平成27年度産炭国石炭採掘・保安技術高度化事業のうち海外派遣研修業務（インドネシア・バンカ・ブリトゥン大学）を実施

JOGMEC

2015年11月11日 16時48分

　JOGMEC（本部：東京都港区、理事長：河野博文）は、10月12日（月）から10月16日（金）までの間、インドネシア共和国バンカ･ブリトゥン州パンカルピナン市のバンカ･ブリトゥン大学において、同大学工学部の学生等を対象に石炭坑内採掘保安技術に関するセミナー研修を実施しました。

　本事業は、アジアの産炭国へ炭鉱技術者等を指導員として派遣し、我が国の炭鉱技術を移転することによって、我が国への安定的な石炭の供給確保を目的とし、2002年度より実施しているものです。
　本年度はインドネシアの他、ベトナムおよび中国へ炭鉱技術者等を派遣し、各国の石炭関係者を対象としたセミナー研修と現地炭鉱における技術指導研修を実施しています。

　10月12日（月）から10月16日（金）にかけて、インドネシア共和国バンカ・ブリトゥン州パンカルピナン市のバンカ・ブリトゥン大学工学部において、計148名の学生等を対象に坑内掘炭鉱における保安技術に関するセミナー研修を行いました。
　インドネシアでは、大学等でのセミナー研修の他、アライド･インド･コール・ジャヤ（AICJ）炭鉱（西スマトラ州）とグルバン・ダヤ・マンディリ（GDM）炭鉱（東カリマンタン州）の2炭鉱において、現地の炭鉱技術者を対象とした坑内採掘技術の指導を行なっています。
　本年度のインドネシアにおけるセミナー研修として、今後、パダン工業大学（西スマトラ州）等8箇所の大学等において、石炭坑内採掘保安技術に関する研修を実施する予定です。

　JOGMECは今後も本事業を通じ、産炭国の石炭坑内採掘保安技術の向上に貢献するとともに、我が国への安定的石炭供給の確保を図ってまいります。
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ファディラ･サブリ工学部長(右から2人目)の開講挨拶