札幌市、保険・福祉システムを支えるネットワークに日商エレよりブロケードのイーサネット・ファブリックを採用
~イーサネット・ファブリックにより、札幌市のほかの基幹システムや将来のマイナンバー・システムとの相互接続時のネットワーク構成の設定や変更が容易に~
2015年6月22日
《報道資料》
日商エレクトロニクス株式会社
ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社
札幌市、保険・福祉システムを支えるネットワークに日商エレよりブロケードのイーサネット・ファブリックを採用
~イーサネット・ファブリックにより、札幌市のほかの基幹システムや将来のマイナンバー・システムとの相互接続時のネットワーク構成の設定や変更が容易に~
日商エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡村 昌一、以下、日商エレ)とブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:青葉 雅和、資本金:3億3,215万円)は本日、日商エレがBrocade® VDX®シリーズ・スイッチで構成されるイーサネット・ファブリックを採用して、札幌市の保険・福祉システムのネットワークに導入したことを発表します。
札幌市では、1989年以降、基幹業務に大型汎用機を用いてきましたが、システム構成の複雑化や維持コストの上昇などの課題に直面するようになりました。そのような課題を踏まえ、札幌市は2011年度以降、同市自身が質の高い住民サービス提供するために必要なシステムを柔軟に開発・運用できるよう、オープンなアーキテクチャに基づく透明性の高い基幹系情報システムへの移行を5カ年計画で進めてきました。その一環ですでに本番稼働している住民記録および税務システムでは従来型のネットワーク技術に起因する設計・設定の複雑化が課題となっていたことから、新たに取り組んだ保険・福祉システムについては、住民記録および税務システムとの相互接続に加えて、今後想定されるマイナンバー制度への対応も視野に、ネットワーク設計、構築および管理面でのシンプル性、柔軟な拡張性が求められました。そして今回その要件を満たす、イーサネット・ファブリック技術の採用に至り、ネットワーク製品としてBrocade VDXシリーズ・スイッチが最終的に選定されました。
日商エレは、大規模なクラウド事業者のデータセンター基盤など多くの実績があることから、札幌市の保険・福祉システムのネットワーク構築を担当するがシステム・インテグレーターに選定され、高い技術優位性および将来性を備えるBrocade VDX 6740スイッチを活用して、2014年10月よりネットワーク構築を開始。同年12月にはステージング環境、2015年1月には本番環境へと、4カ月間でサービスインすることができました。なお、ステージング環境にはBrocade VDX 6740が4台、本番環境には同モデルが8台導入され、それぞれBrocade Virtual Cluster Switching(以下、VCS)ファブリックの構成で、スイッチ間は40ギガビット・イーサネットによって相互接続されています。
Brocade VDX 6740が採用された主な理由は、以下の通りです。
・シンプルで設定が容易なBrocade VCSロジカル・シャーシにより、ネットワークの設計変更や運用管理にかかる工数を大きく削減できる。
・広帯域のイーサネット・ファブリックでサーバ間を接続することにより、システム全体の処理能力を最大限に引き出せるネットワーク基盤を実現できる。マイナンバー制度への対応に伴う機能追加やシステム間の接続に、シンプルさや優れた拡張性が大きく期待できる。
札幌市は、保険・福祉システムを中心にアプリケーションの開発を進め、2016年1月に新基幹系情報システムへ完全移行します。マイナンバー制度に向けて、シンプルなネットワーク構成を維持しながら柔軟に拡張できるBrocade VDXシリーズ・スイッチが大きな強みを発揮する予定です。
札幌市様よりコメントをいただきましたので紹介させていただきます。
*札幌市総務局情報化推進部 システム開発担当課 システム開発担当係長 小野寺 良順 氏
当市の保険・福祉システムのネットワークは、Brocade VCSロジカル・シャーシにより、統一したユーザインタフェースで迅速に設定を進められました。今後のマイナンバー制度を視野に入れますと、これからも機能の追加や各種システム間の連携が求められます。その際にはネットワークの設定変更が必要になりますが、Brocade VDXシリーズ・スイッチならスムーズに作業を進められると期待しています。
●将来の展望
今後、札幌市は、保険・福祉システムを中心にアプリケーションの開発をさらに進めていき、2016年1月に新基幹系情報システムへの完全移行を果たす予定です。また、マイナンバー制度への対応もすでに視野に入れており、同制度に対応したシステム基盤の整備では、新基幹系情報システムに対しても新たな要件が加わることから、シンプルなネットワーク構成を維持しながら柔軟に拡張していけるBrocade VDXが大きな強みを発揮するものと期待しています。
●関連情報
Brocade VDXスイッチシリーズ 製品&技術概要:
http://www.brocadejapan.com/vdx
事例詳細(日商エレウェブサイト):
http://www.nissho-ele.co.jp/casestudy/sapporo/
事例詳細(ブロケードウェブサイトPDF):
http://www.brocadejapan.com/docs/pdf/sapporo_CR.pdf
●日商エレクトロニクス株式会社について:
日商エレクトロニクス株式会社は、情報通信設備、IT基盤をはじめとするソリューションの提供、およびシステム構築、保守、運用、監視などのサービスを提供しています。海外現地法人および双日グループのネットワークを活用して世界中から最先端のICT技術を発掘し、長年の経験とノウハウによって、それら発掘した技術を日本市場へ応用、また、お客様のニーズに合わせてトータルでのサービス提供を行います。
詳細は、当社ウェブサイト( http://www.nissho-ele.co.jp )をご覧ください。
●Brocadeについて:
ブロケード(Nasdaq:BRCD)のネットワーク・ソリューションは、アプリケーションと情報が各所に遍在する仮想化世界への移行を容易にします。詳細については、当社ウェブサイト( www.brocadejapan.com )をご覧になるか、japan-info@brocade.com までお問い合わせ下さい。
注記:ADX、Brocade、Brocade Assurance、B-wingシンボル、DCX、Fabric OS、HyperEdge、ICX、MLX、MyBrocade、OpenScript、The Effortless Network、VCS、VDX、Vplane、およびVyattaは登録商標であり、Fabric Vision、およびvADXは、米国またはその他の国におけるBrocade Communications Systems Inc.の商標です。その他のブランド、製品名、サービス名は各所有者の製品またはサービスを示す商標またはサービスマークである場合があります。また、記載の商品名、価格および担当部署、担当者、WebサイトのURLなどは、本リリース発表時点のものです。
(C) 2015 Brocade Communications Systems, Inc. All Rights Reserved.
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日商エレクトロニクス株式会社
コーポレート本部 経営企画部 田中
電話:03-6272-5014
eメール:pr-info@nissho-ele.co.jp
ブロケードPRオフィス
電話:03-6454-6930
FAX:03-5204-9180
eメール:brocade@ambilogue.com
・ブロケード製品に関するお問合わせ:
日商エレクトロニクス株式会社
マーケティング本部 第一マーケティング部 小松
電話::03-6272-5640
E-mail:brcd-market@nissho-ele.co.jp
ブロケード コミュニケーションズ システムズ 株式会社
マーケティング本部
電話:03-6203-9100(代表)
FAX:03-6203-9101
eメール:japan-info@brocade.com
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