チェック・ポイント、クラウド電子メール向け分野で急成長中の米セキュリティ企業Avananを買収

Avanan製品が、最高品質のマルウェア防御を実現し、Check PointのSaaSコラボレーションスイート向けセキュリティを拡大

包括的なサイバーセキュリティプラットフォーマーであるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(Check Point® Software Technologies Ltd.、NASDAQ:CHKP、以下チェック・ポイント、https://www.checkpoint.com/jp/)は本日、クラウドベースの電子メール向けセキュリティ分野で急成長中である米セキュリティ企業のAvanan(読み方:アバナン)の買収を発表しました。Avananのクラウドベースの電子メール環境向けにデザインおよび構築された特許登録済みのテクノロジーを、チェック・ポイントの統合型アーキテクチャ「Check Point Infinity」に統合します。これにより、Check Point Infinityは電子メール、コラボレーションスイート、Web、ネットワーク、エンドポイントの全域を、不正なファイル、URL、フィッシング攻撃からリモートワークフォースを守る市場で唯一の統合型ソリューションとなります。

電子メールのテクノロジーは、社内ソリューションからクラウドベースのソリューションへと進化や移行を遂げてきました。企業ネットワークに対するサイバー攻撃の95%(https://securityboulevard.com/2020/12/staggering-phishing-statistics-in-2020/)が標的型フィッシング攻撃の成功を発端としており、クラウドベースの電子メール脅威の攻撃対象領域は、今までになく広範になっています。フィッシング攻撃数は2020年に倍増(https://www.prnewswire.com/news-releases/apwg-report-phishing-attacks-double-in-2020-and-october-shatters-all-time-monthly-records-301225502.html)しており、世界中のMicrosoft Office 365ユーザは、少なくとも1度は攻撃を受けています。

新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけとしたリモートワークへの移行は、クラウドベースの業務システムやTeams、Slack、OneDriveなどの電子メール以外のコラボレーションスイートの採用を促進し続けており、ユーザがサイバー攻撃の被害に遭うリスクがさらに高まっています。オンプレミスの電子メール向けに開発された従来型のソリューションはクラウド向けに適応されていないため、脅威が拡大した状況下においては、電子メール向けセキュリティに新たなアプローチが必要となります。従来型の電子メールソリューションは、セキュリティ関連のネイティブツールを損なうのみならず、クラウドの脅威を可視化することも、コラボレーションスイートを保護することもできません。

チェック・ポイントの最高製品責任者を務めるドリット・ドール(Dorit Dor)博士は次のように述べています。「クラウドベースの電子メールプラットフォームに移行する企業の増加に伴って、電子メールが壊滅的なサイバー攻撃の主な経路となる中、企業は電子メールやコラボレーションスイート向けセキュリティに新たなアプローチを求めています。今回の買収は非常に大きなチャンスです。Check Point InfinityにAvananが統合されることにより、企業は従来型のソリューションを利用しながら、現代の電子メール向けセキュリティに対応でき、クラウドベースの電子メールやコラボレーションスイートを最先端の攻撃から保護することが可能になります。過去3年間、チェック・ポイントはAvananのテクノロジーを組み込んだソリューションをお客様に提供してきました。その経験から今回の統合が、チェック・ポイントとAvananテクノロジーが真に融合し、お客様に最高の電子メールとコレボレーションスイート向けのセキュリティソリューションを提供することができると確信しています。」

AvananのCEO(最高経営責任者)兼共同創業者であるジル・フリードリッヒ(Gil Friedrich)氏は次のように述べています。「Avananによる電子メール向けセキュリティの再定義は、全く新しい歴史の幕開けです。チェック・ポイントと合併することにより、チェック・ポイントの比類のないセキュリティ機能や脅威インテリジェンスに、他の製品が見逃す高度な電子メール脅威を検知できるAvananの最高のAIを融合します。チェック・ポイントのグローバル組織を通じ、電子メールやコラボレーションスイートのセキュリティ強化を必要としている、あらゆる規模や地域のユーザに、この共同ソリューションを提供していきます。」

Check Point Infinityは業界初の統合型セキュリティアーキテクチャとして、既知および未知のサイバー脅威を防御する、最高レベルの脅威保護を提供します。Check Point InfinityのアーキテクチャにAvananのテクノロジーを統合することにより、世界中のリモートワークの企業や組織は最高レベルのセキュリティを実現できます。電子メール、コラボレーションアプリ、Web、ネットワーク、エンドポイントの全域において、不正なファイルやURL、またフィッシング攻撃を防御する、唯一の統合型ソリューションとして提供します。Avananのテクノロジーを統合したCheck Point Infinityの特長は以下の通りです。
  • 従来型のソリューションを利用しながら現代の電子メール向けセキュリティに対応でき、数分以内にクラウドベースの電子メールを保護
  • 最高品質のマルウェア防御により、生産性に影響を与えることなく、従来型の電子メール向けセキュリティソリューションよりも30%多くの電子メール経由の感染を阻止。フィッシング攻撃や不正なファイルが受信箱に届くことを阻止するほか、クリック時URL保護で電子メール内の危険なURLをクリックするリスクを解消し、攻撃後の自動修復機能によって被害が出る前に攻撃が拡大することを防ぐ
  • 社内外への電子メールデータの漏えい防止。セキュリティ管理者向けに、データが組織外へ漏えいすることを防ぐための各種対策手段を提供
  • OneDrive、Google Drive、Teams、Share Point、Slack、BoxなどのSaaSコラボレーションスイートを不正なURL、侵害されたファイル、データ漏えいから保護

チェック・ポイントは、Avananへの買収契約を正式に締結しました。買収はまもなく完了する見込みです。

※ 本リリースは、米国カリフォルニア州で2021年8月30日(現地時間)に配信されたものの抄訳です。英語のリリース全文はこちら(https://www.checkpoint.com/press/2021/check-point-software-technologies-acquires-avanan/)をご確認ください。

 


Avananについて
Avananは2015年の設立以来、特許登録済みのインライン保護と革新的な機会学習を通じ、最先端の電子メール向けセキュリティを定義してきました。Avananは、継続的にイノベーションを起こすことに加え、電子メールとコラボレーションスイート向けセキュリティの未来を定義することをビジョンとしています。5,000以上の顧客がAvananのテクノロジーを利用しており、米調査会社Gartnerなどが、Avananを電子メール向けセキュリティ分野のリーダーに位置付けています。

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チェック・ポイントについて
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(https://www.checkpoint.com/)は、世界各国の政府機関や企業など、あらゆる組織に対応するサイバー セキュリティ ソリューションを提供する大手プロバイダーです。業界随一の検出率を誇る先進のソリューションにより、お客様のネットワークを、マルウェアやランサムウェアなどの多岐にわたる第5世代のサイバー攻撃から保護します。企業のクラウドやネットワークのほかモバイル デバイスに保存されている情報を、今日の第5世代のサイバー攻撃を含めてあらゆる脅威から保護するため、第5世代の脅威に対応するマルチレベルのセキュリティ アーキテクチャを備え、直感的で操作性に優れた総合的かつ一元的なセキュリティ管理システムを展開しています。世界の10万以上の組織・企業がチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズのセキュリティ製品を利用しています。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの全額出資日本法人、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(https://www.checkpoint.com/jp/)は、1997年10月1日設立、東京都港区に拠点を置いています。


 

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会社概要

URL
https://www.checkpoint.com/jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー25F
電話番号
03-6205-8340
代表者名
佐賀 文宣
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
1997年10月