公共・商業建築分野向けドアシリーズ『OMOIYARI』発売
~1シリーズで様々な施設に“ここちいい”空間を~
大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、公共・商業建築分野向けとして販売している既存のドア製品群を集約するとともに、大開口や高強度を特長とする新製品も追加設定した、同市場向けの新たなドアシリーズ『OMOIYARI』を、本日6月23日より発売いたします。
これまで公共・商業建築分野においては、各施設におすすめの機能を持ったドアを施設ごとにシリーズ化して提案を進めていましたが、複数の施設に共通して求められる機能や性能もあることから、今回、同市場向けドアを1シリーズに集約いたしました。これにより、施設軸にとらわれず、幅広い製品群の中から、お求めの機能を持ったドアをお選びいただけるようになります。

【背景】
多様なニーズにお応えする豊富なバリエーションを取り揃え、長年にわたり、住宅向けのドアを販売してきた当社は、近年、幼保施設や高齢者施設、店舗やオフィスなどの公共・商業建築分野に対しても、各施設で求められる機能ドアを積極的に開発・発売しており、カタログ製品では満たすことのできないご要望にも特注対応を行うなど、積極的な提案活動を進めています。
同分野においては、施設ごとに求められるドア機能が異なるとの認識のもと、これまで当社では施設や用途に特化した複数のシリーズを設定しておりました。しかし、販売実績を重ねていく中で、ドアの機能・性能には、複数の施設に共通して求められるものもあることがわかり、この度、既存の各ドアシリーズを統合し、公共・商業建築分野向けの新たなドアシリーズとして、『OMOIYARI』シリーズを立ち上げました。
また、今後の公商建向けのドア提案においては、どのような施設に対しても、①快適な音環境、②木目意匠効果による心のやすらぎ、③安全・安心、の3つの観点を軸に空間の快適性向上を図り、あらゆる施設において、当社のコーポレートメッセージでもある「ここちいい」を実現する空間をご提供していきたいと考えています。そこで、『OMOIYARI』シリーズにおいては、「SOUND(おと)&MIND(こころ)& SAFETY(安全・安心)」という独自のコンセプトを設定いたしました。
なお、同シリーズの製品群の一つである『OMOIYARIドア』に関しては、特注範囲の拡大によるハイドア仕様の実現や、開口部分が広く取れる4枚引分吊戸の追加など、様々な利用シーンを想定して対応力を強化しています。
当社は引き続き、同シリーズの販売等を通じて、施設を利用する方や、そこで働く方にとって“ここちいい”と感じる空間の普及を目指してまいります。
【『OMOIYARI』シリーズの構成】
施設ごとに求められる様々な機能を備える製品ラインアップにより、1つのドアシリーズで各施設の要望に応じたご提案が可能になります。

●『OMOIYARI』シリーズラインアップ概要
・『OMOIYARIドア』

豊富な開閉形態や幅広い特注対応を強みとしており、公共・商業建築分野の様々な施設に対してご提案が可能です。
なお、本『OMOIYARIドア』においては、今回のシリーズリニューアルに併せて、バリエーション拡充や色柄の追加等を行っています。(詳細は後述)
・『OMOIYARI防音ドア』
公共・商業施設空間での音漏れに配慮した木製の防音ドアです。カラオケ店舗や会議室、クリニックの診察室など、音漏れの配慮が求められる様々なシーンに対応可能です。

・『OMOIYARIアシストドア』

『OMOIYARIアシストドア』は、開閉方向へ軽く動かすだけで扉を全開できるアシスト機能を標準装備しています。ご高齢の方や車いすで移動される方が多く行き来する高齢者施設・医療施設などにご採用いただいています。
・『OMOIYARIひきドア W』
『OMOIYARI ひきドアW』は、車いすでの入室や介助をラクにすることができる業界初の開閉機構のドア。もともとは住宅向けに開発された製品ですが、扉表面の抗菌・抗ウイルス標準仕様化、金具の耐久性向上などを図り、施設でも対応可能なドアになりました。
・『OMOIYARIキッズドア』


幼保施設向けのドアです。足元が見える窓デザインや子どもの指はさみ防止機能など、子どもの安全に配慮しています。
『OMOIYARIドア』詳細
●高さ特注の範囲拡大により、開放感のあるハイドア仕様が可能に
従来の製品シリーズの高さ特注では、2100高が最大でしたが、要望の多かった枠外高2400mmまでイージーオーダー(カタログの特注範囲)で対応可能になりました。(機種限定および一部デザインは対象外です。)オフィスや商業施設で空間の意匠性を高めるために求められる、ハイドア(天井まで高さのあるドア)仕様とすることで、ドアを開けた際に明るく、開放的な空間を実現します。

●3mの有効開口幅を実現する、4枚引分吊戸を追加
有効開口幅を3000mmと広くとりつつ、扉は片側連動式のため、通常の吊戸引分と比較して壁の開口幅を小さく設定することが可能となりました。商業施設・高齢者施設のホールなど、大人数の方が出入りする場所に最適です。
今までのシリーズでは有効開口幅が最大約2400mmでしたが、本製品の追加により、3000mmの有効開口幅を実現しました。

●強度・低コスト・意匠性を兼ね備えた縦枠スチールベースを追加
高齢者施設等では、車いすやキャリーワゴン等がドア枠にぶつかってしまうことが多く、傷やへこみの原因となります。これまでも、傷・破損に強いスチール枠をラインアップしていましたが、今回、特に破損が起きやすい戸先側のみをスチール基材とする枠を追加しました。戸先側以外は木製枠のため、全てスチール枠にするよりも、コストを抑えることが可能です。また、スチール基材の部分にも木製枠と同じ木目のシート化粧を施しているため、意匠性を損なわずに、ドア枠の強度を高めることができ、かつ施工現場での塗装やシート貼り工程も削減できます。

●トレンドに合わせた色柄展開
トレンドに合わせて厳選した全8色柄をラインアップ。新色として、シンプルで清潔感のある〈パウダーホワイト柄〉の他、空間にも柔らかく溶け込む〈ソフトグレージュ柄〉、立体感のある仕上げで木目の風合いが楽しめる〈モスブラック柄〉を追加しています。(住宅向けの内装建材新シリーズ『イエリア スタンダード』と同様の色柄ラインアップです。)

●個別対応を訴求するプロモーションツールの追加
当社の強みである高い特注対応力を訴求するために、パンフレットを新たに発刊いたしました。カタログの特注範囲にとらわれず、事業主・設計事務所の方のこだわりにお応えします。造作建具を使用せず、『OMOIYARI』シリーズの豊富な品揃えとともに、施設の空間づくりをまるごとお任せいただけます。

【『OMOIYARI』シリーズ 価格の目安】
(1) 『OMOIYARIドア』
182,500円(税別)/SET
(吊戸 片引 インセットタイプ・木質面材・AXデザイン 2000高 固定枠154の場合)
(2) 『OMOIYARI防音ドア』
551,000円(税別)/SET
(吊戸【G25】(音配慮) インセットタイプ・AXデザイン 2000高 固定枠154の場合)
(3) 『OMOIYARIアシストドア』
469,000円(税別)/SET(AXデザイン 2000高 固定枠154の場合)
(4) 『OMOIYARIひきドア W』
348,000円(税別)/SET(AXデザイン 2000高 固定枠154の場合)
(5) 『OMOIYARIキッズドア』
266,300円(税別)/SET
(吊戸 片引 インセットタイプ・フィンガード仕様・Aデザイン 2000高 固定枠155の場合)
【販売目標】
『OMOIYARI』シリーズ(全体) 28億円/年 (2026年度)
【記事に掲載する製品のお問い合わせ先】
大建工業株式会社 お客様センター 0120-787-505
以上
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