イラクでのプログラミング教育を日揮グローバルと共同で実施

イラク・バスラ州の小学校でのプログラミング教育を実施すると同時に、子どもから大人までを対象にした教育事業を推進、同国におけるIT人材育成および雇用を促進する

キャスタリア株式会社

キャスタリア株式会社(代表取締役:山脇智志、本店:長野県塩尻市 東京本社:東京都港区 以下「キャスタリア」)は、海外でプラント・施設の設計・調達・建設事業を行う日揮グローバル株式会社(代表取締役社長執行役員:山﨑裕)が遂行中のイラク共和国(以下「イラク」)バスラ州での「バスラ製油所近代化プロジェクト」に付随したCorporate Social Responsibility(以下「CSR」)事業パートナーに2021年9月17日付けで採択されました。CSR活動としてイラク・バスラ州の小学生にプログラミング教育を提供すると同時に、日揮グローバルからの支援を受けイラクでのIT教育および訓練事業を推進します。

バスラ州の小学校の生徒たちバスラ州の小学校の生徒たち

■IT教育実施の経緯
イラクは戦後の学力低下が顕著であり若者の人口増加も相まって特にバスラ州では教育に対する投資が不足しています。特にSTEMや21世紀型教育と呼ばれる最先端の教育の提供はままならない状態です。また、若者の失業率も非常に高く、大学を卒業しても就職が難しい状況です。そこでITスキルとしてプログラミングを学ぶことは将来職へ直結します。

バスラはイラク南東にある同国第2の都市であり、世界有数の油田地帯です。図はGoogle Mapより引用。バスラはイラク南東にある同国第2の都市であり、世界有数の油田地帯です。図はGoogle Mapより引用。


■キャスタリア株式会社の強み
小学生向けにプログラミング教育をする際、紙とペンさえあれば命令ができるロボットを使った弊社独自教材を利用するため、PCやタブレット・インターネット環境がなくても簡単に実施ができます。また、小学生にプログラミングを教えるための教員育成も同時に行うため、現地人材育成にも貢献します。
キャスタリアは豊富な海外での実績があり、海外での円滑な事業遂行方法を熟知しています。また中東地域ではサウジアラビア・エジプトなどの国での実証調査や事業計画を行っておりサービスもアラビア語に対応していること、アラビア語対応可能なスタッフが日本人・アラブ人ともにいることから、今回の事業を受託いたしました。

公立小学校の教室風景公立小学校の教室風景


■事業内容
①CSR事業
イラク・バスラの公立小学校でプログラミング初級者向けの授業を行います。ここではコーディング習得ではなく、プログラミング的思考を育成することに注力します。プログラミング的思考を習得することで基礎学力の底上げが期待できます。
また、現地の学校教員に対してもプログラミング教育指導者養成講座を実施することで、現地指導人材の育成も行います。
2022年3月より2年間実施予定。

②ビジネス開発
将来的にプログラマーを目指す児童向けに、学習コミュニティーセンターにてプログラミング塾を開きます。①プログラミング的思考習得の次以降のステップを学び、最終的にはプログラミング言語JavaScriptまで学習します。
同センターではプログラミング学習に留まらず、児童の自主学習・オンライン学習・質問教室の場として活用することで、児童が安心して学べる空間を確保します。これらサービスをサブスクリプションモデルで展開することで、現地雇用の創出を確保し、ビジネスのローカル化を目指します。バスラからイラク全土、またアラブ世界全体へのビジネス展開を目指します。
2022年8月開始予定。

日本人の小学生が弊社プログラミング学習教材で学ぶ様子日本人の小学生が弊社プログラミング学習教材で学ぶ様子


■イラク・バスラ製油所近代化プロジェクトについて
イラクは世界有数の産油国ですが、現在操業中の2つの製油所は、戦災や老朽化により生産能力が低下しており、国内の石油製品需要を賄えず、ガソリン等の石油製品を輸入せざるを得ない状況となっています。今回、既存のバスラ製油所の隣接地に装置を新設することで軽油を増産します。
本プロジェクトの遂行に際し、延べ1,000人以上のイラク人に対する技能研修の実施と、約7,000人のイラク人技能労働者の雇用を予定しており、プロジェクト完工後には操業要員として2,000人以上の雇用創出効果が見込まれているため、イラクにおける失業問題の解決にも貢献します。
参照:日揮ホールディングス株式会社 2020/08/12発表ニュースリリース
https://www.jgc.com/jp/news/2020/20200812_1.html

■日揮グローバルのCSR事業について
日揮グループでは、企業グループとして取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として「世界各地域における共創共生」を掲げ、新興国、特にプラント建設国における地域貢献事業に積極的に取り組んでおられます。上記のバスラ製油所近代化プロジェクトでは、建設事業の円滑遂行のために地域との協調が欠かせません。日揮グローバルは、現地のニーズに沿った長期的な地域貢献として子供・学生への教育機会の提供が効果的であると考えており、海外における豊富な実績と先進教育事業のノウハウを有したキャスタリアを事業パートナーとして選定いただきました。

■キャスタリアについて
キャスタリア株式会社は“教育×ITで社会課題を解決する”をモットーに、 新たな学びを創出する企業です。 モバイルラーニングプラットフォーム「Goocus」を開発し企業や教育機関に提供しています。 独自のプログラミング教育教材と合わせ、日本のみならず中東・アフリカ地域を中心に事業を拡大しています。
URL : https://castalia.co.jp/ja/

 

 

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会社概要

キャスタリア株式会社

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URL
http://www.castalia.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦1-13-10 第3東運ビル8F
電話番号
03-3451-5131
代表者名
山脇智志
上場
未上場
資本金
6341万円
設立
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