リーダーが「何もしない」と、会社はうまくいく!?自律型組織をつくる最強のメソッドとは

2019年1月18日に発売された『指示ゼロ経営 リーダーが「何もしない」とうまくいく』(内外出版社刊)。8000人を超える集団や企業を「自ら考え動き出す」組織に変えてきた、著者・米澤晋也氏が、その考え方、ノウハウをあますところなく公開した話題書です。

発売にあたって、著者の米澤氏に、「何もしない」のに「自律型組織」を作ってしまう、その「指示ゼロ経営」について語ってもらいました。


なぜ今の時代に自律型組織が求められるのか?

まず、発売前から多く方が予約してくださり、たくさんの反響をいただいていて、とても嬉しいです。
昨年出版されて話題になった、F.ラルーの『ティール組織』やホラクラシーと言った自律型組織経営が注目されています。 今日の記事は、そもそもなぜ、今の時代に指示ゼロ経営なのか? 根本的なことを、改めて考えてみたいと思います。

創造性の時代、変化が激しい時代に指示ゼロ経営が強い理由

提案力のある会社ってありますよね? 価格などのスペックではなく価値を提供できる会社です。あなたが思ってもみなかった商品・サービスを創ったり、期待を超える接客をする会社です。 そんな時に、お客様が思わず言うことは「そうそう、こういうのが欲しかったんだよ!」
今は、モノが一通り出揃って、十分に満たされて、生活者自身も何が欲しいか分からないでいます。 モノを買うだけだったら、より安いほうが良いに決まっていますよね。 でも、価格競争で身を削るのは辛いし儲かりません。
だから「そうそう!こういうのが…」をお客様に言っていただけるようになりたいわけです。創造的な集団に変容したい。 しかも、変化が速い時代だから、「現場で」「素早く」最適な意思決定をして欲しいわけです。 それが出来る集団のキーワードは「自由闊達」です。
どうすれば、そういう集団になるかは書籍を読んで欲しいのですが、指示ゼロ経営になると、社員集団が「勝手に」最適な状態をつくり出します。 「勝手に」というのは、リーダーの管理下ではなく、自分たちで課題を発見し、自分たちで考え判断し、決め、役割を決め、行動します。 同時に、行動の結果を自分たちで検証し次に活かします。 これらのプロセスを手段の知恵、「三人寄れば文殊の知恵」でワイワイガヤガヤと活発に行います。
リーダー1人の知恵を超えたアイデアを出しますし、その場、その時、その状況で素早く対応するので、変化が激しい時代に向いています。
集団が、あたかも1つの生命体のように活動するためには、リーダーには「集団と関わる」というスタンスが求められます。 指示ゼロ経営をマスターしたリーダーは、使う言葉が変わります。 「みんな」という言葉を使うようになります。
これは1人1人とは関わらないことを意味します。(絶対にではありません)図解にするとこんな感じです。
 

リーダーが1人1人と係る場合、学びの数は、部下が5人の場合「5」です。 しかし、指示ゼロ経営の場合、「20」になります。 しかもリーダーの号令ではなく、必要に応じて「勝手に」学び合うので、めっぽう速い。これが指示ゼロ経営の大きな特徴です。

指示ゼロ経営は働く人の人生の開花を支援する

僕が指示ゼロ経営を17年間やってみて思うことがあります。 組織として創造的で迅速になることで、課題解決力が高まります。これはリーダーによるトップダウンと比べると、数倍になると思います。
仕事はPDSサイクルで回します。Plan(計画)→Do(実行)→See(検証)の循環です。 これを数多く回しクリエイティブだと、かけた時間あたりの仕事量が圧倒的に多くなりますよね。 仕事で成功する秘訣は、とにかく色々やってみることだと思います。 失敗の本質は「上手くいかない方法が分かること」だと思います。上手くいかない方法が分かれば違う方法にすればいい…これが成功する一番の方法だと考えています。
でも、僕が実感した効果は、この先にあります。 指示ゼロ経営ではPDSサイクルをチームで回します。 「何を」「どんな出来栄えで」「いつまでに」「誰が、誰と」「どんなやり方で」(場合によっては「いくらで」) これら「ひとしごと」を自分たちでやります。 すると、必ずと言ってよいほど、メンバー1人1人の個性が活きるようなたくらむのです。そして、自分が担当した仕事で、自分でPDSサイクルを回すようになります。
するとスタッフは深い悦びを得ます。自分が活きている、それで人の役に立つという悦びです。 僕は、人生において最も大きな悦びだと思っています。
そして、やがて、「生かされている」という感覚を得るスタッフが出ます。自分は、何か大いなるもの(グレートサムシング)の、いち役者だと感じるのです。 役を演じているような、不思議な感覚です。 壮大なたくらみには、顧客、社会、社内の仲間といった多くの役者がいますが、その一部に組み込まれているという、全体感を感じる。
個性と全体の統合…これが真の自由だと思います。
僕は、PDSサイクルを自分で回す人を「仕事の主」と呼んでいます。 サイクルはらせん状のように上昇していき、仕事の達人になっていきます。 でも、それでは終わらない。仕事の主の先に「人生の主」となっていくのです。

人生のハンドルを自分で握り、開花に向かい自由に行きていく…
僕が、今回の書籍に込めた想いです。
是非、書籍を手にして下さい。あなたも、あなたの大切なスタッフも、開花の人生を加速させるオープニングになると信じています。


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「会社が勝手によくなった! 」 「自分の限界を超える成果が出た! 」と実践者続出。
8000人を超える集団や企業が 「自ら考え動き出す」組織に変わった最強メソッド=「指示ゼロ経営」の仕組み、取り入れ方、実例を丁寧に解説した新刊『指示ゼロ経営 リーダーが「何もしない」とうまくいく。』 目まぐるしく変化するビジネス環境、そんな正解のない時代だからこそ、これからはメンバーそれぞれの知恵・アイデアを引き出すマネジメントが必要です。

リーダーの皆さん、これからは、「何もしない」ことをがんばってみてください。

【著者プロフィール】
米澤晋也(よねざわしんや)
株式会社たくらみ屋代表。株式会社Tao and Knowledge代表。一般社団法人ドリームペーパーコミュニケーションズ(夢新聞協会)代表理事。先代の急逝で3代目として社員数40名の新聞販売店「共和堂」を継ぐ。その時24歳。集団の知恵で課題を解決する「指示ゼロ経営」を開発。共和堂を全国有数の新聞店にする。現在は企業研修や学校でのキャリア教育などで「指示ゼロ経営」を伝えることをライフワークにしている。
www.shijizero.jp/




 

『指示ゼロ経営 リーダーが「何もしない」とうまくいく』
米澤晋也
ページ数/336ページ
定価/本体1,500円+税
ISBN 978-4-86257-403-9
https://www.amazon.co.jp/dp/4862574033/
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