クラウド設備管理システム「MENTENA」、操作性を向上し、スムーズな現場作業を実現する新機能を追加

八千代エンジニヤリング株式会社（本店：東京都台東区、代表取締役社長執行役員：高橋 努）のグループ会社である八千代ソリューションズ株式会社（本店：東京都台東区、代表取締役社長：水野高志）が提供するクラウド設備管理システム「MENTENA（メンテナ）」は、2025年3月3日（月）より、視認性や操作性を向上し、現場作業の効率化や作業精度を向上させる機能を追加します。

新機能について

1. 動画を見ながら操作できる機能を追加し、新任担当者の理解度の向上や即戦力化を促進

2. チェックシートのタブが横スクロール可能に。視認性と操作性が向上

3. 設備詳細画面からリクエスト作成が可能になり、設備の選択ミスを削減

4. iPhone版にもQRコードボタンを追加し、アクセス性を向上

5. ロケーションや設備、部品情報でも一括更新の変更履歴を記録できる機能を追加

新機能の詳細について

1. 動画を見ながら操作できる機能を追加し、新任担当者の理解度の向上や即戦力化を促進

iOSアプリで、添付や共有ファイルの動画を表示しながら入力作業を進められるようになりました。これにより、例えば入力手順の動画を視聴しながら点検チェックシートを入力できるようになります。特に新人教育や技術伝承の場面では、実際の入力手順を映像で確認しながら作業できるため、理解度の向上や即戦力化を促進し、教育コストの削減や現場の負担を軽減します。また、従来は容量の大きい動画はダウンロードが完了するまで再生できませんでしたが、今回のアップデートで、ダウンロードしながら視聴できる「ストリーミング再生」が可能になりました。これにより、大容量の動画でもすぐに視聴を開始でき、ダウンロードの待ち時間を短縮できます。MENTENAは今後も動画を活用して現場の作業を効率化するための機能アップデートを積極的に行っていきます。

操作画面イメージ

2. チェックシートのタブが横スクロール可能に。視認性と操作性が向上

ユーザーがチェックシートの表示方法を変更し、点検実施や承認時に1列で表示して横スクロールで切り替えられるようになります。この変更は、MENTENAを積極的にご利用いただいているお客さまからのご要望にお応えしたものです。現在MENTENAには約13,000件のチェックシートが登録されています。その多くはタブが数個以内ですが、全体の約5％のチェックシートには10個以上のタブが設定されており、中には100個近いタブを使用しているケースもあります。従来はタブが多い場合、複数列にわたって表示されていたため、重要な点検内容が見づらくなるという課題がありましたが、今回のアップデートにより視認性と操作性が大幅に向上します。また、iOSアプリでのチェックシート実施時の初期表示速度を改善しました。タブが少ない場合で最大40%、タブが数十ある場合では最大68%表示時間が短縮され、表示待ちのストレスを感じることなく作業に集中できるようになります。

改善前

改善後

3. 設備詳細画面からリクエスト作成が可能になり、設備の選択ミスを削減

他部門への作業リクエストを、設備詳細画面から作成できる機能を追加しました。従来、リクエスト作成時には、リクエスト作成画面からドロップダウンメニューで設備一覧を検索・選択する必要がありました。しかし、ドロップダウンメニューには設備名のテキスト情報しか表示されず、直感的に設備を特定できないため、入力までに時間を要するほか、設備の入力を誤るリスクがありました。本機能の追加により、作業リクエストをしたい設備の詳細画面から直接リクエスト作成画面を開き、設備が自動入力された状態でリクエスト作成を開始できるようになります。設備の入力ミスを防ぐことで、それに伴うコミュニケーションコストの削減と、対応までのスピードを向上します。

4. iPhone版にもQRコードボタンを追加し、アクセス性を向上

iOSアプリのフッターの構成を変更し、これまでiPad版でのみ表示されていたQRコードのボタンをiPhone版にも追加しました。これにより、アプリを起動してからワンタップで設備のチェックシートを開くためのQRコードをすぐに読み取ることが可能になります。従来は、QRコードの画面を開くには「設定」メニューを経由する必要があり、現場の担当者にとって手間がかかる状態でした。特に、QRコードを頻繁に利用する現場では、この手間が作業効率の低下を招いていました。そこで、これまでフッターに表示されていた「チェック項目」を外し、より利用頻度の高いQRコードをフッターに表示しました。これはユーザーへの調査結果を踏まえた改善であり、ユーザーがより効率的に必要な機能にアクセスできるよう考慮したものです。このアップデートにより、入力作業のためのステップが簡略化され、現場作業の効率が向上し、作業者の負担を削減します。

5. ロケーションや設備、部品情報でも一括更新の変更履歴を記録できる機能を追加

12月に追加された「チェックシート」や「チェック項目」の一括更新時に変更履歴を記録する機能*に続き、「ロケーション情報」や「設備情報」、「部品・在庫情報」のエクセルインポート時にも変更履歴を記録できるようになりました。変更履歴を一元管理できるようになり、設備管理の透明性と精度が向上します。

*2024年11月28日プレスリリース「紙やエクセルでは困難な、すべての作業履歴の管理機能を強化」（https://mentena.biz/news/20241128-2/）

「今回のアップデートはMENTENAを使い込んだユーザーに喜んでいただける改良が多くなりました。データの蓄積量や操作頻度が増えたときに使いやすいか、という点は導入前にはなかなか見極めづらい点かと思います。MENTENAを使い込んでいく中でお客さまに後悔されないよう、今後も設備管理の中核である日々の点検・保全・報告をさらに使いやすくする機能の改善を継続してまいります。」(MENTENA開発責任者 岩片)

クラウド設備管理システム「MENTENA」

URL：https://mentena.biz/
MENTENAは、設備管理や施設管理の現場において、脱エクセルやペーパーレスを実現し、現場の働き方改革を促進する設備管理システムです。紙やエクセル管理からクラウドシステム管理へ移行することで、現場作業の効率化や点検履歴の効果的な管理を行うことが可能です。誰でも説明書なしで理解できるわかりやすいデザイン、初期費用がかからない定額制、導入から運用までバックアップするサポート体制を備えた、「カンタン」「始めやすい」「安心サポート」を実現しており、特にお客さまにとって設備管理情報の一元管理というメリットをご提供できることが強みです。本サービスは発売以降、製造業、ビルメンテナンス、ガス・電力業界のお客さま、あるいは設備管理業務の効率化といったニーズをお持ちのお客さまに幅広く活用されています。

【特徴】

① 資産の効率的な運用による経営改善を現場DXによって実現
② 知識やノウハウを共有し、属人化を防ぐナレッジマネジメントを実現
③ 設備の状態や保全履歴を論理的に管理し、予防保全を実現
④ 情報共有やコミュニケーションを効率化するためのプラットフォームを構築
⑤ 誰でもひと目で使い方がわかるデザイン
⑥ 導入と運用支援を手厚くサポート
⑦ 万全のセキュリティ体制

八千代ソリューションズ株式会社について

八千代ソリューションズ株式会社は、親会社である八千代エンジニヤリング株式会社が60年以上培ってきた知識や経験を活用し、持続可能な地域社会の形成と企業の長期的な成長を実現するために設立された民間向け事業会社です。弊社はお客さまの一番のパートナーとしてDXを展開し、実践するソリューションを開発し、データを資産とみなしたサービスとして提供します。また、お客さまの期待を超えるサービスを目指して継続的にその品質を磨き続けることで、お客さまの意思決定の質や生産性の向上に貢献します。その第一弾の取り組みとして、クラウド設備管理システムMENTENAを親会社から包括承継し、主たるサービスとして展開します。

会社名：八千代ソリューションズ株式会社

所在地：東京都台東区浅草橋5-20-8

代表者：代表取締役社長 水野 高志

Webサイト：https://yachiyo-sol.com/