小学生が“子ども会社”を設立。千葉大生が子どもに起業体験を提供!
6月11日「西千葉子ども起業塾2016」開塾式
2010年度からスタートした「西千葉子ども起業塾」は、千葉大学と千葉市が共同で主催し、千葉市の鉄鋼会社であるJFEスチール株式会社、千葉大学経済人倶楽部「絆」の協力のもと、小中学生に起業を体験させるプログラムです。
千葉大学教育学部の藤川大祐教授(授業実践開発研究室)の授業「キャリア教育演習」を履修する学生を中心に、市内在住の小学校4~6年生や中学生の子どもたちに起業を体験させる場を提供しています。
■6月11日に開塾式が行われました
晴天で夏日となった6月11日(土)、朝9:00から千葉大学教育学部の教室に、小中学生合わせて50名以上とその保護者の方々が集まり、西千葉子ども起業塾2016の開塾式が行われました。
塾長を務める教育学部の学生による開塾宣言のあと、主催者として千葉市の熊谷俊人市長が「世の中にあるいろんな商品の裏側を知って、会社の仲間と楽しくビジネスをやってください。」、千葉大学の徳久剛史学長が「お父さんとお母さんがどのように働いてお金を稼いでみんなの生活を支えているのかを知ってください。そして、社会に出て会社をつくって運営することが楽しいと思ってもらいたい。」とあいさつをしました。
次に、協力者として、JFEスチール株式会社 総務部長 岩山 眞士 様、千葉大学経済人倶楽部「絆」会長 川嶋 一夫 様より、ご挨拶いただきました。
その後、塾生の小中学生と市長や学長らとの間で名刺交換が行われました。塾生の子どもたちは初めての体験に、緊張した面持ちで名刺交換をしていました。
参加した小学生は「会社がどのようにつくられているのか知りたくて参加した。みんなで会社のミッションを達成したい。」「大人の人がどうやって会社で働いているのか知りたい。」と意欲を見せました。
■西千葉子ども起業塾2016概要
【開催日・内容】
第1回 6月11日(土):開塾式、オリエンテーション、JFEスチール工場見学
第2回 7月2日(土):会社設立、事業計画書作成、銀行などについて説明
第3回 7月30日(土):接客練習、商品発注など特別見学会に向けた仕事
第4回 9月3日(土):発注商品の確認、全体リハーサル
第5回 9月10日(土):JFEスチール特別見学会
第6回 10月1日(土):精算・決算・決算報告書作成/プレゼン、閉塾式
【開催時間】全回 9:00~17:00
【参加者数】57名(小学生49名、中学生8名)
【開催場所】千葉大学教育学部およびJFEスチール(株)見学センター
■今年度、会社規模を3倍に。よりリアルな起業体験に挑戦!
昨年度までは参加者数20名で、1社10名程度の規模で社長を中心とした会社運営を体験しましたが、今年は人数を約3倍に増やし、1社ごとの規模を大きくしました。これまで実施していたプロジェクト運営の経験だけでなく、取締役会など会社組織の運営経験も行い、よりリアルな起業体験に挑戦します。
昨年度は2社を設立し、JFEスチール特別見学会のお土産品について検討。1社は扇子を、もう1社はカレンダーを製作しました。また、特別見学会では両社のみんなで接客をつとめました。
千葉大学教育学部授業実践開発研究室
TEL:043-290-2564 メール:daisuke.fujikawa@chiba-u.jp
西千葉子ども起業塾公式ホームページ:http://kids.wtwt.jp/
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