臨床疑問×AI「Medii Q」正式提供開始

“調べる”から専門医に“相談する”までを、AIでシームレスに

Medii

医師向け専門医相談サービス「Medii Eコンサル」を展開する株式会社Medii(本社:東京都新宿区、代表取締役医師:山田 裕揮、読み:メディ、以下 Medii)は、医師が日常診療で抱える臨床疑問の解消をより一層サポートするAIサービス「Medii Q」(メディ キュー)を2025年7月17日より正式に提供開始します。

本サービスは、医師会員であれば登録・利用ともに無料で、回数制限なく提供されます。

Medii Qの概要

「Medii Q」は、医師が臨床上の疑問をフリーテキストで入力すると、AIが信頼性の高い情報ソースから最適なエビデンスを論文から即時に取得して、高度な医療情報を端的に提供し、さらに、各分野のエキスパート専門医へシームレスに相談することも可能とするサービスです。

「Medii Q」は、最新エビデンスの即時把握とエキスパート専門医の知見を組み合わせ、より迅速で的確な意思決定をサポートします。

Medii Qの主な特長

◾️最新モデルの高性能AIを、医師によるリサーチに最適化して無料提供

一般的には有料で提供されるレベルの高性能AI最新モデルをベースに、医学コンテンツに合わせて最適化。このAIによる論文の抽出機能を、医師であれば無料でご利用いただけます。

◾️信頼できる情報ソース、ファクトチェックも効率化

世界的な医学文献データベース「PubMed」の論文等を情報源として生成。根拠となる論文リンクも併せて表示されるため、医師はいつでも元情報に当たり、ファクトチェックを効率的に行うことができます。

◾️そのまま信頼できる専門医に直接匿名相談

医師向け専門医相談サービス「Medii Eコンサル」と連携し、全国1,500名以上のエキスパート専門医への無料相談にそのまま進むことができます。これにより、医師の疑問解決までの一連の流れを包括的に支援します。

Medii Eコンサル:https://medii.jp/e-consult

※Medii Eコンサルは、医師間の情報共有を目的としたものであり、診断や治療の有効性や安全性を保証する医療機器ではありません。

◾️万全のセキュリティ体制で、安心して利用可能

ワンタイムパスワード認証を導入することで、不正アクセスのリスクを低減しています。さらに、医療情報システムを取り扱う上で遵守すべき「3省2ガイドライン※」にも準拠しており、医師が機微な情報も安心して取り扱える環境を整備しています。また、Mediiはプライバシーマーク、及びISMS認証を取得しています。

※厚生労働省・経済産業省・総務省によって制定された、医療情報システムを取り扱う医療機関や事業者が従うべき指針

サービス名 :Medii Q(メディ キュー)※1 

正式提供開始日 :2025年7月17日 

対象:医師

提供形態:Medii Eコンサルにログイン後、利用可能 

利用料金:無料

利用回数:制限なし※2 

webページ :https://medii.jp/q

※1 Medii Qは、高度な医療コミュニケーションための情報の提供支援を目的としたものであり、診断や治療の有効性や安全性を保証する医療機器ではありません。

※2 サービスの安定的な提供のため、利用回数については将来的に変更となる可能性がございます。

今後の展望

Medii Qは今後、医学文献データベースに加えて、Medii Eコンサルに蓄積された豊富な実症例データをもとにした“経験知”も活用可能な仕組みへと進化していく予定です。たとえば、Medii Eコンサルで相談された過去の類似症例を事例集から表示させたり、専門医に相談する際の投稿文をAIが補助生成したりと、医師の思考プロセスを多角的にサポートする機能追加を2025年内に予定しています。

また、Medii Qを通じてユーザーから寄せられた”関心ごと”や”困りごと”を体系化することで、次のソリューションにつなげていくことを志向していきます。

今後も医師の声をもとに開発とアップデートを重ね、現場で本当に役立つツールとして成長を続けていきます。

開発の背景

医療現場では、診断や治療に関する判断に迷う場面が日常的に生じており、その度に必要な情報を医師が自ら調べて解決を図っています。しかし、医療の進歩と共に情報量が急増し、限られた時間の中で信頼性の高い情報に迅速に辿り着くことが難しくなっています。

新たな情報収集の手段として生成AIの活用も進んでいますが、誤情報のリスクがあり、結局は出典やエビデンスの確認が必要となります。実際にMediiが2025年5月に実施した医師へのアンケート調査(※)では、生成AIを利用している医師の60%が「情報の正確性にばらつきがある」、46%が「医学的な専門性が不足している」、43%が「エビデンスが不明瞭である」と回答しています。特に、専門的な深い知見が必要とされる疑問に対しては、既存ツールだけでは十分な解決策を得ることが難しいのが現状です。

こうした課題を踏まえ、Mediiは医師が日々行っている“困った時に調べる”という行為を効率化し、エキスパート専門医に“相談する”までを一貫してサポートするため、「Medii Q」を開発しました。

※本アンケート調査に関する詳細記事はこちら:https://medii.jp/news/pharma-insights_20250623

株式会社Mediiについて

Mediiは「誰も取り残さない医療を」というミッションを掲げ、希少疾患やがんなど診断技術や治療法が高度に進化する領域を中心に、医療課題の解決に取り組んでいます。主治医が適切なエキスパート専門医に迅速に相談できる「Medii Eコンサル」を提供し、医師でも対応が難しい患者の早期診断と治療の最適化に貢献しています。また、製薬企業との協業プロジェクトを展開することで、主治医・エキスパート専門医・製薬企業・患者それぞれに価値をもたらす四方良しで持続可能な新しい医療インフラを構築しています。

​​会社名:株式会社Medii(メディ)

所在地:東京都新宿区新宿1-23-1 THE PORTAL 新宿御苑 4F

設立:2020年2月20日

資本金:1億円

代表者:代表取締役医師 山田 裕揮

URL:https://medii.jp

※本プレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社、各権利者の商標または登録商標です。

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会社概要

株式会社Medii

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URL
https://medii.jp
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都新宿区新宿1-23-1 THE PORTAL 新宿御苑 4F
電話番号
03-6822-4970
代表者名
山田 裕揮
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2020年02月