「働くママ店長のリアル。」婚礼和装専門写真館が届けたい、自然体でいられるウェディングフォトの撮影空間とは。
「撮影の現場って、思っているよりも人の温かさでできているんです。」INAI WEDDING WASOU大阪店の店長としてスタジオを切り盛りしながら、一児の母としても奮闘する彼女の“両立”に迫りました。


■ カメラの前に立つ人と同じように、現場の人も“人らしく”
大阪店の扉を開けると、明るくて柔らかい空気が流れている。
スタッフの声、お客様の笑い声、シャッター音。
一日の始まりを見守るその中心に立つのが、店長のATSUKOさんだ。
彼女はもともと看護師として、ドクターヘリに関わり人命救助に長年携わってきた。
そんな彼女の転機となったのが、カメラマン・SOTAとの出会い。
のちに夫となる彼が、ブライダルの現場で真剣に仕事へ向き合う姿を見て、
「自分も誰かの人生の節目に立ち会う仕事がしたい」と強く思うようになったという。
看護師を辞め、美容専門学校へ通い、ヘアメイクの資格を取得。
そこからブライダルの現場に立つようになり、数多くの新郎新婦を送り出してきた。
「救命救急の現場とブライダルは、一見まったく違うようでいて、
“一度きりの時間を預かる”という意味ではとても似ているんです。
どちらも、失敗が許されない緊張感があります。」
緻密な進行や細やかな気配りが求められるブライダルの現場。
それでも彼女は、「撮影現場は笑顔で溢れていてほしい」と語る。

現場で感じる“撮影のやりがい”
「新郎新婦が笑顔になった瞬間が何よりのご褒美ですね」
「撮影の日は“特別な日”だけど、無理に作り込まなくていい。その人らしさが写真に出るのが一番嬉しいですね。」
一組一組に合わせた撮影体験を大切にしているママならではの気配りが現場の空気を柔らかくしている。
仕事と家庭、どちらも“完璧じゃなくていい”
「ママであることと、店長であること。
どちらも完璧じゃなくていいと思っています。
家では子どもに助けられ、職場ではスタッフに支えられている。
そういう“チームの中で生きている感覚”が心地いいんです。」

彼女がINAIに求めるものこそ、「チーム感」だったという。
スタッフ同士が助け合い、笑い合いながら働く。
それが、現場の温かさにも自然と表れている。

お客様の「一生に一度の時間」を預かる責任
「お支度から撮影までの数時間って、
その方の“これまで”と“これから”が詰まっている気がするんです。
それを感じ取れることが、この仕事の一番のやりがいです。」
撮影の日、お客様は少し緊張してスタジオに訪れる。
その空気をやわらげるのは、彼女の作り出す空気感。お客様の表情が少しずつほぐれていく。
彼女は撮影のたびに「その人の人生を少し覗かせてもらっている」と感じるという。
“現場の空気”をつくるのは、技術よりも想い
「技術や経験も大事だけど、
“その場にいる人が心地いい空気”をつくることが何より大切。
それが写真にもちゃんと映るんです。」

INAI WEDDING WASOU大阪店では、技術力はもちろん、スタッフ全員が“人との関わり方”を大切にしているという。誰かが困っていたら自然に声をかける。撮影の合間には笑い声が絶えなかった。

INAIで働くということ=“人生に寄り添う仕事”
「お客様も、スタッフも、みんな“人生の途中”にいる。
だからこそ、どんな立場の人にも寄り添えるスタジオでありたいと思っています。」
仕事と家庭のバランスを取りながら働く日々。ときには撮影中に子どもの話をすることもある。
同じように家庭を持つお客様が共感し、笑い合う瞬間もある。そんな“人と人のつながり”を軸にしたスタジオ運営を続けている。結婚、家族、人生の節目——それぞれの瞬間に寄り添う写真を残すために。
最後に——働くママ店長として伝えたいこと
「仕事と家庭のどちらも大事にしたい。
それは、わがままじゃなくて“自然なこと”だと思います。子どもにもお客様にも、ちゃんと向き合える自分でいたい。そのバランスを見つけていければ両立は全然苦ではないですね」

写真を撮る人も、撮られる人も、どちらも“人”であるということ。
その温かさを原点に、今日もINAI WEDDING WASOU大阪店には、やわらかな光と笑顔があふれている。
ATSUKO店長のいるINAI WEDDING WASOU 大阪店の情報
https://inaiwedding-wasou.jp/osaka/
大阪府高槻市高槻町9-17 第3吉廣ビル2階
info@inaiwedding-wasou.jp
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