ブルーイノベーション、大阪府富田林市にてELIOS 3を活用した下水道点検技術の検証を実施
~「下水道展’25大阪」で実機・3Dデータを公開~
ブルーイノベーション株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 熊田貴之、以下 ブルーイノベーション)は、大阪府富田林市にて、屋内点検用球体ドローン「ELIOS 3(Flyability社製)」を活用した下水道点検技術の検証を実施いたしました。
本取り組みは、国土交通省による「老朽下水道の緊急重点調査」を受けた社会的背景のもと、特に硫化水素や流水などにより人力調査が困難な管路において、安全性と効率性を両立する新技術の導入可能性を検証することを目的としたものです。当日は、府内約15の自治体から行政関係者が参加し、現場における技術の有効性を確認いただきました。
なお、本検証の詳細と実機映像・データは、2025年7月29日より開催される「下水道展’25大阪」ブルーイノベーションブース(1号館・1-212)にて公開予定です。現場運用に即したソリューションを、実際にご体感いただける機会となります。

大阪府富田林市での技術検証の様子(左)と管渠に進入するELIOS 3(右)
■実証概要
本検証は、富田林市内の2種類の閉鎖空間(2200×1800mmのボックスカルバート、Φ1500の管渠)にて実施されました。ELIOS 3は、GPSが届かない環境下でも独自のSLAM技術により安定飛行を実現。高輝度LEDライトと高解像度カメラにより管内の状況を鮮明に可視化しました。
特に、合流部における汚泥の堆積状況など、従来把握困難だった箇所もリアルに映像で確認されました。
参加者からは「予想以上に映像が鮮明」「飛行が安定しており、安心して見ていられる」といった評価が寄せられています。
さらに、取得された点群データは、専用ソフト「Inspector」を用いて解析され、3Dマップ上での映像位置の可視化や、任意ポイントでの距離測定、再解析が可能であり、映像の記録から“使えるデータ”としての活用性の高さが示されました。
■今後への期待と展望
参加した富田林市の職員からは、以下のようなコメントが寄せられています。
「ドローンで撮影された映像が、非常に綺麗で、操作も簡単でした。点検箇所を3Dマップ上で確認できる点も魅力的です。今後、自動飛行や、異常箇所の自動検出などが出来ると良いなと思います。長時間飛行のニーズに応える、大容量タイプのバッテリも登場しており、さらなる発展を楽しみにしています。」
本検証を受けて、ブルーイノベーションは今後、富田林市を含む府内自治体とのモデル事業化や導入支援の協議を進めてまいります。
■下水道展’25大阪 出展情報
ブルーイノベーションは、今回の富田林市での技術検証事例を含む、ELIOS 3による下水道点検ソリューションを「下水道展’25大阪」にて展示いたします。
ブースでは、実機展示のほか、検証時に取得された飛行映像や点群3Dデータも公開予定です。導入検討・現場実装を見据えた情報収集の場として、ぜひお立ち寄りください。
開催日程: 2025年7月29日(火)~8月1日(金)
会場: インテックス大阪
ブース番号: 1-212(1号館)
■会社概要
ブルーイノベーション株式会社(東京都文京区|東証 5597)
1999年6月設立。複数のドローン・ロボットを遠隔で制御し、統合管理するためのベースプラットフォームであるBlue Earth Platform(BEP)を軸に、以下ソリューションを開発・提供しています。
・点検ソリューション(プラント・工場・公共インフラなどのスマート点検、3D モデル化など)
・教育ソリューション(法人の人材育成、パイロット管理システム提供など)
・ポートソリューション(ドローンポートシステム提供など)
・ネクストソリューション(監視、清掃システム提供など)
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