ウクライナ人道危機発生から、まもなく2年になろうとしています。ADRA Japanは以前にも増し深刻な状況で暮らす人々に向け、支援を継続してまいります。
一人ひとりの命をこれからもつないでいくために
ウクライナ人道支援に取り組む国際NGO・ADRA Japan(アドラ・ジャパン 所在地:東京都渋谷区神宮前1-11-1 理事長:柴田俊生)は、2024年2月24日に人道危機から2年となるウクライナで、今も支援を必要としている人が多くいることを受け、今後も一人ひとりに寄り添う支援に取り組み続ける意思を表明します。
ADRAは、皆さまからの温かいサポートのもと、ウクライナの人道危機が発生した2022年2月24日~2023年11月までの21カ月間で、延べ1,200万人以上の方々に支援を届けてまいりました。
その内訳は、ウクライナ国内で1,118万人以上、周辺国やそのほかの国々(ポーランド・ルーマニア・ハンガリー・モルドバ・スロバキア・チェコ・ヨーロッパ諸国等)で80万人以上となっています。。
支援を届ける際、ADRAは一人ひとりに寄り添うことを大切にしているため、活動内容は食料支援、避難支援、避難所の提供、心理ケアサポート、医療支援、現金給付など16の分野にわたります。
しかしながら、長引く戦況でウクライナの人々の生活はさらに困難な状況に追い込まれています。特にドネツク州のフロントラインと呼ばれるエリアでは戦闘が激しく、私たちが支援活動で接する人々の家は、かつての穏やかな生活を見る影もありません。
危機が長く続き、世界ではほかの戦争や災害も起こる中、支援を届け続けることは簡単なことではありませんが、私たちが届ける水や食料、現金給付等の支援によって、一人ひとりの命をこれからもつないでいきたいと考えています。特に、戦況がどこよりも深刻で支援が届きにくいドネツク州へ、誰も取り残さないため支援を届けることに注力してまいります。
ADRA Japanは、支援を必要とする人々に寄り添い続けるため、2月21日(水)から3月29日(金)までの期間、「ADRAひまわりプロジェクト」として活動資金1,000万円を募るクラウドファンディングを行います。一口1,000円以上で、10,000人の方にご参加をいただけることを目標に掲げています。
ご参加いただいた方には、ウクライナの国花でもあり、平和や復興の象徴ともされているひまわりの種をお届けします。ウクライナの方に必要な支援を届けながら、日本でひまわりの花を1万本咲かせることで、応援の気持ちをも届けたいと考えています。1万という数字はこれまでに戦争で犠牲となった民間の方の数とほぼ同じ数になります。
※「ADRAひまわりプロジェクト」に関する詳細は、改めて発表させていただきます。
引き続き、皆さまからの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
■■■認定NPO法人 アドラ・ジャパンについて■■■
アドラ・ジャパン(ADRA Japan)は、世界中約120ヶ国に支部を持つ世界最大規模の国際NGO、ADRAの日本支部です。各国ADRA支部や国連等のパートナー団体と連携し、「ひとつの命から世界を変える」をモットーに人種・宗教・政治の区別なく、紛争や自然災害の被災地また途上国において、一人ひとりに寄り添い、自立を助ける支援に取り組んでいます。
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