アセンド株式会社、取締役CFO就任のお知らせ
Vertical Conglomerate戦略を推進し、産業変革と企業成長を強化する経営体制へ

物流DXを推進するアセンド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:日下 瑞貴、以下「当社」)は、経営体制のさらなる強化および今後の資本政策の戦略的推進を目的に、取締役CFO(財務責任者)として長森 健太が就任したことをお知らせいたします。
取締役CFO就任の背景
近年、スタートアップ企業には上場することそのものではなく、上場後も持続的に成長し、企業価値を高め続けることがより強く求められています。特に、東証グロース市場では、「上場5年経過後に時価総額100億円以上」を上場維持基準とする見直しが公表され、資本市場の期待と要請は確実に変化しています。
長期的に社会に必要とされる企業であり続けることが一層求められる中、資本政策と経営戦略を一体で描ける体制の重要性が高まっています。
当社は創業以来、物流産業の構造課題に正面から向き合い、運送事業者向けSaaS「ロジックス」を起点に、データとオペレーションの両面から業界改革を推進してきました。そして現在は、SaaSの枠を超え、3PL/4PL、BPaaS、M&Aなど複合的な事業を組み合わせて産業変革を実装していく「Vertical Conglomerate戦略」を掲げています。
この戦略のもとで、当社は「物流の真価を開き、あらゆる産業を支える」というミッションを軸に、社会課題の解決と企業価値の持続的成長を目指す経営体制の構築を目指しています。その実現には、財務・資本政策・M&A・グループ経営・ガバナンスを横断的に統括し、長期的視点で企業価値を高めていく機能が不可欠です。
この中核を担う存在として、戦略・財務・M&A・上場準備の実務を幅広く経験してきた長森 健太を取締役CFOとして迎え入れる運びとなりました。今後も当社の中長期成長および物流業界全体の変革に向けた基盤づくりを強化してまいります。
取締役CFO 長森 健太について

<プロフィール>
1994年生まれ。青山学院大学 国際政治経済学部卒業後、PwCコンサルティング合同会社に入社。新規事業企画、中計/事業計画の策定、PMI等、戦略コンサルティングに従事。
2019年よりREAPRA Venturesにてベンチャー投資/投資先支援業務に従事しつつ、友人と独立、HR系サービスを行う会社を共同創業。
同企業の売却を経て、2021年よりLMIグループ株式会社に参画し、経営企画部長、執行役員経営戦略室長、CFOなどを歴任。グループ全体の経営戦略策定、予算管理体制の構築、吸収合併によるグループ統合、海外企業との資本業務提携、M&A、各種ステークホルダーマネジメントなど、戦略と財務の双方で企業成長に貢献。
2022年からはアセンド株式会社の戦略アドバイザーを兼務し、シリーズA以降の経営戦略・資本政策に継続的に従事。2025年8月、同社の取締役CFOとして参画。
<コメント>
物流はGDPの約9%を占めると言われる巨大産業です。古今東西、物流なしに経済活動は成り立たず、社会全体を支えるインフラとして機能してきました。しかしながら、2024年問題に代表されるように、物流産業自体が危機的状況に陥りつつあり、モノが届くという「当たり前」が揺らぎつつあります。
長い歴史を持つがゆえに構造的な課題を抱えるこの産業に対して、アセンドはビジネスというアプローチで、業界とともに変革を起こそうと正面から向き合う志の高いスタートアップだと感じています。
私は個人的なテーマとして、資本主義と中長期的な社会課題へのアプローチを両立するチャレンジをしたいと思って仕事をしてきました。アセンドはその挑戦のど真ん中のスタートアップだと確信し、シリーズBを迎えるこのタイミングでの参画を決意しました。
経営戦略、ファイナンス、コーポレートガバナンスといったCFOの本分に加え、M&A/アライアンス及び事業開発を含め、持続的成長の実現に取り組んでまいります。
※取締役CFO・長森のnote記事はこちら
「アセンドCFO就任に寄せて。社会課題と資本主義の交差点で、“日本を代表する企業”をつくる」
https://note.com/kenta_nagamori/n/n06df1855bf8a
代表取締役社長 日下 瑞貴よりコメント

当社が掲げるミッションの実現には、長期時間軸を意識した高い戦略性とそれを実現するための高度な資本政策が求められています。また、近年のグロース市場の改革は、スタートアップの上場後においても連続・非連続に成長していくこと、またその成長戦略に対する説明責任が求められています。
このような状況だからこそ、当社にはコア・コンピタンスとして「強靭なコーポレートガバナンス」を定めており、その実現に対して責任を負える、戦略・財務・ガバナンスを兼ね備えた人物こそが、当社の求める“CFO”に他なりません。
この度、畏友・長森 健太をCFOとして迎え入れられたことをとても頼もしく、それ以上に、とても嬉しく楽しみに思っています。社会課題の解決と資本主義の交差点で、“日本を代表する企業”を創るべく、社会に対する責任を果たしていきましょう!
今後の経営体制

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役職名 |
氏名 |
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代表取締役社長 |
日下 瑞貴 |
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取締役COO(執行責任者)/CPO(プロダクト責任者) |
森居 康晃 |
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取締役CTO(技術責任者) |
丹羽 健 |
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取締役CFO(財務責任者) |
長森 健太 |
当社について
「物流の真価を開き、あらゆる産業を支える」をミッションに掲げ、2020年3月に創業。
「運送事業者の理想の経営を実現」を志向し車両台数規模を問わず運送事業者が手軽に業務効率化・経営DXができる運送管理システム「ロジックス」を提供する傍ら、国土交通省をはじめとした関連省庁の物流業界の実態調査・分析事業も担い、マクロの政策提言と草の根の双方から物流業界のDXを支援。
代表取締役の日下瑞貴は、JILS「ロジスティクスイノベーション推進委員会」委員、「ロジスティクス経営指標調査」専門家委員、運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)理事、全日本トラック協会DX講座講師を務め、業界の啓蒙・発展活動に尽力。
2025年11月には、シリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施し、累計調達額は18億円に到達。
「ロジックス」を起点としながら、運送事業者・荷主企業・協力会社を横断してつなぐ新たな物流ネットワーク基盤の構築、サプライチェーン全体の変革を見据えた新規事業展開を目指す。
・シリーズB特設サイト: https://series-b.ascendlogi.co.jp/
・公式note: https://note.ascendlogi.co.jp/
会社情報
本社所在地:東京都新宿区市谷砂土原町2-7-19 田中保全ビル3階
代表者:代表取締役社長 日下瑞貴
設立:2020年3月
資本金:14億2,389万円(資本準備金等含む)※2025年10月末現在
社員数:38名 ※2025年10月現在
事業内容:運送管理システム ロジックス(LogiX)開発・提供、物流コンサルティングサービス
会社HP : https://www.ascendlogi.co.jp/
ロジックス製品説明ページ: https://logix.ascendlogi.co.jp/
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