業界初の「ユニットバスルーム」誕生60周年
~浴室の進化をけん引し続け、累計出荷台数 1200万台突破~
1964年の東京オリンピック開催にあたり、日本初の超高層ホテル「ホテルニューオータニ」で短期間に大量の浴室を納入するために、1963年に業界初の「ユニットバスルーム工法」を開発しました。
①短納期:工期を在来工法の10分の1に短縮し、ホテルニューオータニの全客室の内の1044室を3.5ヵ月で組立てました。
②防水性:ステンレス製防水パンの採用により、従来の浴室の防水工事を不要にしました。
③軽量化:1958年に発売した浴槽「トートライトバス」で培ったFRP(繊維強化プラスチック)技術をカウンターなどにも採用し、浴室の軽量化を図りました。
1966年には、マンションやアパートなどの集合住宅用ユニットバスルームを発売し、1977年には、戸建用のユニットバスルームを発売しました。その後、マンションの取換え需要を見据えたマンションリモデルバスルームを発売、業界初の「カラリ床※2」や「魔法びん浴槽※2」など、お客様の生活価値を向上させた商品を発売し続け、浴室の進化をけん引してきました。1964年9月の誕生以来、着実に販売台数を伸ばし、2024年2月に「ユニットバスルーム」の累計出荷台数が1200万台を突破しました。現在では日本におけるおよそ9割※3がユニットバスルーム工法によるもので、日本の浴室のスタンダードとなりました。
また、近年は単に「体を洗う場所」から「くつろぎの場」へ進化し、最新のユニットバスルームでは、人間工学を応用した浴槽形状で身も心もリラックスする「ファーストクラス浴槽」や肩・腰をたっぷりのお湯で温める「楽湯」など機能を追加。さらにスマートフォンから専用アプリの操作で、いつでもどこでも入浴準備ができる「つながる快適セット」など、常にお客様の使い勝手と心地よさの追求を行っています。
TOTOは、今後も水まわりの総合メーカーとして、さらなる快適性を追求し進化させていきます。
※1ユニットバスルームは、JIS規格に適合したもの。
※2「カラリ床」「魔法びん浴槽」はTOTO(株)の登録商標です。
※3キッチン・バス工業会2022年度自主出荷統計より。
1964年9月ホテルニューオータニに納入した「ユニットバスルーム」
■TOTOのユニットバスルームの主な変遷
■TOTOユニットバスルームの累積出荷台数
■TOTOユニットバスルームに関する主な受賞歴
TOTOミュージアム企画展
「快適な暮らしを追求するユニットバスルーム展~誕生60年の軌跡~」開催
「TOTOミュージアム」の特別展示室にて、2024年3月19日(火)よりユニットバスルーム誕生から60年の軌跡を紹介する企画展を開催します。
初代ユニットバスルームの1/5サイズの模型や組み立て方の解説動画、快適性を追求し進化してきた商品の変遷などをご覧いただけます。
企画展名
「快適な暮らしを追求するユニットバスルーム展 ~誕生60年の軌跡~」
会期 ― 2024年3月19日(火)~11月上旬予定
会場 ― TOTOミュージアム 特別展示室内
所在地 ― 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
詳細はTOTOミュージアムウェブサイトをご覧ください
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