【イラストで解説】抱っこ紐の正しい着用方法
千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、子供の抱っこ紐の正しい着用方法と気を付けるポイントを解説するイラストレーションを、本日一般公開しました。抱っこ紐からの転落事故で子供が救急搬入されるケースは意外に多く、特に生後4ヶ月未満の乳児は重症を負って入院に至る場合が多くあります。抱っこ紐の正しい着用方法と子供の転落を防止するポイントを、親しみやすいマンガで解説します。本資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用していただくことが可能です。
抱っこ紐を使用すると両手が自由に使えるため、家事をしたり、お出かけの際に荷物を持つことができたりして便利です。子供から目を離さずにいられる安心感もあって、育児には欠かせないアイテムです。
抱っこ紐は育児の強力な味方ですが、体が小さい1歳未満の子供は転落事故が発生しやすく注意が必要です。特に生後4ヶ月未満の乳児は転落時のダメージが大きく、入院治療が必要なケースが多く発生しています。転落の原因として、子供を抱っこする位置が低すぎたり、ベルトの緩みやバックルの締め忘れなどが挙げられます。また、物を拾おうとしたり、荷物を持ち上げようとしたりして前かがみになる動作にも注意が必要です。かがんだ際に、子供が紐からすり抜け落ちる危険があるからです。
抱っこ紐はお互いに顔を見ることができ、母子ともに安心感が得られる育児アイテムです。本イラストレーションでは、健やかで安心感ある育児のために、抱っこ紐の正しい使用方法、着用時に気を付けるポイントをわかりやすく解説します。
◆テーマ
「抱っこ紐から子供の転落を防ごう!」
◆監修者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119
◆印刷用資料ダウンロードリンク
https://smart119.biz/manga/000483.html
◆抱っこ紐から子供が転落する事故が起こっています。
◆1歳未満の子供に多く、特に生後4カ月未満では重症で入院するケースもあるため注意が必要です。
◆抱っこ紐を使用する際に気を付ける事
- 抱っこ紐で子供を抱っこした際に、子供の位置が低すぎてはいませんか。適切な位置は、「子供のお尻の位置が自分のおへその位置に来ること」です。位置が低すぎると子供の体が安定しないため落下のリスクがあります。また、使用している大人の腰痛の原因にもなります。重いものを持つときは身体に引き寄せるようにする事で、安定感が増して軽く感じます。
- 抱っこされている子供が苦しくないか確認しましょう。
- 背中のバックルの閉め忘れがないか確認しましょう。バックルは背中の真ん中に来るように調整しましょう。片側に寄ってしまっている場合、緩みの原因になります。
- ウエストベルトは腰骨の上に当たるようにしましょう。
- おんぶ、抱っこをする際、降ろす際は低い姿勢で行いましょう。
- 抱っこしたまま前にかがむ際は、必ず手で子供を支えましょう。物を拾う際は、膝を曲げて腰を落とすと転落のリスクが減ります。
- ベルト、紐の緩みがないか確認しましょう。⑧骨盤より膝が高位にある状態(M字型開脚肢位)でないと、子供は股関節脱臼を起こしやすくなります。落下を恐れバンドで締め付けすぎる事にも注意が必要です。
◆参考資料
・消費者庁
「抱っこひも使用時の転落事故に注意!」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20201015/
「抱っこひもからの転落に気を付けましょう!」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20180913/
・国民生活センター
「抱っこひもからの子どもの転落に注意」
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support88.html
「抱っこひもからの子どもの転落に注意」
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/support88.pdf
・東京くらしWEB
「抱っこひもからの転落に注意!」
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/attention/kigai_dakkohimo_20180926.html
・東京都
「抱っこひも等の安全対策」を報告
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/kyougikai/h26/press/houkoku.html
◆医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページ
https://smart119.biz/manga/
※画像など当コンテンツを報道にて引用いただく場合は、「(株)Smart119 提供」と記載ください。また、その際はpress@smart119.bizまでご一報いただけますと幸いです。
<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学医学部発スタートアップ」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用を行っています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
【株式会社Smart119概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
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