ASEANの女性スタートアップ起業家を支援するAJWELP開催
国際機関日本アセアンセンター(東京都港区・事務総長 藤田正孝。以下、センター)は、創業間もない女性起業家に対する支援事業「日ASEAN女性起業家リンケージプログラム(AJWELP)」を、マレーシア中小企業公社(SME Corp)[1]とともに、2019年1月27日~30日に、マレーシアの首都クアラルンプールで開催しました。
男女平等社会の実現のため、日本のみならずASEAN[2]加盟国政府も、女性起業家を含む零細・中小企業の発展支援に注力しています。その一助となるべく、センターではASEAN諸国の女性起業家を他国の女性スタートアップ起業家、企業、メンターとつなぐことによりビジネス展開を支援する事業AJWELPを立ち上げました。2016年のフィリピン・マニラでの初開催に続き、2017年にはインドネシアで開催、今回の実施は3回目です。
第3回AJWELPのハイライトは1月29日に行われたビジネス・プレゼンテーション・イベントです。同イベントではASEAN各国を代表する女性スタートアップ起業家が、サポート企業やメンターとなる先輩女性起業家などの前で、それぞれのビジネスプランと課題についてプレゼンを実施、プレゼン終了後には、参加企業が支援したいビジネスに対し、自社の製品・サービスを利用したサポートのオファーを表明しました。その結果、10名の起業家に対して、27社から153件のサポートが提供されました。
また、ビジネス・プレゼンテーション・イベントに続くネットワーク・レセプションには、マレーシアのダトゥ・スリ・ワン・アジザ・ワン・イスマイル副首相兼女性・家族・社会開発相と政府高官が出席しました。ワン・アジザ副首相は基調講演にて、マレーシア女性が経営する中小企業の現況やマレーシア政府による中小企業支援策について触れました。さらに、副首相はAJWELPについて「既に3年度連続で開催されており、ASEAN女性のエンパワーメントに大きな成功を収めるだろう」とコメントしました。
センターでは、企業やメンターから提供された支援・アドバイスは参加起業家のビジネス発展に役立ち、且つ励みとなると確信しています。今回参加した女性起業家が、起業家として成功を収め、後進の女性起業家のロールモデルとなることを期待しています。
■ 第3回AJWELP報告: https://www.asean.or.jp/ja/exchange-info/20190208/
■ ASEAN各国の代表女性スタートアップ起業家及びメンターのリスト:
https://www.asean.or.jp/ja/wp-content/uploads/sites/2/AJWELP_2019_List_of_Finalists_and_Mentors.pdf
■ 第3回AJWELPショートビデオ: https://youtu.be/2PF34OhW00g
[1] マレーシアで中小企業を管轄する政府機関
[2] ASEAN(東南アジア諸国連合)とは、1967年に結成された地域協力機構。加盟10カ国(ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の総人口は6億3千万人を超える。
<<国際機関日本アセアンセンター>>
正式名称:東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター
ASEAN10カ国政府と日本政府により1981年に設立。
貿易・投資・観光・人物交流の4分野を中心に、ASEAN商品の輸出促進、日系企業の進出支援、人材育成、日ASEAN間の観光促進等を通して、日本とASEAN諸国との関係促進に貢献する国際機関です。
URL: https://www.asean.or.jp/ja/
<<本リリースに関するお問合せ先>>
国際機関日本アセアンセンター
観光交流クラスター
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル
TEL 03-5402-8008
FAX 03-5402-8009
E-mail: info_to@asean.or.jp
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