株式会社FinTが「Z世代トレンドランキング2022」を発表!Z世代の注目キーワード“エフォートレス”とは?
2022年のギャルブームから入手困難のヤクルト1000まで、ランクインの理由を徹底解説!
株式会社FinT(本社:東京都目黒区、代表取締役:大槻祐依)は、Z世代602名を対象に調査した結果をもとに、2022年のZ世代トレンドランキングを各部門ごとに発表します。
“エフォートレス(頑張りすぎない)”なZ世代は、ラクさ×自分らしさがキーワードに!
各SNSの特徴を理解した仕掛けで、Z世代の心を揺るがしましょう。
【芸能人部門】
人気ドラマに出演した俳優や、SNS上での切り抜きで話題となった芸能人が多くランクイン!受動的に情報収集できる短尺動画の流行から、初めは興味がなくても、頻繁に目にすることにより、徐々に関心が湧いてきた、という方も多いでしょう。
現在放送中の大人気テレビドラマ「silent」に主演として出演しており、幅広い年代から注目を集めています。手話を使った表情豊かな演技や独特な間の取り方など、その演技に引き込まれる方も多いでしょう。また目黒蓮さんが所属しているアイドルグループSnowManは、アーティスト部門にもランクインしており、歌手としても人気を集めています。
2位:なかやまきんに君
明るく少し天然っぽい発言や行動がSNS上の切り抜きで話題になっています。また決めゼリフの「ヤー!」「パワー!」は流行語部門にもランクインしており、真似する人も続々増えています。近年は、過去のテレビ番組出演動画が切り取られ、SNSでバズったことをきっかけに再ブレイクする芸能人も増えている傾向があります。
3位:道枝駿佑
大人気アイドルグループなにわ男子のビジュアル担当とも呼ばれており、俳優としてのテレビ出演も多数です。7月に公開された「今夜、この世界から恋が消えても」に主演出演し、『この夏一番泣ける!』と感動を誘ったのも印象的です。
【アーティスト部門】
人気アイドルグループだけでなく、TikTok上で音源が流行した新人アーティストもランクイン!楽曲の人気はもちろん、アーティストのポーズやファッションを真似するZ世代も増加しています。
昨年の大ヒットに引き続き、2022年も大人気アニメONE PIECEの映画主題歌を担当し、今やZ世代のカリスマアーティストとして呼び声を上げています。一度聞いたら忘れない、独特な声質やリズム感がTikTokなどのSNSとの相性も良く、多くの人が各SNSで耳にしているでしょう。
2位:なにわ男子
昨年デビューを果たしたなにわ男子は、Z世代から絶大な人気を誇るアイドルグループです。キラキラした見た目とは裏腹にコテコテの関西弁を話すギャップが大きく、今年はバラエティ番組でも大活躍でした。
3位:BTS
一時グループでの活動を休止する中で、個人での活動にも力をいれており、そのパフォーマンス力の高さから、不動の人気KPOPグループです。10月には韓国釜山でのオフラインコンサートに注目が集まり、釜山周辺の観光が活発となったのも印象的です。コロナ緩和となった今年は日本からも渡韓する方が多く、話題を集めていました。
【インフルエンサー部門】
Z世代から憧れられる、共感性の高いインフルエンサー達がランクイン!好みのインフルエンサーも多様化しており、自身のロールモデルになるインフルエンサーや、友達と話しているかのような等身大のインフルエンサーなど、それぞれの好みによって支持する動きが強いです。
アーティスト部門でも1位となりましたが、SNS上での音源使用が多いことからインフルエンサーとしても堂々1位に。Z世代のカリスマ的存在を確立しています。
2位:コムドット
主にYouTubeを中心に活動している5人組グループ。「地元ノリを全国に」「放課後の延長」というスローガンを掲げている彼らは、学生たちの間だけでなく、社会人になったばかりで学生生活が恋しいというZ世代の間で、青春の象徴として人気を集めています。
3位:平成フラミンゴ
女性2人組のYouTuberとして、高校生を中心に人気を集めています。長い付き合いである2人の仲の良さに憧れたり、芸人顔負けの体を張った寸劇が面白い、などが人気の理由です。
【ドラマ・映画部門】
Z世代の間では、心が洗われる“感動”や、考察から見える伏線の“感動”など、さまざまな“感動”を共有する動きが強くなっています。SNS上でそれぞれの考察をリアルタイムで共有しながらドラマを見る人が増えていることも特徴です。話題を集めたドラマ・映画がランクインしました。
話の内容に「泣ける!」と幅広い年代から感動を集めているだけでなく、1シーンごとの独特な間の取り方や映像美にも注目が集まっています。またTikTokの公式アカウントでは、自ら切り抜き動画(ドラマの複数シーンをカットして繋ぎ合わせた短尺動画)を配信することで、ドラマをまだ見ていない人にとって本編が見てみたくなるような仕掛けもされているのが注目どころです。
・2位:ONE PIECE FILM RED
歴代作品トップの興行収入となり、超人気大作に。アーティストとしても圧倒的人気のAdoが劇中ではキャラクターの歌唱シーンに参戦し、歌と映画の融合として話題を集めました。
・3位:六本木クラス
Z世代の間で大人気だった韓国ドラマ「梨泰院クラス」のリメイクとして放送前から話題を集めていました。日本人キャストの発表がティザー(断片的に情報公開し、興味を引くプロモーション)形式で、次々と発表されていくのも注目を集めた理由でしょう。
【曲部門】
ランクインした曲のほとんどがTikTok上での使用が多く、TikTokでバズるかどうか、たくさん使用してもらえるかどうかがヒット曲の鍵に!気づけば耳にしている、口ずさんでいる楽曲が並んでいます。
ドラマ・映画部門でランクインしたONE PIECE FILM REDの主題歌として人気を集め、TikTokでも音源使用が多くされていました。Billboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で3度も首位を獲得していたのも快挙です。
・2位:Habit/SEKAI NO OWARI
MVで本人が披露したダンスを、TikTok上で多くの人が真似してダンス動画を上げることで大人気に。また、曲の歌詞は若者へのメッセージとして話題で、「すぐに自分や人を分類して限界を決めてしまう習慣(Habit)を突き破っていこう」というメッセージが刺さるZ世代も少なくはなかったでしょう。
・3位:エジソン/水曜日のカンパネラ
独特な歌詞と中毒性のある音楽で、TikTok上で大人気となった楽曲。エジソンにちなんだ「発明して」というワードが繰り返されたり、「エジソン、自尊心」と遊びのある歌詞を口ずさむZ世代が絶えませんでした。
【コト・モノ部門】
人気アニメがTOP1・2にランクイン!ヒットの理由は放送開始前から各SNS媒体で面をとって露出しており、本編が気になって見てしまうという仕掛けがあります。またそのほかにも、コンテンツ自体は見ていなくても、SNS上で楽しめる工夫もされていました。
4月にアニメ放送が開始し、主人公のアーニャが可愛らしく「アーニャピーナッツが好き」というセリフもSNS上で話題となりました。ヒットの秘密は放送開始前から話題を集める仕掛けにあり、あらゆるSNS媒体で放送告知が流れ、アニメを知るキッカケが網羅されていたことにあります。また放送開始時には、そのワクワクと感動をみんなで共有する、そういった動きも見られました。更に、主題歌が大人気アーティストが名を連ねたところも人気の理由の1つです。
・2位:チェンソーマン
SPY×FAMILYに並ぶ人気作品で、こちらも10月の放送開始前から話題を集めていました。親の借金生活で暗い生活を送る主人公が、いたって普通の生活を夢見る現実的な考えもZ世代に刺さっているようです。
・3位:ヤクルト1000
睡眠の質が改善されるとSNSで話題になってから、各売り場からなくなり入手困難となった話題の商品です。コロナ禍を経て健康意識が高まり、日々の疲れを改善できるといった背景も人気となった理由にあります。
【流行語部門】
ランクインの結果から、TikTokが大きく影響していることがわかるでしょう。2位のギャルピースや3位の推し活はまさに2022年のカルチャートレンドが表れています。TikTok上でダンス動画が流行した「きつねダンス」や、ひろゆき氏の声を使用できるひろゆきメーカーから「それってあなたの感想ですよね」というワードを使った動画も多く見られました。
2022年大人気となったアニメSPY×FAMILYの主人公アーニャのセリフが流行語として1位に。幼い女の子の可愛らしい声で、このセリフはTikTokでオリジナル音源が作られるほどの人気となりました。
・2位:ギャルピース
平成ギャルブームとなった2022年は、ギャルがしていた手首を見せるギャルピースを真似するZ世代が続出しました。人気の発端は人気KPOPアイドルグループIVEのメンバーが写真撮影時にしていたことから逆輸入とも言われています。明るく型にはまらないポジティブなマインドを持った『マインドギャル』がZ世代の憧れとなっています。
・3位:推し活
各メディアでも頻繁に耳にした「推し活」は、自身の推しを応援する活動のことをいいます。Z世代の間では推し活は今や、生活の一部となっており、推しを応援するために仕事や勉強を頑張るZ世代も多いです。また、推し活を仕事と同じくらい重要視していることから「推し事(おしごと)」というワードも新たに生まれていました。
【グルメ部門】
ランクインした多くのグルメが実は、バズの発端となるSNSがそれぞれ異なっていることがポイントです。Z世代はSNS媒体をうまく使い分けるため、Twitter上では知識欲を掻く健康食品、TikTokでは動画でこそ伝わる見た目の面白さ、 Instagramでは店内の雰囲気を含めた世界観など、各商品の訴求ポイントによって露出媒体が異なっています。
Twitter上で睡眠の質が改善されると話題になってから入手困難となったヤクルト1000。知識欲の高いツイッタラー(Twitterユーザー)がその効果を熱弁する姿も多く、Twitterとの相性が抜群でした。
・2位:地球グミ
昨年に引き続きTikTokで話題を集める地球グミは、その見た目の面白さと変わった開封の仕方がTikTokの短尺動画との相性が良いです。Z世代の間では、友人同士で地球グミを食べることが1つのコンテンツにもなるほど楽しまれていました。
・3位:カヌレ
昨年につづき2022年は専門店が増え、味や見た目の種類が豊富となったことで人気が継続しています。見た目のシンプルさと無機質トーンのカフェはInstagram上での世界観醸成にちょうどよく、カヌレ本体とカフェを Instagramに投稿するZ世代が多くいました。
【コスメ・スキンケア部門】
ガルクラ(ガールクラッシュと呼ばれる、同性人気の高い女性KPOPアイドルの総称)に影響を受けた濃いめポイントメイクが流行に。ギャルブームとも相まって束間のあるつけまつ毛や、ポイントにこだわる純欲メイクなどもトレンドになりました。コスメやスキンケアは自分の素材を活かし、自分に合ったものを選択するパーソナライズ化が進んでいます。
コロナ禍のマスク生活で、ファンデーションがマスクにつきにくいと話題になりました。また同じクッションファンデでも肌質に合わせた種類展開が豊富で、自分の肌にパーソナライズして選べるのも人気の理由です。
・2位:純欲メイク
韓国メイクに次いで人気の中国メイクで、一見ナチュラルで大人っぽい印象ですが、鼻先にチークを入れたり、束感のあるまつ毛にしたりとポイントにこだわりが強いメイクです。ハイライトやラメで艶感を演出しながら、儚さを思わせるのが魅力です。
・3位:YOLU シャンプー
商品名の通り夜を想起させる儚げなパッケージの人気はさる事ながら、癒しになる香り高さとサラサラになる成分も人気の理由です。一部入手困難になるほどの人気を見せていました。
【ファッション部門】
ギャルブームからきたY2Kファッションは、Z世代が幼少期に見ていた“可愛くて強いお姉さん”であったギャルへの憧れが感じられます。またスポールMIXファッションも流行し、頑張りすぎずにオシャレしたいという“エフォートレス”なZ世代の価値観が表れています。
片手を塞がずにスマホを使用できるとして、便利さとオシャレさからスマホショルダーを持つZ世代が急増しました。2022年はスポーツMIXファッションも流行っており、頑張りすぎずにオシャレしたい、オシャレに楽を求める動きが強かったのも印象的です。
・2位:アームウォーマー
平成ギャルブームからY2Kファッション(2000年代のファッション)も大流行となり、かつてギャルの間でマストアイテムだったアームウォーマーにリバイバルが起こりました。ギャルっぽい派手な色味だけでなく、やわらかい系統やシンプルな服装にもあった色味や素材など、様々なアームウォーマーが発売され、Z世代の間でトレンドとなりました。
・3位:ダウンベスト
スポーツMIXファッションの人気もあり、秋口にかけてダウンベストを購入するZ世代が増えていました。今年はやや暖かい気候が続いているため、袖のないアウターは重宝されています。また、人気ファッションサイトSHEINなどで安くアウターを購入できるなども、入手しやすくなった背景にあるでしょう。
■FinT代表 大槻 祐依より総評
多様性が溢れている中で、ここ数年のZ世代のキーワードは"自分らしさ"でした。
”自分らしさ”を形作るために、Instagram上で自身の世界観を醸成をしたり、自分の推しを見つけて身につけたりと、さまざまな選択肢の中で、自分が選んだものでアイデンティティを表現するという動きが強くなってきていました。
しかし、2022年は"自分らしさ作り"に対する疲れを感じ、頑張りすぎない自己表現の流れがきたのではないでしょうか。エフォートレスという言葉の通り、「自分らしさは大事にするけど、頑張りすぎない」というマインドが強く、楽にオシャレをするスポーツMIXファッションや、型にハマらず気楽に生きるマインドギャル、などが流行りました。また、その疲れを癒す感動コンテンツや睡眠関連商品も話題になりました。
これからもエフォートレスな流れには注目です。
※本プレスリリース内データの引用・転載の際は『株式会社FinT調べ』と明記いただきますようお願い申し上げます。株式会社FinT:https://fint.co.jp/
・調査対象:15-26歳の男女602名
・調査方法:Webアンケート
・調査人数:男性300名、女性302名の計602名(15-19歳119名、20-26歳483名)
・調査エリア:日本国内
代表者:大槻祐依
本社所在地:〒153-0061 東京都目黒区中目黒1丁目1-71 KN代官山 本館9階
会社サイト:https://fint.co.jp/
(1)SNSマーケティング支援事業(https://fint.co.jp/snsmarketing)
旅行、料理、ファッション、美容等の幅広い分野に渡って、累計150社以上のアカウントのマーケティング支援を実施(2022年4月時点)。SNS運用の設計から投稿、効果測定まで一貫したSNSマーケティングをサポートしています。
(2)女性向けSNSメディア「Sucle」の運営事業(https://fint.co.jp/sucle)
「きょうのわたし、愛しいわたし」をコンセプトに、ファッションやコスメなど、最新の「かわいい」トレンドを発信している総フォロワー90万人を超える女性向けSNSメディアです。現在はメディアとしての枠を超え、ユーザーの皆様の生活により深い価値提供ができるサービスとして進化しています。
Sucle Instagramアカウント:https://www.instagram.com/sucle_
(3)インフルエンサーマーケティング支援事業(https://fint.co.jp/influencermarketing)
累計数千万フォロワーをキャスティングし蓄積されたデータに基づき、インフルエンサーを活用したプロモーション企画からキャスディングまで幅広くサポートいたします。
各SNSの特徴を理解した仕掛けで、Z世代の心を揺るがしましょう。
- 2022年Z世代トレンドランキングを発表!
【芸能人部門】
人気ドラマに出演した俳優や、SNS上での切り抜きで話題となった芸能人が多くランクイン!受動的に情報収集できる短尺動画の流行から、初めは興味がなくても、頻繁に目にすることにより、徐々に関心が湧いてきた、という方も多いでしょう。
1位:目黒蓮
現在放送中の大人気テレビドラマ「silent」に主演として出演しており、幅広い年代から注目を集めています。手話を使った表情豊かな演技や独特な間の取り方など、その演技に引き込まれる方も多いでしょう。また目黒蓮さんが所属しているアイドルグループSnowManは、アーティスト部門にもランクインしており、歌手としても人気を集めています。
2位:なかやまきんに君
明るく少し天然っぽい発言や行動がSNS上の切り抜きで話題になっています。また決めゼリフの「ヤー!」「パワー!」は流行語部門にもランクインしており、真似する人も続々増えています。近年は、過去のテレビ番組出演動画が切り取られ、SNSでバズったことをきっかけに再ブレイクする芸能人も増えている傾向があります。
3位:道枝駿佑
大人気アイドルグループなにわ男子のビジュアル担当とも呼ばれており、俳優としてのテレビ出演も多数です。7月に公開された「今夜、この世界から恋が消えても」に主演出演し、『この夏一番泣ける!』と感動を誘ったのも印象的です。
【アーティスト部門】
人気アイドルグループだけでなく、TikTok上で音源が流行した新人アーティストもランクイン!楽曲の人気はもちろん、アーティストのポーズやファッションを真似するZ世代も増加しています。
1位:Ado
昨年の大ヒットに引き続き、2022年も大人気アニメONE PIECEの映画主題歌を担当し、今やZ世代のカリスマアーティストとして呼び声を上げています。一度聞いたら忘れない、独特な声質やリズム感がTikTokなどのSNSとの相性も良く、多くの人が各SNSで耳にしているでしょう。
2位:なにわ男子
昨年デビューを果たしたなにわ男子は、Z世代から絶大な人気を誇るアイドルグループです。キラキラした見た目とは裏腹にコテコテの関西弁を話すギャップが大きく、今年はバラエティ番組でも大活躍でした。
3位:BTS
一時グループでの活動を休止する中で、個人での活動にも力をいれており、そのパフォーマンス力の高さから、不動の人気KPOPグループです。10月には韓国釜山でのオフラインコンサートに注目が集まり、釜山周辺の観光が活発となったのも印象的です。コロナ緩和となった今年は日本からも渡韓する方が多く、話題を集めていました。
【インフルエンサー部門】
Z世代から憧れられる、共感性の高いインフルエンサー達がランクイン!好みのインフルエンサーも多様化しており、自身のロールモデルになるインフルエンサーや、友達と話しているかのような等身大のインフルエンサーなど、それぞれの好みによって支持する動きが強いです。
1位:Ado
アーティスト部門でも1位となりましたが、SNS上での音源使用が多いことからインフルエンサーとしても堂々1位に。Z世代のカリスマ的存在を確立しています。
2位:コムドット
主にYouTubeを中心に活動している5人組グループ。「地元ノリを全国に」「放課後の延長」というスローガンを掲げている彼らは、学生たちの間だけでなく、社会人になったばかりで学生生活が恋しいというZ世代の間で、青春の象徴として人気を集めています。
3位:平成フラミンゴ
女性2人組のYouTuberとして、高校生を中心に人気を集めています。長い付き合いである2人の仲の良さに憧れたり、芸人顔負けの体を張った寸劇が面白い、などが人気の理由です。
【ドラマ・映画部門】
Z世代の間では、心が洗われる“感動”や、考察から見える伏線の“感動”など、さまざまな“感動”を共有する動きが強くなっています。SNS上でそれぞれの考察をリアルタイムで共有しながらドラマを見る人が増えていることも特徴です。話題を集めたドラマ・映画がランクインしました。
・1位:silent
話の内容に「泣ける!」と幅広い年代から感動を集めているだけでなく、1シーンごとの独特な間の取り方や映像美にも注目が集まっています。またTikTokの公式アカウントでは、自ら切り抜き動画(ドラマの複数シーンをカットして繋ぎ合わせた短尺動画)を配信することで、ドラマをまだ見ていない人にとって本編が見てみたくなるような仕掛けもされているのが注目どころです。
・2位:ONE PIECE FILM RED
歴代作品トップの興行収入となり、超人気大作に。アーティストとしても圧倒的人気のAdoが劇中ではキャラクターの歌唱シーンに参戦し、歌と映画の融合として話題を集めました。
・3位:六本木クラス
Z世代の間で大人気だった韓国ドラマ「梨泰院クラス」のリメイクとして放送前から話題を集めていました。日本人キャストの発表がティザー(断片的に情報公開し、興味を引くプロモーション)形式で、次々と発表されていくのも注目を集めた理由でしょう。
【曲部門】
ランクインした曲のほとんどがTikTok上での使用が多く、TikTokでバズるかどうか、たくさん使用してもらえるかどうかがヒット曲の鍵に!気づけば耳にしている、口ずさんでいる楽曲が並んでいます。
・1位:新時代/Ado
ドラマ・映画部門でランクインしたONE PIECE FILM REDの主題歌として人気を集め、TikTokでも音源使用が多くされていました。Billboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で3度も首位を獲得していたのも快挙です。
・2位:Habit/SEKAI NO OWARI
MVで本人が披露したダンスを、TikTok上で多くの人が真似してダンス動画を上げることで大人気に。また、曲の歌詞は若者へのメッセージとして話題で、「すぐに自分や人を分類して限界を決めてしまう習慣(Habit)を突き破っていこう」というメッセージが刺さるZ世代も少なくはなかったでしょう。
・3位:エジソン/水曜日のカンパネラ
独特な歌詞と中毒性のある音楽で、TikTok上で大人気となった楽曲。エジソンにちなんだ「発明して」というワードが繰り返されたり、「エジソン、自尊心」と遊びのある歌詞を口ずさむZ世代が絶えませんでした。
【コト・モノ部門】
人気アニメがTOP1・2にランクイン!ヒットの理由は放送開始前から各SNS媒体で面をとって露出しており、本編が気になって見てしまうという仕掛けがあります。またそのほかにも、コンテンツ自体は見ていなくても、SNS上で楽しめる工夫もされていました。
・1位:SPY×FAMILY
4月にアニメ放送が開始し、主人公のアーニャが可愛らしく「アーニャピーナッツが好き」というセリフもSNS上で話題となりました。ヒットの秘密は放送開始前から話題を集める仕掛けにあり、あらゆるSNS媒体で放送告知が流れ、アニメを知るキッカケが網羅されていたことにあります。また放送開始時には、そのワクワクと感動をみんなで共有する、そういった動きも見られました。更に、主題歌が大人気アーティストが名を連ねたところも人気の理由の1つです。
・2位:チェンソーマン
SPY×FAMILYに並ぶ人気作品で、こちらも10月の放送開始前から話題を集めていました。親の借金生活で暗い生活を送る主人公が、いたって普通の生活を夢見る現実的な考えもZ世代に刺さっているようです。
・3位:ヤクルト1000
睡眠の質が改善されるとSNSで話題になってから、各売り場からなくなり入手困難となった話題の商品です。コロナ禍を経て健康意識が高まり、日々の疲れを改善できるといった背景も人気となった理由にあります。
【流行語部門】
ランクインの結果から、TikTokが大きく影響していることがわかるでしょう。2位のギャルピースや3位の推し活はまさに2022年のカルチャートレンドが表れています。TikTok上でダンス動画が流行した「きつねダンス」や、ひろゆき氏の声を使用できるひろゆきメーカーから「それってあなたの感想ですよね」というワードを使った動画も多く見られました。
・1位:アーニャピーナッツが好き
2022年大人気となったアニメSPY×FAMILYの主人公アーニャのセリフが流行語として1位に。幼い女の子の可愛らしい声で、このセリフはTikTokでオリジナル音源が作られるほどの人気となりました。
・2位:ギャルピース
平成ギャルブームとなった2022年は、ギャルがしていた手首を見せるギャルピースを真似するZ世代が続出しました。人気の発端は人気KPOPアイドルグループIVEのメンバーが写真撮影時にしていたことから逆輸入とも言われています。明るく型にはまらないポジティブなマインドを持った『マインドギャル』がZ世代の憧れとなっています。
・3位:推し活
各メディアでも頻繁に耳にした「推し活」は、自身の推しを応援する活動のことをいいます。Z世代の間では推し活は今や、生活の一部となっており、推しを応援するために仕事や勉強を頑張るZ世代も多いです。また、推し活を仕事と同じくらい重要視していることから「推し事(おしごと)」というワードも新たに生まれていました。
【グルメ部門】
ランクインした多くのグルメが実は、バズの発端となるSNSがそれぞれ異なっていることがポイントです。Z世代はSNS媒体をうまく使い分けるため、Twitter上では知識欲を掻く健康食品、TikTokでは動画でこそ伝わる見た目の面白さ、 Instagramでは店内の雰囲気を含めた世界観など、各商品の訴求ポイントによって露出媒体が異なっています。
・1位:ヤクルト1000
Twitter上で睡眠の質が改善されると話題になってから入手困難となったヤクルト1000。知識欲の高いツイッタラー(Twitterユーザー)がその効果を熱弁する姿も多く、Twitterとの相性が抜群でした。
・2位:地球グミ
昨年に引き続きTikTokで話題を集める地球グミは、その見た目の面白さと変わった開封の仕方がTikTokの短尺動画との相性が良いです。Z世代の間では、友人同士で地球グミを食べることが1つのコンテンツにもなるほど楽しまれていました。
・3位:カヌレ
昨年につづき2022年は専門店が増え、味や見た目の種類が豊富となったことで人気が継続しています。見た目のシンプルさと無機質トーンのカフェはInstagram上での世界観醸成にちょうどよく、カヌレ本体とカフェを Instagramに投稿するZ世代が多くいました。
【コスメ・スキンケア部門】
ガルクラ(ガールクラッシュと呼ばれる、同性人気の高い女性KPOPアイドルの総称)に影響を受けた濃いめポイントメイクが流行に。ギャルブームとも相まって束間のあるつけまつ毛や、ポイントにこだわる純欲メイクなどもトレンドになりました。コスメやスキンケアは自分の素材を活かし、自分に合ったものを選択するパーソナライズ化が進んでいます。
・1位:TIRTIR クッションファンデ
コロナ禍のマスク生活で、ファンデーションがマスクにつきにくいと話題になりました。また同じクッションファンデでも肌質に合わせた種類展開が豊富で、自分の肌にパーソナライズして選べるのも人気の理由です。
・2位:純欲メイク
韓国メイクに次いで人気の中国メイクで、一見ナチュラルで大人っぽい印象ですが、鼻先にチークを入れたり、束感のあるまつ毛にしたりとポイントにこだわりが強いメイクです。ハイライトやラメで艶感を演出しながら、儚さを思わせるのが魅力です。
・3位:YOLU シャンプー
商品名の通り夜を想起させる儚げなパッケージの人気はさる事ながら、癒しになる香り高さとサラサラになる成分も人気の理由です。一部入手困難になるほどの人気を見せていました。
【ファッション部門】
ギャルブームからきたY2Kファッションは、Z世代が幼少期に見ていた“可愛くて強いお姉さん”であったギャルへの憧れが感じられます。またスポールMIXファッションも流行し、頑張りすぎずにオシャレしたいという“エフォートレス”なZ世代の価値観が表れています。
・1位:スマホショルダー
片手を塞がずにスマホを使用できるとして、便利さとオシャレさからスマホショルダーを持つZ世代が急増しました。2022年はスポーツMIXファッションも流行っており、頑張りすぎずにオシャレしたい、オシャレに楽を求める動きが強かったのも印象的です。
・2位:アームウォーマー
平成ギャルブームからY2Kファッション(2000年代のファッション)も大流行となり、かつてギャルの間でマストアイテムだったアームウォーマーにリバイバルが起こりました。ギャルっぽい派手な色味だけでなく、やわらかい系統やシンプルな服装にもあった色味や素材など、様々なアームウォーマーが発売され、Z世代の間でトレンドとなりました。
・3位:ダウンベスト
スポーツMIXファッションの人気もあり、秋口にかけてダウンベストを購入するZ世代が増えていました。今年はやや暖かい気候が続いているため、袖のないアウターは重宝されています。また、人気ファッションサイトSHEINなどで安くアウターを購入できるなども、入手しやすくなった背景にあるでしょう。
■FinT代表 大槻 祐依より総評
多様性が溢れている中で、ここ数年のZ世代のキーワードは"自分らしさ"でした。
”自分らしさ”を形作るために、Instagram上で自身の世界観を醸成をしたり、自分の推しを見つけて身につけたりと、さまざまな選択肢の中で、自分が選んだものでアイデンティティを表現するという動きが強くなってきていました。
しかし、2022年は"自分らしさ作り"に対する疲れを感じ、頑張りすぎない自己表現の流れがきたのではないでしょうか。エフォートレスという言葉の通り、「自分らしさは大事にするけど、頑張りすぎない」というマインドが強く、楽にオシャレをするスポーツMIXファッションや、型にハマらず気楽に生きるマインドギャル、などが流行りました。また、その疲れを癒す感動コンテンツや睡眠関連商品も話題になりました。
これからもエフォートレスな流れには注目です。
※本プレスリリース内データの引用・転載の際は『株式会社FinT調べ』と明記いただきますようお願い申し上げます。株式会社FinT:https://fint.co.jp/
- 調査の概要
・調査対象:15-26歳の男女602名
・調査方法:Webアンケート
・調査人数:男性300名、女性302名の計602名(15-19歳119名、20-26歳483名)
・調査エリア:日本国内
- 株式会社FinTについて
代表者:大槻祐依
本社所在地:〒153-0061 東京都目黒区中目黒1丁目1-71 KN代官山 本館9階
会社サイト:https://fint.co.jp/
(1)SNSマーケティング支援事業(https://fint.co.jp/snsmarketing)
旅行、料理、ファッション、美容等の幅広い分野に渡って、累計150社以上のアカウントのマーケティング支援を実施(2022年4月時点)。SNS運用の設計から投稿、効果測定まで一貫したSNSマーケティングをサポートしています。
(2)女性向けSNSメディア「Sucle」の運営事業(https://fint.co.jp/sucle)
「きょうのわたし、愛しいわたし」をコンセプトに、ファッションやコスメなど、最新の「かわいい」トレンドを発信している総フォロワー90万人を超える女性向けSNSメディアです。現在はメディアとしての枠を超え、ユーザーの皆様の生活により深い価値提供ができるサービスとして進化しています。
Sucle Instagramアカウント:https://www.instagram.com/sucle_
(3)インフルエンサーマーケティング支援事業(https://fint.co.jp/influencermarketing)
累計数千万フォロワーをキャスティングし蓄積されたデータに基づき、インフルエンサーを活用したプロモーション企画からキャスディングまで幅広くサポートいたします。
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