【茨城交通】呼出型最適経路バス 「MyRideのるる」 本格運行開始
昨年7月よりの実証運行の結果、利用者数が導入前の1.3倍に達し、10月より本格運行を決定。
高萩市及び茨城交通株式会社(本社:茨城県水戸市、代表取締役社長 任田正史、以下「茨城交通」)は、2022年10月1日より茨城県高萩市内において呼出型最適経路バス「MyRideのるる(以下、「のるる)」の本格運行を開始します。
のるるは、2021年7月に実証運行を開始し、段階的にバス停数及び車両台数の拡大を実施してきました。この1年間の実証運行では、これまで多くのお客様がご利用くださり、「便利になった」との声をいただいております。実際、この数カ月では以前の定時定路線バス以上の利用者数となっております。こうした実証運行の結果を踏まえ、本格運行へ移行することを決定しました。
また、高萩市と茨城交通は、本格運行に関する協定を締結し、両者が協力して継続的な利用促進に取り組みます。
なお本件は、市民代表、交通事業者、関係団体等から構成される高萩市地域公共交通会議(2022年8月2日開催)での合意を受けております。
1.呼出型最適経路バスの特徴・導入目的
呼出型最適経路バスとは、人工知能(AI)を利用して、利用者からのリクエストに合わせてバスの運行経路とダイヤを最適化して運行するものです。既存の標柱バス停に加えて、システムの地図上に数多くの仮想バス停(バーチャルバス停=VBS)をきめ細かく設定します。
利用希望者が専用アプリ「MyRideのるる」や電話で希望する出発地と目的地をリクエストすると、他の乗客の予約内容や道路混雑状況等に合わせて、AIが最適な運行経路とスケジュール(ダイヤ)を生成します。
従来の定時定路線のバスは、運行経路・乗降場所・ダイヤが決まっていますので、通勤や通学等で大勢の利用者が毎日決まった時間に同じ目的地へ移動する需要に適しています。一方、呼出型最適経路バスは、出発地と目的地が異なる多様な移動需要に適したサービスです。高萩市では、朝と夕方~夜は定時定路線バス、日中は呼出型最適経路バスに切り替えて運行することで、ユーザーのニーズに即し、利便性を向上させています。
運行事業者としても運転士1日あたりの乗客数が増えることで生産性が向上し、地域路線バスの持続可能性を高めることにもつながります。
<のるるで使用する中型バス>
2.実証運行のまとめ
【実証運行期間の取り組み】
実証運行では、利用者の利便性向上と利用者数の拡大を目的に、高萩市と茨城交通が協力して、各種プロモーションの実施やサービス水準の向上に努めました。
【サービス設計の特徴】
本サービスにより、利用者は次のメリットを享受することができます。
●多数の仮想バス停を設定することで、既存バス停よりも希望場所に近い場所で乗降ができます。
●運行時間帯(概ね8:30~15:00)内であれば、利用したいときにバスを呼び出せます。
●利用者はアプリ画面で、乗車するバス停までのルート案内や、乗車する車両の現在位置・バス停予定到着時刻、車両情報(ナンバープレート等)を確認できます。
●乗車後は、車両の現在位置と目的地までの経路と予定到着時刻が表示されます。
【実証運行での成果】
実証運行開始以降、サービスの周知と新規利用者の獲得に努めたことにより、登録者数及び利用者数は徐々に増加してきました。また、本サービスの利便性を享受できるアプリの利用方法の周知に努めたことで高齢者のアプリ利用割合も増加傾向にあります。その結果として、利用者の外出機会の増加にも寄与するなど、のるるは高萩市内における日中の日常的な交通手段として定着しつつあります。
3.本格運行の内容
本格運行ではこれまでの運行内容を継続します。
●運行開始日:2022年10月1日(土)
●道路運送法上の区分:一般乗合旅客自動車運送事業
●運行エリア:高萩市内 常盤自動車道以東エリア
●バス停: 237箇所(既存バス停96箇所、仮想バス停141箇所)
●車両数:中型バス平日4台・土日祝2台
●運行日:毎日
●運行時間帯:概ね8:30~15:00(土日祝は概ね9:00~14:00)
●予約方法:専用アプリ(スマートフォン)での予約/電話予約
●対象利用者:どなたでもご利用可能
●運賃:1乗車大人300円、小人150円
※高萩市内在住の満65歳以上を対象にした市の運賃半額助成制度があります。
●支払い方法:降車時に現金もしくは「でんてつハイカード」でお支払い
※高萩市内の定時定路線定期券(片道定期券を除く)をお持ちの方は、定期券区間外でも降車時の提示で利用可能
【参考.会社概要】
●茨城交通株式会社
所在地:〒310-0055 茨城県水戸市袴塚三丁目5番36号
設立:2009年3月
代表者:代表取締役社長 任田正史
事業内容:バス事業(乗合・高速・貸切)、旅行業、自動車整備業、不動産業・広告業・保険業、レンタカー業
サイト: http://www.ibako.co.jp/
のるるは、2021年7月に実証運行を開始し、段階的にバス停数及び車両台数の拡大を実施してきました。この1年間の実証運行では、これまで多くのお客様がご利用くださり、「便利になった」との声をいただいております。実際、この数カ月では以前の定時定路線バス以上の利用者数となっております。こうした実証運行の結果を踏まえ、本格運行へ移行することを決定しました。
また、高萩市と茨城交通は、本格運行に関する協定を締結し、両者が協力して継続的な利用促進に取り組みます。
なお本件は、市民代表、交通事業者、関係団体等から構成される高萩市地域公共交通会議(2022年8月2日開催)での合意を受けております。
1.呼出型最適経路バスの特徴・導入目的
呼出型最適経路バスとは、人工知能(AI)を利用して、利用者からのリクエストに合わせてバスの運行経路とダイヤを最適化して運行するものです。既存の標柱バス停に加えて、システムの地図上に数多くの仮想バス停(バーチャルバス停=VBS)をきめ細かく設定します。
利用希望者が専用アプリ「MyRideのるる」や電話で希望する出発地と目的地をリクエストすると、他の乗客の予約内容や道路混雑状況等に合わせて、AIが最適な運行経路とスケジュール(ダイヤ)を生成します。
従来の定時定路線のバスは、運行経路・乗降場所・ダイヤが決まっていますので、通勤や通学等で大勢の利用者が毎日決まった時間に同じ目的地へ移動する需要に適しています。一方、呼出型最適経路バスは、出発地と目的地が異なる多様な移動需要に適したサービスです。高萩市では、朝と夕方~夜は定時定路線バス、日中は呼出型最適経路バスに切り替えて運行することで、ユーザーのニーズに即し、利便性を向上させています。
運行事業者としても運転士1日あたりの乗客数が増えることで生産性が向上し、地域路線バスの持続可能性を高めることにもつながります。
<のるるで使用する中型バス>
2.実証運行のまとめ
【実証運行期間の取り組み】
実証運行では、利用者の利便性向上と利用者数の拡大を目的に、高萩市と茨城交通が協力して、各種プロモーションの実施やサービス水準の向上に努めました。
【サービス設計の特徴】
本サービスにより、利用者は次のメリットを享受することができます。
●多数の仮想バス停を設定することで、既存バス停よりも希望場所に近い場所で乗降ができます。
●運行時間帯(概ね8:30~15:00)内であれば、利用したいときにバスを呼び出せます。
●利用者はアプリ画面で、乗車するバス停までのルート案内や、乗車する車両の現在位置・バス停予定到着時刻、車両情報(ナンバープレート等)を確認できます。
●乗車後は、車両の現在位置と目的地までの経路と予定到着時刻が表示されます。
【実証運行での成果】
実証運行開始以降、サービスの周知と新規利用者の獲得に努めたことにより、登録者数及び利用者数は徐々に増加してきました。また、本サービスの利便性を享受できるアプリの利用方法の周知に努めたことで高齢者のアプリ利用割合も増加傾向にあります。その結果として、利用者の外出機会の増加にも寄与するなど、のるるは高萩市内における日中の日常的な交通手段として定着しつつあります。
3.本格運行の内容
本格運行ではこれまでの運行内容を継続します。
●運行開始日:2022年10月1日(土)
●道路運送法上の区分:一般乗合旅客自動車運送事業
●運行エリア:高萩市内 常盤自動車道以東エリア
●バス停: 237箇所(既存バス停96箇所、仮想バス停141箇所)
●車両数:中型バス平日4台・土日祝2台
●運行日:毎日
●運行時間帯:概ね8:30~15:00(土日祝は概ね9:00~14:00)
●予約方法:専用アプリ(スマートフォン)での予約/電話予約
●対象利用者:どなたでもご利用可能
●運賃:1乗車大人300円、小人150円
※高萩市内在住の満65歳以上を対象にした市の運賃半額助成制度があります。
●支払い方法:降車時に現金もしくは「でんてつハイカード」でお支払い
※高萩市内の定時定路線定期券(片道定期券を除く)をお持ちの方は、定期券区間外でも降車時の提示で利用可能
【参考.会社概要】
●茨城交通株式会社
所在地:〒310-0055 茨城県水戸市袴塚三丁目5番36号
設立:2009年3月
代表者:代表取締役社長 任田正史
事業内容:バス事業(乗合・高速・貸切)、旅行業、自動車整備業、不動産業・広告業・保険業、レンタカー業
サイト: http://www.ibako.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像