【ロロ・ピアーナ・インテリア】ミラノ・デザインウィークにて、チニ・ボエリへのオマージュ

ミラノの偉大な建築家およびデザイナーであるチニ・ボエリの生誕100周年とロロ・ピアーナの創立100周年を記念しその作品とビジョンを称えるインスタレーションを展示

ロロ・ピアーナ・インテリアは、2024年4月16日より21日まで開催されるミラノ・デザインウィークにて、ロロ・ピアーナのミラノ本社社屋、コルティーレ・デッラ・セタの会場にて、チニ・ボエリ生誕100周年を記念したインスタレーション"A Tribute To Cini Boeri"を展示いたします。イタリアの建築家兼デザイナーの最も象徴的な作品が、メゾンの最高品質のインテリア・ファブリックをまとって登場します。アルフレックス製作によるこれらの独自の家具は、チニ・ボエリが体現したデザイン理念の遊び心にあふれ、楽しく、現代的な側面を称えており、人とそのプライベートな空間との関係性を促進するために考案されました。


アルキヴィオ・チニ・ボエリとのコラボレーションによるインスタレーションは、建築家としてのチニの仕事の指針のひとつである、独立した出口を持つそれぞれの部屋と、住む人が選択することができる共有スペースのある家というアイデアに則っています。インスタレーション中央の部屋にはアイコニックなストリップス・システムが置かれ、その周囲のスペースに家具が配されています。家具は使う人のニーズにあわせて適応し、進化していくべきものであるというチニ・ボエリの考えに従って、来場者は通路を通って実際に家具に触れたり座ったりして作品を体験することができます。


さまざまなエリアを探索することで、チニ・ボエリがデザインした最も有名な作品で1979 年にコンパッソ・ドーロ賞を受賞した、モジュール式のストリップス・システム、ストリップス・ベッド、ペコレレ・ソファとアームチェア、ボボとボボリラックスのアームチェア、ボトロ・ハイチェアとローチェアなどに出会うことができます。これらはすべて、洗練されたロロ・ピアーナ・インテリアのファブリックをまとっています。ボトロ・チェアは、カシミヤとシルクをブレンドした驚くほど柔らかいキャッシュファーで再解釈され、特別カラー、シリアルナンバー入りの限定100脚が製作されました。モジュール式のストリップス・ソファには、2つの色合いの無染色カシミヤとカシミヤ・ロー、ストリップス・ベッドとボボリラックス・アームチェアには、自然な弾力性と耐久性のあるティエポロウール、ボボ・アームチェアにはロロ・ピアーナのシグネチャーであるクンメルカラーのカシミヤ・シェルパの張地が施されています。ペコレレは、ニュージーランド産メリノ羊のダークカラーのフリースを加工した、独特な光沢のあるペコラ・ネラ®のファブリック張りが施され、羊の群れをイメージして常に2つの色調で構成されています。ロロ・ピアーナが独占的にウールを調達する羊の群れと同じように、柔らかく快適な暗い色調の「群れ」の中で、明るいペコレレが際立ちます。


「チニ・ボエリの考え方は極めて現代的です」とロロ・ピアーナ・インテリアのディレクターであるフランチェスコ・ペルガモは説明します。「アルフレックス・アルキヴィオ・チニ・ボエリとともに展示し、私たちのファブリックで装うために選んだ作品も、同様に非常に現代的です。チニの生誕100周年と、ロロ・ピアーナの創業100周年という2つの節目は、私たちにこの建築家の功績を称える機会を与えてくれ、3年にわたる旅が始まりました。その旅は、アルフレックスが最も代表的で最も多用途な生地を厳選して生産、販売するこの特別なコレクションから始まります。私たちは、チニ・ボエリのデザインの重要な要素、つまり機能性、モジュール性、日常生活の一部として使用されることを想定した作品に焦点を当ててそれらを選びました。同様に、私たちのすべてのファブリックは、最も貴重なものであっても、置かれる環境の中で使用され評価されるように作られています。まさに理想的な組み合わせと言えるでしょう」。


2023年、偉大な祖母の作品を整理し、アクセスしやすくすることを目的としてアルキヴィオ・チニ・ボエリを設立したジュリア・ボエリとアントニオ・ボエリは、彼女の作品について次のように語ります。「チニは、人生の選択や未来への期待において、喜びを実践することを私たちに教えてくれました。そして、私たちが彼女のアーカイブと共に仕事をすることで伝えたいこと、それは責任と情熱を持ちながら、未来のために計画を立てる喜びなのです」。皮肉、喜び、そして挑戦的なタッチがインスタレーション全体を特徴づけており、これらの教えを守り、来場者にユニークな体験を提供することで、チニのデザインがいかに現代の住居へのニーズと深く結びついているかを示しています。


“A Tribute To Cini Boeri”は、ロロ・ピアーナ・インテリア、アルキヴィオ・チニ・ボエリ、そして常にチニの家具を生産してきた歴史あるイタリアのアルフレックスとのコラボレーションから生まれました。これは、2026 年にトリエンナーレで開催されるチニ・ボエリの生涯を振り返る最初の大規模な回顧展が開催されるまでの、アルキヴィオ・チニ・ボエリとともに歩むリサーチとストーリーの旅の始まりとなるものです。


「ロロ・ピアーナ・インテリアとのコラボレーションにより、チニ・ボエリがアルフレックスのためにデザインしたアイコニックな作品を独自に称える特別な展示が実現しました。その意図とは、デザイナーのクリエイティブな世界に浸り、アルフレックスが創り出す製品と戯れて堪能し、究極のクオリティのファブリックとの調和に包み込まれる体験をご提供することです」とアルフレックスは述べています。


“A Tribute To Cini Boeri”は、2024年のミラノ・デザインウィークにおけるチニの功績を称える唯一の取り組みではありません。アルキヴィオ・チニ・ボエリとトリエンナーレ・ミラノは、アントニオ・ボエリ、ジュリア・ボエリ、クリスティーナ・モロのキュレーションによる展覧会「Cini Boeri nella Biblioteca del Parco」を開催します。4月15日から28日まで、センピオーネ公園内の1954年のトリエンナーレのためにイコ・パリシが設計した有名な図書館で開催されます。ロロ・ピアーナ・インテリアはアーカイブと密接に協力し、トリエンナーレ・ミラノのパートナーとなり、共にその功績を称えます。


ロロ・ピアーナ・インテリアのインスタレーション ”A Tribute To Cini Boeri”の一般公開
●会場:ロロ・ピアーナのミラノにある本社社屋(Via della Moscova 33)
●会期:2024年4月16日~21日 10:00~20:00

アルキヴィオ・チニ・ボエリについて
アルキヴィオ・チニ・ボエリは、ミラノの建築家兼デザイナーのチニ・ボエリの作品を収集、再編成し、研究することを目的として2023年に設立されました。2024年6月19日のチニ・ボエリ生誕100周年を機に、アルキヴィオ・チニ・ボエリはイベントや文化的な取り組みに満ちた、デザイナーの作品と思想を伝える価値化の道を推進しています。チニの孫であるジュリア・ボエリとアントニオ・ボエリがディレクターを務め、クリスティーナ・モロがキュレーションとコーディネートを、パオロ・ジャンジュリオがアートディレクション、フィリッポ・リスポリがリサーチを担当しています。


アルフレックスについて
アルフレックスは世界的に有名なイタリアの会社であり、メイド・イン・イタリーの卓越した職人文化のノウハウに裏打ちされた現代家具を製作しています。1947年、ピレリ出身のアルド・バイ、ピオ・レッジャーニ、カルロ・バラッシの技術者グループによって誕生したアルフレックスは、発泡ゴムと伸縮性テープを家具市場に導入し、市場を一変させ、椅子張り家具の生産システムを職人技から工業生産へと転換させました。革新的な精神は、常にアルフレックスを特徴づける哲学であり、国際的な一流建築家とコラボレーションを行い、数々の賞を受賞し、世界中の美術館に様々な製品を展示しています。


ロロ・ピアーナ・インテリア:

ロロ・ピアーナのインテリア部門は、世界最高級の希少な繊維を使用し、インテリア装飾用のファブリックやアクセサリーをデザイン・製造する部門です。また、特別な家具も提供しています。ロロ・ピアーナ・インテリアのファブリックは、柔らかく包み込まれるようなカシミヤ、最高級ウール、リネン、シルク、コットンなどを使用して丁寧に作られています。繊維100%のものも、独自のブレンドによる斬新な織りやテクスチャーのものもあり、自然の色にインスピレーションを得ています。触感を楽しませることが、私たちのすべての活動の中心です。ロロ・ピアーナのインテリア部門は、専門家と個人顧客の双方にサービスを提供し、インテリア装飾のコンサルタント業務も行っています。ヨットや航空業界、ホスピタリティの分野にも進出しています。

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会社概要

URL
https://jp.loropiana.com/ja/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区平河町2-1-1 住友不動産平河町ビル
電話番号
03-3263-8247
代表者名
ディエゴ・フランチェスコ・スコッティ
上場
未上場
資本金
-
設立
1991年11月