モデルナとCytomX社、mRNAベースの治療薬に関する戦略的共同研究を発表

この資料は、モデルナ(マサチューセッツ州ケンブリッジ)が2023年1月5日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳したもので、報道関係者の皆さまに参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.modernatx.comをご参照下さい。
共同研究では、モデルナのmRNA技術をCytomX社のProbody®プラットフォームと組み合わせ、がん領域および非がん領域に対する治療薬を創製し開発

CytomX社は、追加研究、マイルストーンおよびロイヤリティに関する前払い金として3500万ドルを受領

【米国マサチューセッツ州ケンブリッジおよびカリフォルニア州サウスサンフランシスコ、2023年1月5日発】 メッセンジャーRNA(mRNA)治療薬とワクチンのパイオニアであるバイオテクノロジー企業のモデルナ(NASDAQ:MRNA)と、条件に応じて活性化するがん治療薬分野のリーダーであるCytomX Therapeutics, Inc.(NASDAQ:CTMX、以下、CytomX社)は、モデルナのmRNA技術およびCytomX社のProbody®治療プラットフォームを用い、mRNAベースの治療薬を作り出すための共同研究およびライセンス契約を締結したことを本日発表しました。

共同研究では、モデルナとCytomX社の中核である先進的科学を活用します。モデルナのmRNAプラットフォームは、基礎および応用の研究・医薬デリバリー技術・製造において進歩し続けることを目指して構築されており、感染症、免疫腫瘍学、希少疾患、循環器疾患ならびに自己免疫疾患のための治療薬とワクチンの開発を可能にしています。CytomX社のProbody®技術は、全身循環においては不活性状態を維持しつつも、病変組織内でタンパク質を局所的に活性化することを可能にします。これら先進的科学により、病変組織以外では不活性状態を維持する強力な生物学的製剤をmRNAでコード化し、さまざまな疾患の治療に役立てる戦略が可能になりました。

モデルナの研究・早期開発部門シニア・バイスプレジデント、ローズ・ラフリン(Rose Loughlin)医学博士は「CytomX社との共同研究で両社の技術を組み合わせ、mRNAベースで条件に応じて活性化する治療薬を患者さんにお届けできる可能性について大変嬉しく思います。モデルナとCytomX社は、生物学と科学技術がもたらす相乗効果に投資し、患者さんの人生を変えるためのビジョンを共有しています。また、この共同研究により、成長し続けているモデルナの治療薬パイプラインの用途は拡大するでしょう」と述べています。

CytomX社の最高経営責任者兼取締役会長ショーン・マッカーシー(Sean McCarthy)医学博士は「CytomX社では、Probody®技術を用いた治療薬の可能性を構築するため常に大胆な科学を取り入れてきました。がん領域においてモデルナ社と協力すること、そしてさらに大きな可能性があると考えられる非がん領域にも我々の技術を応用できることを大変嬉しく思います。モデルナの世界的な影響力はmRNAの絶大な力を示しています。我々はこの新たな協力関係のもとで密接に協働し、mRNAを用いた条件に応じて活性化する新しい治療薬を、アンメットメディカルニーズを抱える患者さんに届けることを心待ちにしています」と述べています。


アライアンスについて
当該契約の条件では、CytomX社が研究資金500万ドルを含む3500万ドルの前払金を受け取ります。CytomX社は、継続的に研究資金を受領し、今後の開発、薬事および販売に関連するマイルストーンの支払いについて約12億ドルを受け取る権利を有します。CytomX社はまた、当該契約下で販売される製剤のグローバルな純売上高に関し、段階的なロイヤリティを受け取ることも可能です。モデルナとCytomX社は、創薬および非臨床開発に関する共同研究を行い、モデルナは、当該契約に起因する治療薬の臨床開発および販売に関する主要な役割を担います。当該契約は、CytomX社による今後の新株発行による資金調達に一定の期間、条件および規制要件に応じて参加する選択肢をモデルナに提供します。

モデルナ社について
モデルナは、2010年の創業から今日までの10年強の間に、メッセンジャーRNA(mRNA)分野の科学研究型企業から、現在は7つのモダリティにわたる多様なワクチンと治療薬の製品ならびに臨床開発段階のプログラムを有する企業へと発展しました。モデルナはmRNAと脂質ナノ粒子製剤を含む幅広い知的財産ポートフォリオを構築し、最新の大規模製造設備では迅速な臨床開発と臨床使用を目的とした生産が可能です。モデルナでは国内外の様々な政府や企業との提携関係を継続しており、革新的な科学の進展と速やかな製造拡大の実現を可能にしています。最近では、これらモデルナの能力を結集した例として、新型コロナウイルス感染症拡大に対し、効果的なワクチンを早期に開発、承認取得に至ったことがあげられます。
モデルナのmRNAプラットフォームは、基礎および応用の研究・医薬デリバリー技術・製造においての継続的な進歩を目指して構築されており、感染症、免疫腫瘍学、希少疾患、循環器疾患、並びに自己免疫疾患のための治療薬とワクチンの創出を可能にしています。過去8年間、Science誌によりトップのバイオ医薬品企業として選出されました。さらなる詳細は、www.modernatx.com またはhttps://www.modernatx.com/ja-JPをご覧ください。

CytomX Therapeutics社について
CytomX社は、がんを種々の方法により破壊することに専念する臨床段階の腫瘍学に焦点を当てたバイオ医薬品企業です。CytomX社は、自らのProbody®技術プラットフォームにより強化し、条件に応じて活性化する新規クラスの生物学的製剤を開拓することにより、現在のがん治療の限界を超越することを目標にしています。CytomXの頑健かつ分化されたパイプラインは、抗体薬物複合体(「ADC」)、T細胞二重特異性抗体(「TCB」)ならびにサイトカインやチェックポイント阻害剤(「CPI」)などの免疫調節薬を含む複数の治療モダリティにわたった治療薬候補で構成されています。CX-2029は、CD71向けの条件に応じて活性化する抗体薬物複合体(ADC)の治験薬であり、扁平上皮非小細胞肺癌患者において抗腫瘍活性を促進することが示されており、AbbVie社との共同研究にて開発中です。CytomX社の臨床パイプラインには他にも、Bristol Myers Squibb社との共同研究によるCTLA-4を標的としたProbody®治療薬BMS-986249およびBMS-986288など、バリデーション済みの標的に対するがん免疫療法候補、ならびにAmgen社との共同研究による、腫瘍細胞上の上皮成長因子受容体(EGFR)およびT細胞上のCD3受容体を標的とし、条件により活性化するT細胞二重特異性抗体CX-904が含まれています。さらに、CytomX社は全額出資資産である種々の非臨床試験ポートフォリオを有しており、従来の腫瘍免疫学の応答性腫瘍に加え非応答性(非炎症性)腫瘍において広範な潜在的応用性を有するインターフェロン アルファ-2b ProbodyサイトカインであるCX-801、ならびにEpCAMに対して条件に応じて活性化するADCであり複数のEpCAM発現上皮癌において潜在的応用性を有するCX-2051が含まれます。また、CytomX社は、AbbVie社、Amgen社、Astellas社、Bristol Myers Squibb社、Regeneron社およびモデルナ社を含む腫瘍学の複数のリーダーとの戦略的協力関係を構築しています。CytomX社に関する詳細な情報や、がんとの闘いの場で条件により活性化する治療薬と新たな標準治療を作り出す方法についてはwww.cytomx.comをご覧いただき、LinkedInやTwitterでフォローしてください。

モデルナの将来予測に関する表明
本プレスリリースには、改正された1995年度米国民事証券訴訟改革法の意味の範囲内における将来予測に関する記述が含まれています。これには、mRNAを用いた条件に応じて活性化する治験薬を作り出すためのモデルナとCytomX社との間の契約、当該契約期間、mRNAを用いた強力な遮蔽性を維持する生物学的製剤のコード化の可能性および広範な疾患の治療の可能性などを含みま。 本プレスリリース中の将来予測に関する表明は約束と保証のいずれでもなく、それらには既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因が関わり、その多くはモデルナの統制の範囲外にあり、かつ実際の結果を将来予測に関する表明に表現されている、あるいはそれから黙示的に示されるものから大きく異なる可能性があるため、これらの将来予測に関する表明に対して過度に依存しないようお願いいたします。これらのリスク、不確実性、およびその他の要因には、米国証券取引委員会(SEC)のウェブサイト(www.sec.gov)から入手可能な、モデルナがSECに提出した2021年12月31日を期末とする年度のフォーム10-K年次報告書と2022年3月31日を期末とする四半期のフォーム10-Q四半期報告書およびそれ以降にSECに提出した書類の「Risk Factors」欄に記載されたリスクと不確実性が含まれています。法によって求められる場合を除き、モデルナは本プレスリリースに含まれるいずれの将来予測に関する表明についても、新たな情報、将来的な展開、あるいはその他のいずれを理由とするかを問わず、更新または改訂する意図または責任を持ちません。これらの将来予測に関する表明はモデルナの現時点での予測に基づくものであり、本プレスリリースの日付においてのみ有効です。

CytomX社の将来予測に関する表明
本プレスリリースには、将来予測に関する記述が含まれています。これには、予測困難であり、CytomX社の統制の範囲外にある可能性があり、かつ実際の結果、業績または功績を、パートナーシップまたは共同研究の契約に関する将来の可能性に関連するものを含むかかる表明に表現されているまたは黙示的に示されている将来の結果、業績または功績から大きく異なるものになる可能性がある、既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の重要な要因が含まれます。したがって、CX-2029、BMS-986249、BMS-986288、pacmilimab、CX-904、CX-801、CX-2051およびpraluzatamab ravtansineなどのCytomX社またはその共同研究パートナーの製剤候補の潜在的な利益、安全性および有効性または進捗、CytomX社のProbodyプラットフォーム技術の潜在的利益または応用性、CX-2029、BMS-986249、BMS-986288、pacmilimab、CX-904およびpraluzatamab ravtansineの進行中または予定された臨床試験などを含む製剤候補を開発・進展させ、臨床試験を無事に完了させるCytomX社の能力、ならびに臨床試験の開始時期、初期のデータおよび進行中のデータが利用可能となる時期、新規の治験薬承認申請時期、およびその他の開発マイルストーンの時期を含むこれらのいずれの将来予測に関する表明に対しても依存しないようお願いいたします。将来予測に関する表明の不確実な性質の一因となるリスクおよび不確実性には、次のようなものがあります:CytomX社の新規のProbody®プラットフォーム技術の立証されていない本質。CytomX社の臨床試験製剤候補が臨床開発の初期段階にあり、他の製剤候補が現在非臨床開発段階にあるため、非臨床開発および臨床開発から製剤の承認に至るプロセスが長期にわたり、重大なリスクおよび不確実性、例えばCOVID-19感染症の世界的流行がCytomX社またはそのパートナーの事業、研究、および臨床業務に悪影響を及ぼし続けるリスク、例えば研究活動の遅延および中断による非臨床試験用薬物候補の開発ならびに臨床試験の遅延または中断による臨床試験用薬物候補の開発、例えば臨床試験への患者登録に及ぼす影響またはその他の臨床試験の中断にさらされる可能性があること。非臨床研究の結果および初期臨床試験の結果が将来の結果の予測とはならない可能性。CytomX社の臨床試験が成功しない可能性。現在の非臨床研究が製剤候補の追加につながらない可能性。CX-2029、BMS-986249、BMS-986288、pacmilimab、CX-904、CX-801、およびCX-2051の成功にCytomX社が依存すること。モデルナの製剤候補の製造に関してCytomX社が第三者に依存すること。ならびに米国および外国における規制に関する進展の可能性。さらに該当するリスクおよび不確実性には、モデルナの非臨床研究および開発、臨床開発、および2022年11月8日にCytomX社が米国証券取引委員会(SEC)に提出したフォーム10-Q四半期報告書の「Risk Factors」欄に記載されたその他のリスクなどに関連するものが含まれます。本プレスリリースに含まれる将来予測に関する表明はCytomX社が現在入手可能な情報に基づくものであり、それらの作成日においてのみ有効です。CytomX社は、いずれの将来予測に関する表明を更新することについても、新たな情報、将来の事象、変化した状況、あるいはその他のいずれを理由とするかを問わず、義務を負うことはなく、またそれを明確に否認します。

Probody®はCytomX Therapeutics社の米国登録商標です。
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