日本インパクト投資2号ファンドによるBPOテクノロジー株式会社への投資実行について
BPOテクノロジーは、「オンラインアシスタントを、日本でも当たり前に。」をビジョンに掲げ、バックオフィス業務をオンラインアシスタントが請け負うサービス「フジ子さん」を展開しています。
日本では、生産年齢人口の減少等を背景に今後も慢性的な人手不足が予想されており、中小企業でもこれが顕著です。一因として、子育て世代の出産育児による離職や介護のための離職等により労働力率が低下する傾向があることが指摘されていますが、何らかの事情で従来の働き方が難しくなった方に「100%テレワーク×フレックス×急に休めるチーム制」という柔軟な働き方の選択肢を提供する「フジ子さん」には、埋没した労働力の掘り起こしへの貢献が期待されます。
「フジ子さん」では、最新のITツールを活用した業務効率化のための自動化提案も併せて行うことから、DX化に課題を感じている顧客企業にとって、バックオフィス業務のアウトソースが同時に業務DXの推進にも貢献しています。さらに、BPOテクノロジーでは、業務の受注を通して蓄積してきた知見やノウハウを活用し、ヒトに代わってデジタルが一部業務遂行する取り組み(デジタルレイバー化)を進めていく方針です。
こうしたBPOテクノロジーの事業が、場所や時間にとらわれずに柔軟に仕事を継続する機会の創出と、企業の人手不足や生産性の改善およびDXに繋がることを期待し、はたらくFUNDが目指す「多様な働き方・生き方の創造」に沿っていると判断し、今般のインパクト投資を実行しました。また、投資検討段階からBPOテクノロジーの事業が社会に与えるインパクトを測定・可視化し、その結果を経営や事業プロセスの改善に活かす「インパクト測定・マネジメント」※1の導入についても経営陣と議論を重ねてきました。出資実行後も、社会的価値の創出と経済的価値の最大化の両面からBPOテクノロジーをサポートすることで、引き続き、インパクト投資のエコシステム構築を積極的に推進してまいります。
※1 社会的インパクト評価を経営のPDCAサイクルに取り込み、マネジメントに活かすこと。
【BPOテクノロジー株式会社の概要】
名 称:BPOテクノロジー株式会社
設立日:2017年2月
代表者:代表取締役社長 山田 真也
本社所在地:東京都中央区銀座六丁目14番8号
事業内容:オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」の提供
【はたらくFUNDの概要】
名 称:日本インパクト投資2号投資事業有限責任組合(通称、「はたらくFUND」)
設立日:2019年6月
無限責任組合員:一般財団法人社会変革推進財団 / 新生インパクト投資株式会社
アドバイザー株式会社みずほ銀行
期 間:投資期間5年、組合期間10年
投資対象:子育て・介護・新しい働き方関連事業を営むアーリーからレイターステージ企業
社会変革推進財団(SIIF)について
社会課題解決と多様な価値創造が自律的・持続的に起こる社会を目指し、自助・公助・共助の 枠組みを超えた社会的・経済的資源循環のエコシステムの実現を目指しています。ソーシャ ル・インパクト・ボンドをはじめとするインパクト投資のモデル開発や実践、普及のための環 境整備、調査研究・政策提言に取り組んでいます。 SIIF は日本財団から助成を受けこれらの活動を行っています。 https://siif.or.jp/
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