天体撮影専用カメラ「OM SYSTEM E-M1 Mark III ASTRO」および「ボディーマウントフィルター」2種類を発売
天体写真愛好家に人気の赤い星雲を色鮮やかに撮影できる
本製品はミラーレス一眼カメラ「E-M1 Mark III」をベースに、天体写真愛好家に人気の高い赤い星雲も色鮮やかに撮影できるようチューニングした天体撮影専用カメラ(※1)です。また、天体撮影に便利な、街明かりや街灯などの人工光源による光害カット効果を持つ 「BMF-LPC01」、ソフトフィルター効果を持つ「BMF-SE01」をカメラボディー内部(マウント部とイメージセンサーの間)に取り付けることで、さらに幅広い撮影表現がお楽しみいただけます。なお、「OM SYSTEM E-M1 Mark III ASTRO ボディーマウントフィルターセット」は受注生産となります。
▪発売の概要
▪主な特長
1. Hα線(※2)を捉え、肉眼では観察できない赤く美しい散光を鮮やかに高画質で撮影
2. 星景写真から天体撮影まで、幅広い撮影シーンをカバー
3. ハイレゾショット機能のスタッキング処理で、より高画質かつ高精細な撮影が可能
▪主な特長の詳細
1. Hα線(※2)を捉え、肉眼では観察できない赤く美しい散光星雲を鮮やかに高画質で撮影
「OM SYSTEM E-M1 Mark III ASTRO」は、天体撮影で重要となるHα線の透過率が約100%となるよう、センサー前方に配置されているIRカットフィルターの光学特性を最適にチューニングしています。そのため一般的なデジタルカメラでは撮影の難しい、Hα線により発光する星雲の美しい形と色を鮮やかに捉えることができます。
2. 星景写真から天体撮影まで、幅広い撮影シーンをカバー
広角から望遠まで、被写体に合わせて選べる多彩な「M.ZUIKO DIGITAL」レンズを組み合わせることで、星空の入った壮大な景色から、特定の星座や遠くの星雲まで、様々な天体を美しく撮影できます。また、市販のマイクロフォーサーズ対応のアダプターを介することで、天体望遠鏡に取り付けての撮影も可能です。
3. ハイレゾショット機能のスタッキング処理で、より高画質かつ高精細な撮影が可能
ハイレゾショットは、複数枚撮影で得られた超高密度の画素情報により高画素撮影を実現するOM SYSTEMならではのコンピュテーショナル フォトグラフィ機能です。通常は手持ち撮影時に使用する「手持ちハイレゾショット」を、あえてカメラを三脚や赤道儀に固定した状態で使用することで、天体写真でよく使われる「スタッキング処理」をボディー内でワンショットで行うことができます(※3)。これにより高精細化に加え、ノイズ低減効果が得られます。
「E-M1 Mark III」に搭載されている「手持ちハイレゾショット」は、撮影中に発生するわずかな位置ずれを利用し、16回撮影した画像をもとに約5,000万画素の高解像写真を生成します。画像合成の際に一枚一枚の画像の位置合わせを行うため、三脚に固定した状態で「手持ちハイレゾショット」撮影を実行することで、日周運動による星の動きが補正された合成画像が生成されます(※3)。また、赤道儀使用時においては、追尾誤差で生じる星のずれが補正された合成画像が生成されます(※3)。
▪その他の特長
・星空撮影に便利なカメラの設定をカスタムモードC1、C2(モードダイヤル)に搭載
・「E-M1 Mark III」と同様に星空撮影に最適な多彩な機能を搭載
星にフォーカスを合わせる星空AF
星の軌跡撮影に最適なライブコンポジット機能
暗い環境下でも水平出しを容易にするデジタル水準器
長時間撮影に便利な、USB/PD規格対応デバイスからのUSB給電
▪関連製品
天体写真撮影に便利な2種類のフィルターを用意しています(※4)。カメラボディー内部(マウント部とイメージセンサーの間)に取り付けるため、レンズを交換しても効果を得ることができます(※5)。また、レンズ前面にフィルターを取り付けるのが難しいフィッシュアイレンズや広角レンズでもお使いいただけます。
ボディーマウント光害カットフィルター 「BMF-LPC01」(ボディーマウントフィルターセットに同梱・別売)
光害カットフィルターは街明かりや街灯などの人工光源による光をカットします。これにより夜空に色かぶりが生じるのを防いで、星雲や星座の本来の美しさをより鮮やかに写すことができます。また、地平線付近は最も光害の影響を受けやすいため、東の空から昇る星座や、西の空に沈む星座を撮影するときにも効果を発揮します。
対象機種(※6):「E-M1 Mark III」、「OM-1」、「OM-1 Mark II」
ボディーマウントソフトフィルター 「BMF-SE01」(ボディーマウントフィルターセットに同梱・別売)
高い解像力を誇る「M.ZUIKO DIGITAL」レンズは、理想光源である星をきれいな点画像として結像します。 その半面、多くの星が点画像として記録されるため、代表的な星が印象的に見えない場合があります。ソフトフィルター「BMF-SE01」を使うことで、点光源をにじませて強調する効果が得られ、輝きの強い星ほどにじんで大きく写すことができ、星の色も強調されるため、星や星座を際立たせることができます。
対象機種(※6):「E-M1 Mark III」、「OM-1」、「OM-1 Mark II」
▪「OM SYSTEM E-M1 Mark III ASTRO」
製品の詳細、ご購入については以下のサイトをご参照ください
https://jp.omsystem.com/product/astronomical/em1mk3_astro/index.html
<本件に関するお問い合わせ先>
カスタマーサポートセンター TEL: 0570-073-000 (ナビダイヤル)
OMデジタルソリューションズ株式会社について
OMデジタルソリューションズは、「世界の人々の心豊かな生活の実現」をミッションに掲げ、カメラやオーディオ製品を中心とする「OM SYSTEM」ブランドの提供、およびこれまで培った技術資産・光学生産技術を基盤に産業・学術分野へのソリューションや電子機器製造受託サービス(EMS)の提供など、ビジネスや社会課題の解決に取り組んでいます。 ※ 2021年1月よりオリンパス株式会社の映像事業を継承しています。
コーポレートサイト:https://www.om-digitalsolutions.com/ja/
OM SYSTEMについて
OM SYSTEMは、「人生にもっと冒険を」をブランドタグラインに、決定的瞬間を捉える喜びや、想像を超える作品作りなど、映像体験をもっとワクワクする冒険に変えていきます。アウトドアでの使用に応える高い信頼性と機動性、そして優れた描写性能をもつカメラシステムをはじめとする製品や各種セミナーなどを通じて、自然の中で心豊かになる体験を提供し、一人ひとりのアウトドアライフバリューを高めるブランドです。
OM SYSTEM製品サイト:https://jp.omsystem.com/
本リリースに掲載されている作例は、すべてソフトウェアで画像処理を行っています。
本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。
※1 「E-M1 Mark III ASTRO」 はHα線の透過率を大幅に向上させているため、赤味の強い撮影画像になります
天体以外の一般的な被写体の撮影はおすすめできません
※2 星雲などが放つ光の波長の一つ
※3 三脚での固定撮影の場合、1コマあたりの露出時間は星が点に写る程度のシャッタースピードに設定してください
シーンにより、意図した合成画像が得られない場合があります
星景写真では地上の景色の割合や構図などにより、意図した結果が得られない場合があります
※4 ボディーマウントフィルターは同時に2つ装着できません
※5 焦点距離が短いレンズの場合、周辺の像が流れる場合があります
※6 当社「M.ZUIKO DIGITAL」レンズとの組み合わせでの適合確認済(2024年6月現在)
Information
Introducing the OM SYSTEM E-M1 Mark III ASTRO Dedicated Astrophotography Camera and Two Body Mount Filters.
Tokyo, Japan, July 2, 2024 - OM Digital Solutions Corporation (President and CEO: Shigemi Sugimoto) is pleased to introduce the OM SYSTEM E-M1 Mark III ASTRO dedicated astrophotography camera and two body mount filters.
The OM SYSTEM E-M1 Mark III ASTRO is a dedicated astrophotography camera that capitalises on its compact size, lightweight, and high image quality features.
It is equipped with an IR-cut filter in front of the sensor, with optical characteristics tuned to pass through 100% of the Hα rays vital to astrophotography. A body mount filter can be attached inside the camera body (between the mount and the image sensor), allowing the filter effect to be obtained even after changing the lens to a fisheye or wide-angle lens.
They are scheduled for sale in Japan on July 25, 2024.
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