日本初!保冷専用BOXを搭載した路線バスで「客貨混載」を開始
~宮崎県西都市-西米良村を結ぶ路線バスが保冷専用BOXを搭載し、クール宅急便も輸送~
宮交ホールディングス傘下の宮崎交通株式会社(代表取締役社長:菊池 克賴、以下「宮崎交通」)とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(代表取締役社長:長尾 裕、以下「ヤマト運輸」)は、本年1月16日より、日本初となる保冷専用BOXを搭載した路線バスを導入し、ヤマト運輸の保冷輸送サービス「クール宅急便」の大量輸送にも対応する「客貨混載」を開始します。
1.背景
宮崎交通とヤマト運輸は、2015年10月から西都市-西米良村、2016年6月から延岡市-高千穂町、日向市-諸塚村を結ぶ3路線の路線バスで「客貨混載」を開始し、過疎化や高齢化が進む中山間地域におけるバス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上に取り組んできました。中山間地域のバス路線網が維持されると共に、ヤマト運輸のセールスドライバーが地域に滞在する時間が増え、集荷締め切り時間が延長したことで、地域のお客さまから好評をいただいています。そうした中、農水産品などの温度管理が必要な荷物が増えてきたため、保冷専用の荷台スペースが必要となっていました。
このたび、宮崎交通とヤマト運輸は、西都市-西米良村を結ぶ路線バスに保冷専用BOXを搭載し、「クール宅急便」の大量輸送にも対応する「客貨混載」を開始します。
2.保冷専用BOXを搭載した路線バスの概要
※専用の蓄冷剤を約15個使用し、温度を0℃~8℃に保ちます。
3.今後の展開について
その他の路線への保冷専用BOX導入を検討すると共に、冷凍タイプの対応にも取り組んでまいります。
保冷専用BOX搭載した路線バスの運行フロー図
【客貨混載とは…】
人と貨物を同じ車両で一緒に運ぶことやお客さまの輸送に付随して貨物を運ぶことを意味します。
現行の制度※では、トラックは荷物を運ぶ業務、バスは人を運ぶ業務と明確化されていますが、一定の条件下でバス事業者等が少量の郵便物や新聞、その他の貨物を運ぶことができます。
※道路運送法第82条
一般乗合旅客自動車運送事業者は、旅客の輸送に付随して、少量の郵便物・新聞紙その他の貨物を運送することができる。
【参考】
客貨混載の取り組みは、第13回エコプロダクツ大賞「環境大臣賞」を受賞しました。
※エコプロダクツ大賞とは、エコプロダクツに関わりが深い民間団体が連携して設立されたエコプロダクツ大賞推進協議会が主催し、環境負荷の低減に配慮した製品・サービスを表彰する制度です。エコプロダクツのさらなる開発や普及を図ることを目的に平成16年に創設されました。
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