【慶應義塾】生体の水素ガス濃度と特定の腸内細菌が腸炎病態と相関することを発見
-炎症性腸疾患の発症や治療を予測するセンサー開発に期待-
慶應義塾大学薬学部と東京大学大学院工学系研究科の研究グループは、生体の水素ガス濃度や特定の腸内細菌が腸炎の病態と相関することを明らかにしました。本研究は慶應義塾大学薬学部薬学研究科修士課程2年の藤木雄太(ふじき ゆうた)(研究当時)、同大学薬学部の金倫基(きむ ゆんぎ)教授、東京大学大学院工学系研究科の田中貴久(たなか たかひさ)助教(研究当時)、内田建(うちだ けん)教授の研究グループの成果です。
本研究では、実験的大腸炎モデルを用いて、腸炎を誘発したマウスの複数の生体ガスの濃度変化を測定した結果、水素濃度が腸炎の病態と最も強く相関することを発見しました。また、水素産生菌を含む、特定の腸内細菌群の相対存在量が、腸炎の病態および水素の濃度変化と相関していることも分かりました。
本研究成果は、2023年11月6日にケンブリッジ大学出版局(Cambridge University Press)の『Gut Microbiome』(電子版)に掲載されました。
本研究では、実験的大腸炎モデルを用いて、腸炎を誘発したマウスの複数の生体ガスの濃度変化を測定した結果、水素濃度が腸炎の病態と最も強く相関することを発見しました。また、水素産生菌を含む、特定の腸内細菌群の相対存在量が、腸炎の病態および水素の濃度変化と相関していることも分かりました。
本研究成果は、2023年11月6日にケンブリッジ大学出版局(Cambridge University Press)の『Gut Microbiome』(電子版)に掲載されました。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2023/11/8/231108-1.pdf
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