Hmcomm、安川電機との「製品完成検査におけるAI異音検知」の共同開発を開始
音から価値の提供を目指す、国立研究開発法人産業技術総合研究所(本部:茨城県つくば市、理事長:石村 和彦、以下 産総研)発ベンチャーHmcomm株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:三本 幸司、以下Hmcomm)は、株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小笠原 浩)と、製品完成検査のAI異音検知実現にむけた共同開発を開始したことをお知らせいたします。
【実施内容】
製品完成検査の現場では、機器等の不具合を人間が微小な異音を聞き分けながら確認しており、その大半は熟練技術者の経験を必要としています。一方で、熟練技術者の高齢化や、入職者の減少など、製造業界の人材不足は深刻な課題になっています。HmcommのAI異音検知技術および異音検知プラットフォーム「FAST-D」と、安川電機が目指す工場検査のノウハウを掛け合わせることで、これまで熟練技術者の暗黙知である知識や経験を標準化し、スマートファクトリーの実現を目指してまいります。この開発が実現すれば、①完成検査工程の無人化、②生産工程の省力化、③検査工程の非属人化による安定した品質の提供、に繋がると考えています。
製品完成検査におけるAI異音検知 イメージ図
Hmcommは、聴覚AIの各産業分野への適用を進めており、FAST-Dを活用していただくことにより、社会に革新的なサービスを提供してまいります。
【FAST-Dとは】
FAST-D(Flexible Anomaly Sound Training and Detection, https://fast-d.hmcom.co.jp/)とは、「AI異音検知」を利用することができるサブスクリプション型のプラットフォームです。各業界シーンでよく使われる異音検知のAI学習モデルを「標準学習モデル」としてご用意しており、クラウド利用で容易に異音検知サービスを利用することが可能です。各企業の現場や利用シーンに特化した異音検知を行いたい場合は、実証実験(PoC)等を行いながら最適な異音検知のAI学習モデルを作成することも可能です。
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【音の簡易分析募集】
音から異常を判断できる業務をAI化して業務効率化しませんか。当社ではFAST-D開発のノウハウを活用し「御社がお持ちの音から異常が検知できるか?」について簡易分析を受け付けております。ぜひこの機会にご相談ください。
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【株式会社安川電機について】
●会社名:株式会社安川電機
●URL:https://www.yaskawa.co.jp/
●設立日:1915年(大正4年)7月16日
●所在地:北九州市八幡西区黒崎城石2番1号(TEL. 093-645-8801 / FAX. 093-645-8831)
●代表者:代表取締役社長 小笠原 浩
●証券コード:6506(東京証券取引所 市場第一部、福岡証券取引所)
●事業内容:モーションコントロール、ロボット及びシステムエンジニアリングなど、産業用ロボット全般におけるメカトロニクス製品の製造。
【Hmcomm株式会社について】
●会社名 : Hmcomm株式会社
●URL : http://www.hmcom.co.jp
●設立日 : 2012年7月24日
●所在地 : 本社 東京都港区芝大門2-11-1 富士ビル5階
熊本AIラボ 熊本県熊本市中央区水道町7-16 富士水道町ビル2階
●事業内容: 産総研発のベンチャー企業として、産総研独自の音声処理技術を基盤とした要素技術の研究/ 開発、 ソリューション/サービスの提供を行っております。音声処理プラットフォーム「The Voice」と異音検知プラットフォーム「FAST-D」を基盤とし、「音から価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する」を理念としています。
【国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)について】
日本最大級の公的研究機関として日本の産業や社会に役立つ技術の創出とその実用化や、革新的な技術シーズを事業化するための「橋渡し」機能に注力する研究所。全国10か所の研究拠点で約2,000名の研究者がイノベーションを巡る環境の変化やそれらを踏まえて策定された国家戦略等に基づき、イノベーション・ナショナルシステムの中核的、先駆的な立場で研究開発を行っています。
【本件に関するお問い合わせ先】
Hmcomm株式会社 営業統括部
TEL:03-6550-9830 FAX:03-6550-9831
E-mail:Sales_Management@hmcom.co.jp
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