新卒採用における学生の「優秀さ」の定義、コロナ前後で変化も? コロナ後は「スケジュールを守る」が4.8ポイントアップ 一方、コロナ前後不動の第1位は「課題解決力が高い」
〜新卒での優秀人材獲得、約6割の経営者が「重要度高まる」と回答〜
技術者・研究者のキャリア支援に特化した事業を15年にわたって続けている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田諒、以下 アカリク)は、22卒新卒を10名以上採用するBtoB企業の経営者・役員104名に対し、「企業が求める優秀さ」に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
- サマリー
- 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月2日〜同年12月4日
有効回答:22卒新卒を10名以上採用するBtoB企業の経営者・役員104名
- コロナ感染拡大「前」の新卒採用における学生の「優秀さ」の定義、「課題解決力が高い」(50.0%)や「論理的思考力が高い」(42.3%)
・課題解決力が高い:50.0%
・論理的思考力が高い:42.3%
・吸収力がある:15.4%
・自律(自立)している:14.4%
・口頭での伝える力が高い:11.5%
・体調管理能力:9.6%
・マルチタスクができる:9.6%
・スケジュールをきちんと守る:8.7%
・レスポンスのスピードが早い:4.8%
・チャットやメールでの伝える力が高い:2.9%
・テレワークに適応できる:1.0%
・愛嬌がある:0.0%
・その他:1.0%
・わからない:9.6%
- コロナ感染拡大「後」の新卒採用における学生の「優秀さ」の定義、コロナ「前」と比較し、「スケジュールをきちんと守る」が4.8ポイントアップ
・課題解決力が高い:46.2%
・論理的思考力が高い:37.5%
・自律(自立)している:17.3%
・吸収力がある:14.4%
・スケジュールをきちんと守る:13.5%
・体調管理能力:11.5%
・口頭での伝える力が高い:8.7%
・マルチタスクができる:6.7%
・レスポンスのスピードが早い:5.8%
・チャットやメールでの伝える力が高い:4.8%
・テレワークに適応できる:3.8%
・愛嬌がある:1.0%
・その他:1.0%
・わからない:9.6%
- コロナ感染拡大前後における、新卒での優秀人材獲得に関する重要度、57.8%が「高まった」と回答
・非常に重要度が高まった:23.2%
・やや重要度が高まった:34.6%
・あまり重要度が高まっていない:28.8%
・全く重要度が高まっていない:3.8%
・わからない:9.6%
- 優秀人材獲得に関する重要度が高まった理由、「一人当たりの生産性がより問われるようになったから」が61.7%で最多
・一人当たりの生産性がより問われるようになったから:61.7%
・環境変化に対応する必要が出てきたから:56.7%
・コロナ禍で事業モデルを変えた・新しく構築したから:38.3%
・事業拡大のスピードが上がったから:35.0%
・リモート化により会社のカルチャーを再構築する必要が出たから:16.7%
・その他:1.7%
- 他にも「リーマンショック以降の人材確保を控えた結果が世代、優秀な人材の空洞化ができたため」などの意見も
<自由回答・一部抜粋>
・58歳:オンライン面談でコストをかけない面談が増え、学生の選択肢も増えたため。
・59歳:対応力が重要。
・59歳:人手不足が更に加速するから。
・53歳:企業も人材もそれぞれの働き方を考える必要が出てきた。
・50歳:リーマンショック以降の人材確保を控えた結果が世代、優秀な人材の空洞化ができたため、積極的に優秀な人材を採用したい。
・60歳:テレワーク等により、一人で作業する機会が増えたため、自ら仕事への取り組み方を考える等、意識を高く持たなければ、生産性などが低下する事が、如実に現れるようになったから。
・54歳:新規事業が増えた為。
- まとめ
まず、新型コロナウイルス感染拡大「前」の新卒採用における学生の「優秀さ」の定義について質問したところ、「課題解決力が高い」が50.0%、「論理的思考力が高い」が42.3%という結果となりました。対して、新型コロナウイルス感染拡大「後」の同質問では、上位2項目は変わらず「課題解決力が高い」、「論理的思考力が高い」でしたが、「スケジュールをきちんと守る」が4.8ポイントアップする結果となりました。
また、新型コロナウイルス感染拡大「前」と拡大「後」で、新卒での優秀人材獲得に関する重要度について伺うと、57.8%の経営者が「高まった」と実感していることが判明しました。重要度が高まった理由には、「一人当たりの生産性がより問われるようになったから」が61.7%で最多の結果となっています。他にも、「リーマンショック以降の人材確保を控えた結果が世代、優秀な人材の空洞化ができたため」など、構造的な人材不足が要因となっていることも見受けられます。
今回の調査では、企業が求める優秀さについて、新型コロナウイルス感染拡大「前」と「後」で上位の定義はあまり変化がないものの、上位の定義の他に求められる点に少しずつ変化が見られました。「スケジュールをきちんと守る」という点でポイントアップしたことには、就業状態が目に見えない状態での評価基準が変わったことが要因だと推測もできます。withコロナ時代を共に生き抜くメンバーには、リモートワークも想定される環境下で、いかに生産性を向上できるかという視点での「優秀さ」が求められているようです。
- アカリクについて
会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/)
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役社長 山田諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。
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