『Babylon: Bitcoin Staking Explained by Prof. David』イベントレポート

株式会社DeFimans(所在地:東京都港区、代表取締役:小野 暢思・佐藤 太思、以下「DeFimans」)とビットコインステーキングプロトコルを開発したBabylon Labsが、2025年4月8日(火)に、ビットコインへの理解を深め、web3領域の最先端をいくプレイヤー同士の交流を目的としたミートアップイベントを開催しました。
Babylon: Bitcoin Staking Explained by Prof. David
ビットコインステーキングの全て

2025年4月8日(火)、セルフカストディ型のビットコインステーキングプロトコルを開発したBabylon Labsが、グローバルな暗号資産業界をリードするBitGo、DSRV、Hinode Technologiesの3社スポンサーとともに、プライベートイベントを開催しました。
日本を拠点にweb3領域のコンサルティング等を手掛けるDeFimansは、本イベントのオーガナイザーとして当日までの企画・運営をサポートしました。


本イベントには、国内外からスポンサー企業やメディアパートナーが集結。
100名以上の方が会場に集まりました。

会場には、スポンサー企業であるBitGo・Director, Sales Head of Japanの柳澤力也氏、DSRV・Co-founder / CEOのJiyun Kim氏とJapan BDのHenry Jung氏、Hinode Technologies・Directorの森本 詢氏など、豪華なスピーカーが駆けつけました。
また、イベントのハイライトとして、スタンフォード大学教授であり、ビットコイン・ステーキング・プロトコルBabylonの共同創設者でもあるDavid Tse氏による特別講演が行われました。まさに本イベントを象徴する、非常に豪華で貴重なセッションとなりました。
開会:オープニングスピーチ

本イベントはDeFimans代表取締役・小野の司会にて進行しました。
オープニングスピーチでは、DeFimansはweb3・ブロックチェーン事業において、コンサルティングにとどまらず、資金調達や事業開発、海外進出支援など幅広い業務をハンズオンで行う企業であり、その姿勢を「民間軍事企業」に例えながら、クライアントの成功に向けてあらゆる手段を講じる決意を示しました。
David Tse教授によるKeynote『ビットコインステーキングとは』
ビットコインの第三のネイティブユースケース「ステーキング」がもたらす未来

本イベント注目のプログラムとして、スタンフォード大学教授でありBabylon共同創設者のDavid Tse氏が登壇。
従来「支払い」と「価値の保存」の2つに限られていたビットコインのユースケースに対し、Tse氏は「第三のネイティブユースケース」としてのビットコイン・ステーキングの可能性を提示しました。
Babylon Labsは、ビットコインを他のPoSチェーンのセキュリティ基盤として活用できる革新的なプロトコルを開発しました。トークンのラッピングや第三者のカストディを必要とせず、ビットコインをそのままロックして報酬を得ることが可能になります。これにより、最も価値が高いビットコインでステーキングすることが可能になります。
さらに、スマートコントラクトを使わず、暗号技術の活用によりトラストレスかつスラッシング(不正行為への罰則)も可能とするBabylonの仕組みは、セキュリティと分散性の両立を実現しています。現在では主にOP StackやArbitrum、Cosmosベースに作られた複数のL1/L2チェーンがBitcoin Secured Network(BSN)として統合されており、今後他の技術ベースのL1/L2チェーンもBitcoin Secured Networkとしての連携が期待されています。
「これは単なるステーキングではなく、ビットコインによるWeb3の信頼基盤の再構築だ」と語るTse氏の言葉に、会場からは大きな関心と期待の声が寄せられました。



パネルディスカッション
『進化するビットコイン・エコシステムとその可能性』

モデレーター :小野 暢思(株式会社DeFimans・代表取締役 / Co-CEO)
スピーカー :柳澤 力也(BitGo・Director, Sales Head of Japan)
スピーカー :Jiyun Kim (DSRV・Co-founder / CEO)
スピーカー :森本 詢 (Hinode Technologies・Director)

進化するビットコイン・エコシステムとその可能性について、国内外の視点から議論が交わされました。
ビットコインが抱える課題や日本におけるトレンドや市場機会、そして2025年の展望など、各スピーカーが意見を述べました。
ビットコイン分野における課題と取り組み
BitGOの柳澤氏は、ビットコインに限らず、暗号資産業界全体において最大の課題は「セキュリティ」であると指摘し、投資家や事業者の信頼を得るためには、安全・安心なカストディ(秘密鍵管理)サービスが不可欠であり、BitGOではカストディ事業者・セルフカストディのウォレット提供者として安心して利用できるサービスの提供に注力していると語りました。
DSRVのKim氏は、従来のビットコインは決済や保有が主な用途だったが、Babylonのようなプロジェクトの登場により、新たなユースケースが生まれていると述べました。DSRVはインフラ企業として、ユースケースの拡大を支えるためにカストディやウォレット、開発ツールの提供を進めています。
スケーラビリティの実現可否
DSRVのKim氏は、スケーラビリティの実現には、ユーティリティの拡大が鍵だと強調しました。Bitcoinは流動性の低い資産であるため、Babylonのような技術を通じてセキュアかつ有益な活用方法を増やすことが、エコシステムの拡張につながると語りました。
Hinode Technologiesの森本氏は、ビットコインのコンセンサスアルゴリズムそのものがスケーラブルするのは難しいが、他のチェーンとのセキュリティシェアやブリッジによってエコシステム全体の拡張は可能と説明し、相互運用性(インターオペラビリティ)を高めることで、ビットコインの価値と用途が大きく広がると述べました。
日本におけるビットコインのトレンドとその要因
Hinode Technologiesの森本氏は、日本ではレンディングサービスから始まった暗号資産運用ビジネスがETF承認によってより拡大することへの期待が主要なトレンドとなっていると述べました。特にETFでは、証券口座経由で暗号資産への投資が可能となるため、従来とは異なる層の投資家がビットコイン市場へ参入して市場がより活性化すると語りました。
BitGOの柳澤氏は、ETFとビットコインステーキングの注目度が高いとし、ETFの普及は新たなアセットクラスとしての地位を築くとともに、カストディ事業者の役割も拡大しており、BitGOとしてもこの分野に注力していると述べました。
2025年のビットコインエコシステムに関する計画
BitGOの柳澤氏は、Babylonのステーキングに対応する安全なプラットフォームを提供予定であり、ユーザーが自身のウォレットから直接ステーキングできる仕組みの整備に注力していると語りました。
DSRVのKim氏は、価値あるプロトコルは実際に使われてこそ意味があるとし、開発者支援を通じて、BabylonやBitcoinエコシステム上でユーティリティを生み出す支援を行うことを表明しました。
Hinode Technologiesの森本氏は、Babylonのバリデータ運営と、ステーキングを活用した資産運用の強化を中心に展開予定であり、法人ニーズの高まりを受け、UX改善と会計・監査に対応するソリューションの提供にも注力する方針を述べました。
日本発web3事業を牽引
フリーフローのドリンクやピンチョスが並ぶ会場ではネットワーキングの時間も設けられ、参加者同士の交流も盛んに行われました。
日々情報が生命線となるweb3業界での情報交換とコラボレーションは、業界全体のグローバル水準の引き上げに貢献すると信じ、DeFimansは今後も交流イベントの実施・参加の体制を強化してまいります。



Babylon: Bitcoin Staking Explained by Prof. David
ビットコインステーキングの全て
イベント名:Babylon: Bitcoin Staking Explained by Prof. David
開催日時:2025年4月8日(火) 18:30 - 21:00 (18:00受付開始)
主催:Babylon Labs
オーガナイザー:DeFimans
スポンサー:BitGo・DSRV・Hinode Technologies
メディアパートナー:Chainwire・boarding bridge
Babylon Labsについて

Babylon Labsは、世界初のトラストレスかつセルフカストディ型のビットコインステーキングプロトコルを開発しました。これにより、ビットコイン保有者は、PoSチェーン、L2、データアベイラビリティ(DA)レイヤーなどのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)システム上でBTCをステーキングでき、第三者によるカストディ、ブリッジソリューション、ラッピングサービスなしで、ステーキング報酬を得ることが可能になります。
公式サイト: https://babylonlabs.io/
X: https://x.com/babylonlabs_io
Telegram: https://t.me/babyloncommunity
Discord: https://discord.com/invite/babylonglobal
BitGoについて

BitGoはデジタル資産のセキュリティ、カストディ、Liquidityにおけるリーディングカンパニーであり、世界90カ国以上、2,000以上の機関投資家顧客に運用のバックボーンを提供しています。 2013年に設立されたBitGoは、機関投資家向けサービスに特化した初の暗号資産会社です。また、BitGoは世界のビットコイン取引の約20%を処理しています。
詳しくは、www.bitgo.com (http://www.bitgo.com/)をご確認ください。
代表者:Mike Belshe
所在地:South Dakota, USA
設立:2013年
公式サイト:https://www.bitgo.com/
Youtube:https://www.youtube.com/@BitGo.
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/bitgo-inc/
DSRVについて

DSRVは、韓国・ソウルを拠点とする大手ブロックチェーンインフラ企業であり、業界の持続可能な成長を推進し、よりアクセスしやすいブロックチェーンエコシステムの構築に取り組んでいます。同社は70以上の主要ネットワークをサポートし、12,000以上のバリデーターを運用しています。2024年9月には、韓国で唯一VASPライセンスを取得したバリデーターとなり、信頼できる業界リーダーとしての地位をさらに強固なものにしました。グローバルな影響力を拡大する中、DSRVは2025年1月に一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)に準会員として加入し、また韓国初のKRWステーブルコイン協議会の議長にも就任しました。
公式サイト:https://www.dsrvlabs.com/
株式会社Hinode Technologiesについて

gumiの子会社であるgC LabsとTISとの合弁会社であるHinode Technologiesは、ブロックチェーン技術を活用した分散型社会の実現に向け、「新技術を用いた社会実装を推進することで世界に誇れるシステムインフラを構築し、持続可能な未来を切り拓く」をミッションにWeb3の基盤となるブロックチェーンのノード運営事業を主業として取り組んでおります。将来的には暗号資産の会計管理システム等販売事業も展開する予定です。
Chainwireについて

Chainwire(チェーンワイヤー)は、暗号資産・ブロックチェーン・Web3業界に特化したプレスリリース配信プラットフォームです。
暗号資産プロジェクト、ブロックチェーン関連企業、取引所、ベンチャーキャピタル、アクセラレーター、インキュベーター、Web3系PR代理店などを対象に設計されており、Decrypt、Cointelegraph、Coindesk、The Blockをはじめとする150以上の主要な暗号資産メディアのトップページへ、プレスリリースを自動掲載することが可能です。
公式サイト:https://chainwire.org/
boarding bridgeについて

Discordで3万人のメンバーを擁する日本最大級のコミュニティDAO。
コミュニティメンバー主導でグローバルのWeb3プロジェクトと協業し、これまでにAMAやミートアップなど100以上のイベントを開催。
Link3: https://link3.to/boardingbridge
X (Twitter):https://twitter.com/bb_jpdao
Discord:https://discord.gg/boarding-bridge
Articles:https://crypto-times.jp/user/boarding-bridge
株式会社DeFimansについて

web3業界で実業経験を積んだメンバーによって設立されたDeFimansは、トークンエコノミクスの構築やブロックチェーン技術の活用等、web3領域に特化したハンズオン型のプロフェッショナルファームです。web3ビジネスでの“信用”を創造し、クライアントと共に日本のweb3業界の発展に向けて歩み続けます。
代表者:代表取締役 小野 暢思・佐藤 太思
所在地:東京都港区虎ノ門5丁目3−1 第一榎ビル 4F
設立:2022年7月
事業内容:
トークノミクス、DeFi、GameFi・ブロックチェーンゲーム、海外展開、事業戦略、新規事業開発、ブロックチェーン社会実装、NFT、dApps、DAO等に係るコンサルティング支援
資金調達・資本政策、マーケティング、翻訳等のハンズオン支援、Messari JAPAN運営
公式サイト:https://defimans.com/
X(旧Twitter):https://twitter.com/DeFimans
Medium:https://medium.com/@DeFimans
総合お問合せ:info@defimans.com
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