日本ロレアルのシングルマザーキャリア支援プログラム「未来への扉」が10月17日(土)よりオンラインで開講
~コロナ禍でシングルマザー世帯の7割が減収、「誰一人、取り残さない」社会の実現を~
世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:ジェローム ・ブリュア)は、NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむと連携して毎年実施している、シングルマザー家庭の経済的安定を目指したキャリア支援プログラム「未来への扉」を、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑みて、従来の対面講座の内容を再編成し、「未来への扉 ~短期オンライン特別講座~」として2020年10月17日(土)より実施いたします。
2016年にスタートした「未来への扉」は、毎年約5ヵ月間シングルマザーである当事者の皆様に、様々な学びを通し、スキルアップや就労の機会を提供しています。2020年はコロナ禍の影響を受け、従来の対面でのプログラムの実施が難しい状況となり、多くの企業・団体が同様の活動の中止を余儀なくされております。日本ロレアルは、このような時代だからこそ、就労支援の必要性がより高まっていることを実感し、経済的に困窮しているシングルマザー当事者の皆様に、オンラインを介した学びという新しい潮流から取り残されることなく、よりよい未来へのきっかけとしていただきたいという観点から、関係者の皆様と協議の上、この度オンライン短期特別講座の開催を決定しました。本講座には、シングルマザー20名が受講を予定しています。
■コロナ禍でシングルマザー世帯の7割が減収を実感
しんぐるまざあず・ふぉーらむと研究者らが実施した「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査」によると、雇用・収入への影響に対し「大いに影響があった」と回答した人が38.5%、「ある程度影響があった」が32.3%と、7割を超える当事者らがコロナ禍による影響を実感しており、その多くが収入減を強いられていることが明らかになりました*1。
また、母親の心的ストレスも問題となっており、同調査が厚生労働省「国民生活基礎調査」などで用いられるK6尺度で心理的ストレスを測定したところ、気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じているとされる「10点以上」が61.5%に上り、2019年度の全調査の10.3%をはるかに上回る結果となりました。
■日本のシングルマザー世帯の貧困率は48.2%で7人に1人の子どもが貧困層
日本では7人に1人の子どもが貧困であり、またシングルマザーなどのひとり親世帯の貧困率は48.2%(2020年7月時点)に上ります。これはOECD先進諸国の中でもとりわけ高く、約半数のひとり親家庭が経済的に困窮していることを表しています*2。
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*1 シングルマザー調査プロジェクトチーム 2020年「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査」
1. 雇⽤・収⼊への影響 および 4.⼼理的ストレスの程度(こころの状態)より抜粋
*2 厚生労働省 「2019年 国民生活基礎調査」 貧困率の年次推移より抜粋
■日本ロレアルはこれまで100名以上のシングルマザーを支援・収入増を実現
日本ロレアルは、社会的課題であるシングルマザーの自立支援に応えるべく、2016年にキャリア支援プログラム「未来への扉」を開始しました。これまでに100名以上のシングルマザーが本プログラムを履修し、2019年時点で56%が収入増を実現するなど経済的安定とキャリアアップにつながっています。
例年の「未来への扉」では、日本ロレアルが展開するブランドの美容部員や、事務職に就くための約5ヵ月間のスキルアップ講座ならびに就労の機会を提供しておりますが、今回は従来の取り組みをオンライン特別版に再構成し、自宅にいながら受講可能な約2ヵ月間の短期講座を実施することとなりました。
また、先般6月26日に発表した2030 年に向けたロレアルグループの新たなサステナビリティプログラム「L’Oréal for the Future(ロレアル・フォー・ザ・フューチャー)」の始動を受け、日本ロレアルでは、サステナビリティ活動成果の今後の目標として、女性の支援、特に困難な状況におかれているシングルマザーの皆さんの支援にコミットしています。
今回の「未来への扉~オンライン短期特別講座~」の開講にあたり、日本ロレアル 代表取締役 ジェローム・ブリュアは次のように述べています。
「コロナ禍、オンラインを活用した在宅勤務など、新しい働き方やライフスタイルなど、社会が急速に変容し、パソコンやWi-Fiの環境による情報や機会へのアクセスの格差が浮き彫りとなってまいりました。そんな中、経済的な安定を目指して奮闘しているシングルマザーの方々の実情を鑑み、今回の短期特別講座の実施に至りました。当社は日本の社会課題に貢献すべく、『誰一人、取り残さない』包括的で持続可能な社会の実現に向け、脆弱な立場におかれている女性、特にシングルマザーのみなさまの支援に引き続き取り組んでまいります。」
開講当初より日本ロレアルと共に運営を行っているNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」理事長の赤石千衣子氏は以下のように述べています。
「今回このような状況下にも拘わらず、20名のシングルマザーの皆さんをお迎えして講座が開講出来ることを嬉しく思います。この数カ月間の新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴う社会状況は、今まで経験したことのないものでした。そんな中、シングルマザーの皆さんは、知恵と勇気を持ってお子さんとの暮らしを守ってこられたことと思います。お子さんとの生活を安定し、輝く自分に出会うために挑戦してくださる皆さんを最大限サポートすると同時に、シングルマザーの皆さんが、コロナ後の社会でよりよい未来を歩めるよう、今後も日本ロレアルと共に真摯に向き合ってまいります。」
2016年にスタートした「未来への扉」は、毎年約5ヵ月間シングルマザーである当事者の皆様に、様々な学びを通し、スキルアップや就労の機会を提供しています。2020年はコロナ禍の影響を受け、従来の対面でのプログラムの実施が難しい状況となり、多くの企業・団体が同様の活動の中止を余儀なくされております。日本ロレアルは、このような時代だからこそ、就労支援の必要性がより高まっていることを実感し、経済的に困窮しているシングルマザー当事者の皆様に、オンラインを介した学びという新しい潮流から取り残されることなく、よりよい未来へのきっかけとしていただきたいという観点から、関係者の皆様と協議の上、この度オンライン短期特別講座の開催を決定しました。本講座には、シングルマザー20名が受講を予定しています。
■コロナ禍でシングルマザー世帯の7割が減収を実感
しんぐるまざあず・ふぉーらむと研究者らが実施した「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査」によると、雇用・収入への影響に対し「大いに影響があった」と回答した人が38.5%、「ある程度影響があった」が32.3%と、7割を超える当事者らがコロナ禍による影響を実感しており、その多くが収入減を強いられていることが明らかになりました*1。
また、母親の心的ストレスも問題となっており、同調査が厚生労働省「国民生活基礎調査」などで用いられるK6尺度で心理的ストレスを測定したところ、気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じているとされる「10点以上」が61.5%に上り、2019年度の全調査の10.3%をはるかに上回る結果となりました。
■日本のシングルマザー世帯の貧困率は48.2%で7人に1人の子どもが貧困層
日本では7人に1人の子どもが貧困であり、またシングルマザーなどのひとり親世帯の貧困率は48.2%(2020年7月時点)に上ります。これはOECD先進諸国の中でもとりわけ高く、約半数のひとり親家庭が経済的に困窮していることを表しています*2。
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*1 シングルマザー調査プロジェクトチーム 2020年「新型コロナウイルスの影響によるシングルマザーの就労・生活調査」
1. 雇⽤・収⼊への影響 および 4.⼼理的ストレスの程度(こころの状態)より抜粋
*2 厚生労働省 「2019年 国民生活基礎調査」 貧困率の年次推移より抜粋
■日本ロレアルはこれまで100名以上のシングルマザーを支援・収入増を実現
日本ロレアルは、社会的課題であるシングルマザーの自立支援に応えるべく、2016年にキャリア支援プログラム「未来への扉」を開始しました。これまでに100名以上のシングルマザーが本プログラムを履修し、2019年時点で56%が収入増を実現するなど経済的安定とキャリアアップにつながっています。
例年の「未来への扉」では、日本ロレアルが展開するブランドの美容部員や、事務職に就くための約5ヵ月間のスキルアップ講座ならびに就労の機会を提供しておりますが、今回は従来の取り組みをオンライン特別版に再構成し、自宅にいながら受講可能な約2ヵ月間の短期講座を実施することとなりました。
また、先般6月26日に発表した2030 年に向けたロレアルグループの新たなサステナビリティプログラム「L’Oréal for the Future(ロレアル・フォー・ザ・フューチャー)」の始動を受け、日本ロレアルでは、サステナビリティ活動成果の今後の目標として、女性の支援、特に困難な状況におかれているシングルマザーの皆さんの支援にコミットしています。
今回の「未来への扉~オンライン短期特別講座~」の開講にあたり、日本ロレアル 代表取締役 ジェローム・ブリュアは次のように述べています。
「コロナ禍、オンラインを活用した在宅勤務など、新しい働き方やライフスタイルなど、社会が急速に変容し、パソコンやWi-Fiの環境による情報や機会へのアクセスの格差が浮き彫りとなってまいりました。そんな中、経済的な安定を目指して奮闘しているシングルマザーの方々の実情を鑑み、今回の短期特別講座の実施に至りました。当社は日本の社会課題に貢献すべく、『誰一人、取り残さない』包括的で持続可能な社会の実現に向け、脆弱な立場におかれている女性、特にシングルマザーのみなさまの支援に引き続き取り組んでまいります。」
開講当初より日本ロレアルと共に運営を行っているNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」理事長の赤石千衣子氏は以下のように述べています。
「今回このような状況下にも拘わらず、20名のシングルマザーの皆さんをお迎えして講座が開講出来ることを嬉しく思います。この数カ月間の新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴う社会状況は、今まで経験したことのないものでした。そんな中、シングルマザーの皆さんは、知恵と勇気を持ってお子さんとの暮らしを守ってこられたことと思います。お子さんとの生活を安定し、輝く自分に出会うために挑戦してくださる皆さんを最大限サポートすると同時に、シングルマザーの皆さんが、コロナ後の社会でよりよい未来を歩めるよう、今後も日本ロレアルと共に真摯に向き合ってまいります。」
- 日本ロレアルについて (http://www.nihon-loreal.jp/)
- ロレアルは1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。2019年時点での社員数は、2,670人、2020年10月現在の取り扱いブランドは17です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。
- NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむについて(http://www.single-mama.com/)
- 2002年にNPO法人格を取得した、当事者が中心のNPOです。関東を中心に約2,000人の会員と賛助会員がいます。「ママが元気になれば子どももしあわせに! シングルマザーが子どもといっしょに生き生き楽しく生きられるように」をビジョンにママを勇気づけ、社会で活躍できる支援を行っています。 主に交流会やイベントのほか、電話相談、都内各地でのグループ相談会、食料支援、行政への同行支援といったパーソナルサポート、子どもたちの学習支援や個人相談、支援者を養成する講座なども開催しています。
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