【mederi調査】約7割の親が性教育の課題に直面。避妊やピルの知識を「インターネットから得た」が半数の結果に
自分が学校で受けた性教育が「役に立った」と回答した親は約2割。家庭と学校の性教育に課題が残る。
オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開するmederi株式会社(東京都目黒区、代表取締役:坂梨 亜里咲、以下当社)は、メデリピルのユーザー345名へ、家庭の性教育に関する意識調査を公開いたしました。
調査概要
調査テーマ :家庭の性教育に関する意識調査
対象人数 :N=345人
調査対象 :子供を持つメデリピルユーザー
調査期間 :2023年12月15日~12月17日
調査方法 :アンケートフォームを用いたインターネット調査
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、必ず【mederi調べ】とご明記ください。
サマリー
約7割が家庭での性教育に抵抗や難しさを感じている。約半数がインターネットで性に関する知識を得ており、家庭や学校の性教育に課題が残る。
本調査は、子供を持つメデリピルユーザーを対象に実施しました。
調査対象者の子供の年齢は、「小学生未満(30.4%)」が約3割、「小学1〜2年生(14.8%)」「小学3〜4年生(13.8%)」「小学5〜6年生(11.5%)」が合わせて約4割となりました。
家庭で教える性教育の内容は「生理について(27.7%)」が最も多く、次いで「ジェンダーの多様性について(11.4%)」「妊娠について(9.6%)」が多い結果となりました。反対に、「妊孕力や不妊について(0.6%)」が最も少なく、次いで「性感染症について(1.5%)」「中絶について(2.1%)」が少ない結果に。また「教えていない(17.4%)」が約2割となり、家庭によって性教育の実施有無や内容にバラつきがあると考えられます。「その他(2.9%)」では、幼い子供に対してプライベートゾーンについて教えているという意見が多くありました。
「家庭での性教育に抵抗や難しさを感じますか?」という設問では、「とても感じた(28.0%)」「感じた(39.8%)」が合わせて7割近くを占める結果に。理由としては、「言葉選びが難しい」「子供が理解しているのか分からない」といった、子供と目線を合わせることの難しさを感じている人が多く、また「子供が異性のため、何を教えたら良いか分からない」といった、母親が男児に性教育を教えることへのハードルを感じている意見が多く見受けられました。
また、子供の性事情の認知度を問う質問では、「全く知らない(29.6%)」「あまり知らない(36.8%)」が65%以上となり、親子間で子供の性事情に関して話しずらさがあると考えられます。
自分が学校で受けた性教育はどれくらい役に立ったかという設問では、「とても役に立った(2.3%)」「役に立った(19.7%)」と回答した割合が約2割という少ない結果になりました。また、「ご自身は避妊やピルなどの性の知識をどこで知りましたか?」という設問では、「インターネットから(自分で調べた/30.9%)」が最も多く、「インターネットから(SNSで知った/19.2%)」と合わせると全体の約半数の結果に。一方で、「親・親戚から(4.5%)」が最も少なく、学校や家庭からよりも、インターネットで知識を得ている人が多いことが分かりました。
子供にピルをすすめたいかという設問では「すすめたい(81.7%)」が8割を超える結果となりました。実際に自身が飲んだことで、「生理不順やPMSの改善の効果を感じたから」という理由が多く、子供自身の生活や人生を考える上で、ピルを飲むという選択肢も視野に入れて欲しいと考えている人が多いことが伺えます。
本調査の結果から、家庭での性教育の難しさを感じている親が多いことが分かったとともに、学校での性教育をより充実させる必要があると考えます。
調査データ詳細
調査対象者の子供の年齢は、「小学生未満(30.4%)」が約3割、「小学1〜2年生(14.8%)」「小学3〜4年生(13.8%)」「小学5〜6年生(11.5%)」が合わせて約4割。
家庭での性教育の内容は「生理について(27.7%)」が最も多く、次いで「ジェンダーの多様性について(11.4%)」「妊娠について(9.6%)」が多い結果に。反対に、「妊孕力や不妊について(0.6%)」が最も少なく、次いで「性感染症について(1.5%)」「中絶について(2.1%)」が少ない結果に。
「家庭での性教育に抵抗や難しさを感じますか?」という設問では、「とても感じた(28.0%)」「感じた(39.8%)」が7割近くを占める結果に。
家庭での性教育に抵抗や難しさを感じた理由(一部抜粋):
・上手に伝えることが難しく、産婦人科医がおすすめしていた本を見せながら教えたが伝わっているか分からない。
・大事なことだけに言葉選びが難しかった。伝え方を間違えて逆に興味を持たせすぎてしまうのではないか心配だった。
・母親の立場で男の子相手にどこまでの情報をどういう言葉で伝えたらいいか悩みます。
子供の性事情の認知度を問う質問では、「全く知らない(29.6%)」「あまり知らない(36.8%)」が65%以上。
自分が学校で受けた性教育はどれくらい役に立ったかという設問では、「とても役に立った(2.3%)」「役に立った(19.7%)」と回答した割合が約2割。
「ご自身は避妊やピルなどの性の知識をどこで知りましたか?」という設問では、「インターネットから(自分で調べた/30.9%)」が最も多く、「親・親戚から(4.5%)」が最も少ない結果に。
子供にピルをすすめたいかという設問では「すすめたい(81.7%)」が8割を超える結果に。
ピルをすすめたい理由(一部抜粋):
・私自身が飲んで良かったと思っているから。生理の痛みや辛さは全て受け止める必要はないと思います。
・マイナスなものではなく、自分の体を守ったり体の調子を整えるために後ろめたい選択肢ではないことを伝えたい。
・避妊だけではなく生理の不快症状を軽減するものでもあるので、目的に応じて必要と判断したら服用しても良いと思います。
性教育に関する意見や要望(一部抜粋):
・性教育は親の役目と思いながら、やはり教えづらさを感じます。SNSやインターネットで誤った知識を得てしまうのも怖いです。
・性交渉のリスクや性病のことなど自分を守るための知識が欲しかったので、これからの時代はそういった具体的な性教育が必要だと思う。
・子どもだからと決めつけず、年齢に見合った教育が必要だと思う。あとになってからでは遅いこともたくさんあると思います。
・日本の性教育は、どこか恥ずかしいもの、オープンに話しにくいという意識が根強い。当たり前にオープンに話せるように変わっていってほしい。
出張授業について
mederiでは産婦人科医とともに学校にお伺いし、性教育を教える出張授業を行っています。生理の仕組みやからだの変化について理解を深め、生理に悩まされない快適な学生生活をサポートすると共に、将来のライフプランについて考えるきっかけを提供します。
【教育関係者の皆様へ】
学生時代に「正常な生理」や「生理トラブルの危険性」「何歳まで妊娠できるのか」など、からだについて学ぶ機会が少なく、大人になって気づかないうちに病気を患っていたり、妊娠適齢期になり、無知であったことを後悔する女性が多くいます。私たちはこの授業を通して、生理やからだについて理解を深めてもらい、学生さん達の快適な学校生活・将来に役立てればと思っています。性別に問わず、正しい知識を身につけることにより、互いを理解し合い、優しく助け合える関係性や環境を築くことができると考えています。
<出張授業に関するお問い合わせ先>
https://contact.mederi.jp/class
mederi Pill(メデリピル)について
メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※mederi Pillは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います
mederi株式会社
【会社概要】
より女性が生きやすく暮らしやすく、働きやすい社会にむけて。
すべての女性が自分の体のことをきちんと知り、大切に、愛でられるように。安心、安全を追い求めながら、心と体のバランスを整えるためのサービスを提供するフェムテックカンパニーです。
会社名:mederi株式会社
代表者:代表取締役 坂梨 亜里咲
所在地:東京都目黒区大橋2-22-6 唐木ビル5F
設立日:2019年8月1日
URL:https://mederi.jp/
<取材や調査内容に関するお問い合わせ先>
mederi株式会社 広報 : https://contact.mederi.jp/corporate
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