層上にとどまりやすい性質を持つため、毛穴の内部まで届けることが難しくなります。また、加齢によりたるんだ毛穴は、乾燥によりキメが乱れ目立ちやすくなるため、水分を与えることも重要となります。以上より、たるみ毛穴の改善には、毛穴のコラーゲン構造に働きかける油溶性の有用成分を毛穴内部に届け、水分も同時に与えることのできる乳化処方の設計が最適であると考えました。

 

一方、界面活性剤や高分子ポリマーによって設計された従来の乳化技術では、有用成分を毛穴の奥まで届けることが難しいという問題がありました。これは、ポリマーが油溶性成分を包み込むことによって乳化状態を安定化させるという特性上、ポリマーが角質層上に網目をつくり、毛穴上層にとどまりやすい性質を持っているためです。

【独自技術】

■発酵の力で乳化能をもたせることで、有用成分の高配合と浸透促進を実現したキーテクノロジー「発酵乳化技術」

そこで当社では、植物性オイルを微生物で発酵させることで、オイル自体に乳化能をもたせた発酵オイルを活用して「発酵乳化技術」を開発しました。植物性オイルは発酵することで、水とも油ともなじむことのできる両親媒性に変化し、界面活性剤と同じはたらきをもちます。これにより、浸透を妨げるポリマーを多用しなくとも、油溶性の有用成分（コラーゲン強化成分）を安定した乳化状態で高配合することが可能となり、肌に水分を与える水溶性成分とともに、毛穴の隅々まで届けることができるようになりました。

発酵乳化技術

【肌への有効性】

■発酵乳化技術による浸透促進により、毛穴の形状が正円へ整い、目立つ毛穴が減少

「発酵乳化技術」を搭載した製品において、4週間の連用試験を実施したところ、従来の乳化技術を用いた製品と比べ、毛穴の正円度が最大21.5％改善し、目立つ毛穴の個数は平均16.6％減少していることが確認できました。これは発酵乳化によって有用成分が毛穴の奥まで届き、毛穴周辺のコラーゲン構造が強化された結果、毛穴の形状が改善したためと考えられます。 

以上より、新技術「発酵乳化技術」の浸透作用により、たるみ毛穴の改善が期待できます。

 

【サティス製薬について】

■今後の方針

サティス製薬では、開発した新規技術について毎月リリースを配信していきます。また、本リリースで発表した技術や、その他多数のNo.1の有効性エビデンスを持つ処方を基に、オリジナル商品の開発・OEM製造も承っております。化粧品を通じてユーザーの肌を理想の状態へ導きたいという想いを持つメーカー、ブランドオーナーを、OEM企業として支援してまいります。

OEMに関するお問い合わせはこちら：https://www.saticine-md.co.jp/form

 

■サティス製薬とは

天然由来成分を中心とした高性能スキンケア化粧品の開発・OEM製造によって、ユーザー1人ひとりが持つ肌悩みを解消し、理想の肌状態へと導くモノづくりを行っています。D2Cブランドのスタートアップ支援を得意とし、ブランド立ち上げから運営の支援までトータルサポート。独自原料の開発や、製品の有効性・安全性評価試験、物流サービス、販売サイトなど、一気通貫でブランドの事業支援を行っています。