GROUND、『GWES』の最新機能群をトラスコ中山のプラネット埼玉およびプラネット愛知へ導入

– 『GWES』の導入により、大型化・複雑化する物流施設のHyperWarehouse※1化を支援 –

GROUND株式会社

日本のLogiTech®※2をリードするGROUND株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長 CEO:宮田 啓友、以下「GROUND」)は、自社開発した、物流施設統合管理・最適化システム『GWES(ジーダブリューイーエス)』(:『GROUND Warehouse Execution System』)の可視化・最適化モジュールを機械工具卸売商社大手のトラスコ中山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中山 哲也、以下「トラスコ中山」)の最新鋭物流拠点「プラネット埼玉」および、2026年7月稼働予定の「プラネット愛知」に導入することを決定しました。

<トラスコ中山の物流施設への導入内容>

 GROUNDは両施設に対して、物流データを統合管理する『Data Connector(DC)』に加えて、施設内の可視化・分析を支援する『Progress Analyzer(PA)』、『Workload Analyzer(WA)』、および時系列分析により将来の作業量を予測する『Workload Forecast(WF)』を実装します。さらに、数理最適化の技術を用いて独自開発した人員配置最適化モジュール『Resource Allocator(RA)』の新規実装も予定しています。

注)トラスコ中山物流施設概要は、同社ホームページより注)トラスコ中山物流施設概要は、同社ホームページより

<物流施設における人員配置最適化の重要性と課題>

トラスコ中山が建設を予定している「プラネット愛知」では、顧客満足の最大化を図るべく100万アイテムの在庫保有と、1日に約10万行の出荷を計画、年間最大出荷金額は1,000億円を見込んでいます。そのため、当施設には「AutoStore(オートストア)」をはじめとした最新鋭設備が複数採用され、高密度かつ迅速にお客様にお届けするための体制が構築されます。

しかしその規模の大きさから、現場の管理監督者の判断のみで物量波動や作業進捗に応じたマテハンやヒトの稼働調整を行い、作業の遅延や特定の人員への負荷の集中など、多くの課題を回避することがより困難になると想定されます。とりわけ人員配置については、常時作業状況を把握しながら、作業量の波動や複数のマテハンとヒトの作業の組み合わせを考慮し、リアルタイムに変更することが求められます。


<数理最適化技術を実装した『GWES』の概要と特長>

人員配置最適化機能は、過去の実績だけでなく当日の受注状況から総作業量を毎時見直し、高い精度で作業量を予測します。同時に、作業者の勤務時間やスキル、生産性などの情報を取り込み、数理解析により最適な作業者と作業の組み合わせを提示します。


 『GWES』 は、物流DX促進に必要とされるWES(Warehouse Execution System:物流施設運用管理システム)として、ミドルウェアとなる共通データ基盤、そしてAIを適用した各種機能モジュール群で構成されている汎用性・拡張性の高いパッケージシステムです。メーカーを問わず、さまざまなハードウェア(マテハン・ロボット)やソフトウェア(倉庫管理システム・倉庫制御システム)とシームレスに連携することにより、デジタル化を推進し、物流施設全体の最適化や可視化の実現により作業生産性を向上させます。

GROUNDは、物流施設での実際の実行を重視したソリューション提案・導入に関する豊富な経験や、国内外の最新のテクノロジーに関する幅広い知識やネットワークを活かし、AIソフトウェア・ロボット導入、各種コンサル等のソリューション提案を通じて、今後も、多くの顧客が物流施設で抱える課題と向き合い、物流DXの推進を目指すとともに、『GWES』 の継続的な機能モジュールの拡充と提供をしてまいります。


<トラスコ中山 取締役 物流本部本部長 直吉 秀樹氏のコメント> 

当社は「究極の即納とワンストップ調達」という価値を日本のモノづくり現場に永続的に提供したり、問屋でありながら複数の在庫を荷物合わせして直接エンドユーザー様へ出荷する「ニアワセ+ユーチョク」というサービスに更に磨きをかけたりするなど、在庫100万アイテムという膨大な規模を見据えた準備を進めています。しかし、規模が拡大し、在庫コントロールの難易度が上がる中でも高いレベルで物流を安定稼働させるには、倉庫監督者の「経験と勘」に依存した庫内管理からの脱却が必要だと以前より感じていました。庫内の最適化こそが最重要なテーマであり、当社の物流を熟知されているGROUND様とならば様々な課題を解決できると確信しています。今回の『GWES』導入により当社の物流機能がさらに強くなっていくことを期待しています。


<GROUND 代表取締役社長 CEO 宮田 啓友のコメント>

GROUNDは「すべての人にとって永久に持続可能な物流の未来へ」をVisionに掲げ、設立以来、AIやロボットなどの先端テクノロジーを活用した物流ソリューションを企画・開発・提供しています。

今回、自社開発した『GWES』を高く評価いただき、中長期的なパートナーシップの下、トラスコ中山様の最新鋭施設おいて先進的な取り組みに参画できることを大変光栄に思っています。

これまで培ってきたノウハウや知見をもって、トラスコ中山様のさらなる事業拡大に寄与するとともに両社の企業価値向上を目指します。


※1:「HyperWarehouse」とは、GROUNDが提唱する次世代型物流施設のことです。物流施設内の各工程の作業進捗状況、マテハン機器やロボットの稼働状況・人員配置や作業効率等、データに基づき適時把握し最適化することで、人の介在余地を最小化した施設環境を提供します。さらには施設間のデータを連携させることで複数の拠点を同時に最適化することも可能です。GWESはオペレーションシステム(OS)としてその基盤となり、それぞれの機能を常に進化させていきます。

※2:『LogiTech®』、『Intelligent Logistics®』は、GROUND株式会社の登録商標または商標です。


<参考資料>

2022年12月23日

GROUND、倉庫運用管理システム『GWES』の新機能モジュール 物流施設における作業量を予測する『Workload Forecast』を提供開始

https://www.groundinc.co.jp/newsroom/pressrelease/20221223


2021年6月15日

GROUND、AIを活用した物流施設統合管理・最適化システム『GWES』を新たに自社開発し、2021年8月2日より提供開始

https://www.groundinc.co.jp/newsroom/pressrelease/20210615-2


■ GROUND株式会社について

GROUNDは、“Intelligent Logistics®”の実現を目指して、物流領域における世界の先端テクノロジー(LogiTech®)に基づく革新的ソリューションの提供を行う企業です。代表の宮田をはじめとするGROUNDメンバーは、ロジスティクス、サプライチェーンだけでなく、データサイエンスやマーケティングにおいても豊富な経験を持ち、国内外の最新のテクノロジーに関して幅広い知識やネットワークを有しています。これらを背景に、日々高度化・複雑化する物流オペレーションに対して、需要と供給のバランスを考慮する最適なハードウェア及びソフトウェアで構成されたソリューションを提供しています。

社名:    GROUND株式会社
事業概要:  テクノロジーを活用した物流ソリューションの提供
設立:    2015年4月
所在地:   東京都江東区青海二丁目7-4 the SOHO 3F
代表者:   代表取締役社長 CEO 宮田 啓友
資本金:   1億円(2023年6月末)
URL:      https://www.groundinc.co.jp

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ビジネスカテゴリ
物流・倉庫・貨物EC・通販
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会社概要

GROUND株式会社

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URL
http://www.groundinc.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田須田町1-3-33 Bizflex神田10F
電話番号
-
代表者名
宮田啓友
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年04月