クリーンな電力を活用する「宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)」で、GPUテストドライブ「GAT」を提供

株式会社ネクスティ エレクトロニクス

豊田通商グループのエレクトロニクス商社、株式会社ネクスティ エレクトロニクス(本店:東京都港区、代表取締役社長:山田 強、以下、ネクスティ エレクトロニクス)は、豊田通商株式会社(以下、豊田通商)と株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下、ユーラスエナジー)が共同で推進している「宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)」にて、2028年1月を目途にPoC向けGPUテストドライブ「GAT※1」を提供し、AI開発を一括でサポートすることをお知らせします。エージェントAIやデジタルツインといった拡大するAI利活用の進化を見据えた、クリーンな電力によるGPUクラウド基盤の検証環境を構築します。

※1:最新のGPUサーバーを利用し、アプリケーションレイヤーまでをサポートするモビリティ領域に特化したGPUトライアル環境提供サービス。

背景
国内のAI市場は生成AIの登場を契機に急成長を遂げており、AI利活用の本格化が進む一方で、以下のようなインフラ面の構造的課題が顕在化しています。

  1. 安定的かつクリーンな電力供給の制約

    高密度GPUクラスターの安定稼働には数十~数百kWの電力供給が必要です。しかし、都市部に集中する既存データセンターでは、電源容量・コスト・再生可能エネルギー導入の制約が大きく、AIインフラの持続的な拡張が困難になっています。

  2. 高性能GPU演算基盤の不足

    生成AIなどの進展により、GPU演算リソースへの需要が爆発的に増加しています。しかし、現状の国内環境ではGPUクラスターを柔軟かつ迅速に供給できる体制が整っておらず、研究開発から社会実装までのサイクルを阻害するボトルネックとなっています。

  3. 国産のAIインフラの分散性と強靭性の不足

    日本国内における主要なGPUリソースやAIインフラは首都圏のデータセンターに大きく依存しています。こうした状況は、AIを活用した社会基盤や産業基盤のレジリエンス(回復力)に対し重大な脅威となっており、事業継続マネジメントの観点からも分散化・多拠点化が急務です。

「宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)」の概要

「宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)」は、ユーラスエナジーグループが北海道稚内市で運営する風力発電所「樺岡ウインドファーム」の隣接地に建設し、同発電所直結で「生グリーン電力※2」を供給する国内で初めてのデータセンターです。
本事業では、豊田通商がデータセンターサービスの提供を、ユーラスエナジーが土地・建屋・生グリーン電力の供給をそれぞれ担います。

※2:非化石証書などを組み合わせた「みなし」の再エネ電力や、一般送配電事業者の系統を介した供給ではなく、電気として使用するために風力発電所などから自営線で直接送られるグリーン電力のこと。

ネクスティ エレクトロニクスによる生グリーン電力を活用した「GAT」の提供

ネクスティ エレクトロニクスは、株式会社ジーデップ・アドバンス(以下、ジーデップ・アドバンス)と共同で運用するPoC向けGPUテストドライブ「GAT」を、「宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)」に導入します。生グリーン電力を活用した検証環境を構築し、AI開発用ソフトウェアを組み合わせた実行環境を提供することで、AIの開発を一括で支援します。

2028年1月の本格稼働を目指し、まずは最小構成のGPUクラスターを導入し、検証フェーズとして運用を開始します。段階的に規模を拡張し、分散型のGPUテストドライブの拠点としての役割を担っていきます。将来的には大学や研究機関など幅広い分野にユースケースを展開することで、単なるクラウドサービスを超えた次世代AI開発のPoC環境を提供します。

当社は高性能なGPUテストドライブ「GAT」をクリーンな電力で提供することで、持続可能な社会の実現と技術の進歩に貢献します。

※ネクスティ エレクトロニクスは、ユーラスエナジー、ジーデップ・アドバンスとともに、総務省が実施する令和6年度補正予算「データセンター等の地方分散によるデジタルインフラ強靭化事業」に基づき、「データセンター等の特定電気通信施設整備事業」に係る間接補助事業者として、2025年9月25日付で採択されています。


■参考情報:
ジーデップ・アドバンスによるプレスリリース:リンク
豊田通商による宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)に関するプレスリリース:リンク
GATのサービス内容について:リンク

■株式会社ネクスティ エレクトロニクスについて
会社名:株式会社ネクスティ エレクトロニクス

所在地:東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル

ネクスティ エレクトロニクスは、豊田通商グループのエレクトロニクス商社として、車載分野ではトップクラスの規模を誇ります。自動運転などの最先端技術を、他の産業分野に積極的に展開することで、技術・商材を中心に、幅広い分野でお客さまや社会のニーズに応え、社会課題の解決に貢献しています。また、豊田通商グループのグローバルネットワークを活用し、地域や分野を超えた最適なソリューションを提供しています。

詳細につきましては、以下をご覧ください。

ネクスティ エレクトロニクス HP:https://www.nexty-ele.com/

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会社概要

URL
http://www.nexty-ele.com/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル
電話番号
-
代表者名
柿原 安博
上場
未上場
資本金
-
設立
1972年09月