【受賞】NPO法人Piece of Syriaが『第64回社会貢献者表彰』にて受賞
シリア支援団体Piece of Syriaが「公益財団法人 社会貢献支援財団 第64回社会貢献者表彰」を受賞。シリア教育支援における継続的な取り組みが評価

NPO法人Piece of Syria(理事長:中野貴行、以下Piece of Syria)は、公益財団法人社会貢献支援財団(会長:安倍昭恵氏)により第64回社会貢献者表彰の受賞者として表彰されました。
『社会貢献者表彰」は、社会の各分野で顕著な功績を挙げた個人・団体を顕彰する賞で、シリアでの教育支援を続けきたことを評価いただき、受賞につながりました。
2025年12月1日に東京・帝国ホテルにて開催された式典に参加し、厳かで温かな中、社会貢献支援財団会長の安倍昭恵様より表彰状を授与しました。



Piece of Syriaを含め、日本国内のほか、フィリピン、ミャンマー、ネパール、ラオス、バングラデシュなどで活動する合計30組の受賞があり、素晴らしい活動をする団体の方々と話す機会は大きな学びと刺激がありました。




前日には、当団体の広報スタッフ・伊藤広が、当日の式典では30団体を代表して、当団体代表・中野貴行がスピーチを行なうという大役をいただき、活動のきっかけとなったシリアでの話を伝えたところ、「感動で泣きました」とお声がけもいただきました。
今回の受賞はたいへん名誉なことですが、10年以上続く戦争の中で、自らも傷つきながら、それでも未来に希望を託して活動している現場のスタッフ、大変な中でも「学ぼう」と校舎に来る子どもたち、そして、私たちの活動を応援し続けてくださっている支援者の皆様こそが主役だと感じています。
今回の受賞を一つの節目に、これからも、皆様お一人おひとりからのご支援を大切に、「シリアに未来をつくる教育」を現地の仲間たちと共に続けてまいります。
受賞内容(財団HPより引用)
13 年間続いた長い内戦で、未だ不安定な状況が続き、紛争地というイメージを払拭できないシリアで、避難した子どもたち、国内に残った子どもたちに教育支援を 2016 年から続けている。「Newsweek 世界が尊敬する日本人 100 人」にも選ばれた代表理事の中野貴行さんは「かつて、シリアの人々の国民性はとても心豊かなおもてなしの精神に溢れていて、かつ文化的でもあり、当時は日本よりも人気の観光地だった」と述べ、そんな本来のシリアを伝えることをミッションに、日本国内での講演を通じて発信している。
長きにわたる紛争で多くの有形無形文化財を失うことから、復興に向けてシリア国民に並走するべく、避難先で子どもたちが忘れかけている母国語を学ぶ機会を提供し、避難生活で失われかけた社会性や集団行動を取り戻すため、現地で SAKURA 幼稚園を開園し、シリアの未来を築くための若い力を育む活動や、失われつつある伝統的音楽や舞踊をデータ化して残す活動にも力を注
いでいる。かつてのシリア人が、一番大切にしていた家族との時間を取り戻すことを願って活動を続けている。


NPO法人Piece of Syriaとは
戦争によって教育の機会を失ったシリアの子どもたちに学びを届け、平和構築・復興を担う人材を育成することを目的に活動。2016年の設立以来、「シリアをまた行きたい国にする」というビジョンのもと、教育と文化の両面から支援を行ってきた。これまでに幼稚園・小学校・補習校の運営支援を通じて延べ5万人以上の子どもたちに教育を届けている。
また日本国内では、「シリア文化の教養ゼミ」「シリアかるた」「VR映像教材」などを通じて、延べ数千人の市民にシリアの文化や平和について学ぶ機会を提供。
受賞歴に、国際平和映像祭(2016年)受賞、Newsweek「世界が尊敬する日本人100」(2023年)、Forbes JAPAN「注目のNPO50」(2024年)など。

ご寄付・ご支援について
Piece of Syriaでは、マンスリーサポーター「パートナー会員」および寄付にご協力いただける方を募集しています。私たちの目標は、平和なシリアに皆さんと一緒に遊びに行ける未来を創ることです。
月額1000円から参加することができ、学び合い、社会貢献に関わることができます。集まったお金は、シリアの子どもたちへの教育支援活動に全額使用されます。
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