子どもが小学校に入学する際の母親の心配「通学の安全」が7割 主な対策は、子どもとの通学路の確認や防犯ブザーの準備 ~小学1年生の子どもを持つ母親1,500人を対象に調査~
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市)の社内シンクタンク「ベネッセ次世代育成研究所」では、2009年12月に、全国の小学校1年生(第一子)の子どもを持つ母親1,500名を対象に、子どもが小学校入学にあたり心配だったことや、子どもの放課後生活の実態、生活の変化などについて調査を行いました。主な調査結果は次のとおりです。
1.小学校入学にあたり心配したことは、「新しい生活にスムーズに移行できるか」「通学の安全」が7割強
・小学校入学にあたり心配だったことは、「新しい生活にスムーズに移行できるか」(76.1%「とても心配だった」+「まあ心配だった」の%、以下同)、「通学の安全」(74.7%)が最も多く、ついで「小学校で友だちができるか」(61.9%)「授業についていけるかどうか」(56.4%)など学校生活への適応が心配ごとの上位を占めた。
2.放課後の安全対策として「子どもが帰宅する時間に自分が家にいるようにした」が約6割
・放課後の安全対策として、「子どもが帰宅する時間に自分が家にいるようにした」が56.9%と最も多かった。
・また「防犯ブザーを準備した」(46.4%)、「子どもと通学路を歩いたり、交通機関の利用の仕方を確認した」(44.3%)など、下校時の安全対策も半数近くが実行していたことがわかった。
3. なお仕事をもっている母親の帰宅時間をみると、「17時台」(21.3%)「18時台」(21.8%)が多く、「18時台」 までに9割が帰宅をしている。
4. 「子どもが小学校生活に慣れてきた」と感じたのは、1学期中が7割強
・小学校入学前の生活と比較して増えたこととして、「子どもの学習に関する不安や悩み」(56.1%)や「お子さんの明日の準備」(51.5%)があげられる。
・子どもが小学校生活に慣れてきたと感じられた時期として、「6月」が30.9%と最も多かった。「7月」までの1学期の間で75.2%が「慣れてきた」と実感している。
5. 学童保育所への入所申請は約3割。利用者の要望として最も多いのは「対象学年の延長」
・学童保育所への入所申請は全体の29.3%で、そのうちの87.7%が実際に利用している。
・学童保育所への希望をみると、「対象学年の延長」(35.8%)が最も多かった。また「利用料をもっと安くしてほしい」(33.8%)や「利用時間の延長」(26.5%)など、利用にあたっての経済面や利便性への要望が高いこともうかがえる。
今回の調査結果からは、母親が、子どもの小学校入学にあたり、放課後の安全面、小学校での学習や友人関係など、さまざまな不安を持ち、実際に配慮や対策をしていることがわかりました。子どもの生活が大きく変わるこの時期は、とくに働く母親にとっては子どもの放課後や長期休み中の居場所に悩む「小1の壁」ともいわれています。保護者自身が、子どもが新しい生活にスムーズに移行できるようなサポートを行うとともに、加えて、通学時や放課後の安全については、地域でのサポート、学童保育所や児童館など放課後の居場所の充実も求められています。
【 調査概要 】
名称: ベネッセ次世代育成研究所 子育てトレンド調査 第2回 「小1ママと子の放課後生活レポート」
調査対象: 小学校1年生の第一子を持つ母親
有効回答数: 1,500人 *有職770人、無職730人
調査時期: 2009年12月25日~27日
調査地域: 全国
調査方法: インターネット調査
調査項目: 小学校入学に向けての不安や準備、放課後の過ごし方の実態、学童保育所の利用実態、母親の就労変化、母と子の生活や悩みの変化、子育て支援へのニーズなど
※調査結果の詳細については、「子育てトレンド調査 第2回 小1ママと子の放課後生活レポート」をご覧ください。
【ベネッセ次世代育成研究所】
日本では少子高齢化、核家族化、女性の社会進出等、社会環境の変化が加速し、家族のあり方や親子関係を含めた子どもの成育環境に大きな変化が起こっています。このような中、ベネッセ次世代育成研究所は、個人や家族の生活視点を大切にしながら、子どもや家族が「よく生きる」ための調査研究を行っています。
■ホームページ■
http://www.benesse.co.jp/jisedaiken/
※ホームページからも本調査結果をダウンロードできます。
【子育てトレンド調査について】
ベネッセ次世代育成研究所では、妊娠・出産・子育て・幼児教育に関して現在注目すべきテーマを取り上げ、インターネット調査を行いレポート発信していきます。第1回は、「首都圏“待機児童”レポート」をお送りしました。この度、第2回として「小1ママと子の放課後生活レポート」をお送りします。
・小学校入学にあたり心配だったことは、「新しい生活にスムーズに移行できるか」(76.1%「とても心配だった」+「まあ心配だった」の%、以下同)、「通学の安全」(74.7%)が最も多く、ついで「小学校で友だちができるか」(61.9%)「授業についていけるかどうか」(56.4%)など学校生活への適応が心配ごとの上位を占めた。
2.放課後の安全対策として「子どもが帰宅する時間に自分が家にいるようにした」が約6割
・放課後の安全対策として、「子どもが帰宅する時間に自分が家にいるようにした」が56.9%と最も多かった。
・また「防犯ブザーを準備した」(46.4%)、「子どもと通学路を歩いたり、交通機関の利用の仕方を確認した」(44.3%)など、下校時の安全対策も半数近くが実行していたことがわかった。
3. なお仕事をもっている母親の帰宅時間をみると、「17時台」(21.3%)「18時台」(21.8%)が多く、「18時台」 までに9割が帰宅をしている。
4. 「子どもが小学校生活に慣れてきた」と感じたのは、1学期中が7割強
・小学校入学前の生活と比較して増えたこととして、「子どもの学習に関する不安や悩み」(56.1%)や「お子さんの明日の準備」(51.5%)があげられる。
・子どもが小学校生活に慣れてきたと感じられた時期として、「6月」が30.9%と最も多かった。「7月」までの1学期の間で75.2%が「慣れてきた」と実感している。
5. 学童保育所への入所申請は約3割。利用者の要望として最も多いのは「対象学年の延長」
・学童保育所への入所申請は全体の29.3%で、そのうちの87.7%が実際に利用している。
・学童保育所への希望をみると、「対象学年の延長」(35.8%)が最も多かった。また「利用料をもっと安くしてほしい」(33.8%)や「利用時間の延長」(26.5%)など、利用にあたっての経済面や利便性への要望が高いこともうかがえる。
今回の調査結果からは、母親が、子どもの小学校入学にあたり、放課後の安全面、小学校での学習や友人関係など、さまざまな不安を持ち、実際に配慮や対策をしていることがわかりました。子どもの生活が大きく変わるこの時期は、とくに働く母親にとっては子どもの放課後や長期休み中の居場所に悩む「小1の壁」ともいわれています。保護者自身が、子どもが新しい生活にスムーズに移行できるようなサポートを行うとともに、加えて、通学時や放課後の安全については、地域でのサポート、学童保育所や児童館など放課後の居場所の充実も求められています。
【 調査概要 】
名称: ベネッセ次世代育成研究所 子育てトレンド調査 第2回 「小1ママと子の放課後生活レポート」
調査対象: 小学校1年生の第一子を持つ母親
有効回答数: 1,500人 *有職770人、無職730人
調査時期: 2009年12月25日~27日
調査地域: 全国
調査方法: インターネット調査
調査項目: 小学校入学に向けての不安や準備、放課後の過ごし方の実態、学童保育所の利用実態、母親の就労変化、母と子の生活や悩みの変化、子育て支援へのニーズなど
※調査結果の詳細については、「子育てトレンド調査 第2回 小1ママと子の放課後生活レポート」をご覧ください。
【ベネッセ次世代育成研究所】
日本では少子高齢化、核家族化、女性の社会進出等、社会環境の変化が加速し、家族のあり方や親子関係を含めた子どもの成育環境に大きな変化が起こっています。このような中、ベネッセ次世代育成研究所は、個人や家族の生活視点を大切にしながら、子どもや家族が「よく生きる」ための調査研究を行っています。
■ホームページ■
http://www.benesse.co.jp/jisedaiken/
※ホームページからも本調査結果をダウンロードできます。
【子育てトレンド調査について】
ベネッセ次世代育成研究所では、妊娠・出産・子育て・幼児教育に関して現在注目すべきテーマを取り上げ、インターネット調査を行いレポート発信していきます。第1回は、「首都圏“待機児童”レポート」をお送りしました。この度、第2回として「小1ママと子の放課後生活レポート」をお送りします。
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