企業のサステナビリティアクションを加速させる専門プロジェクトチーム「SUSTAINABLE ENGINE」発足
国連はSDGs達成に向けた2030年までを「行動の10年」と位置づけ、サステナビリティにおける企業アクションへの期待が高まっています。当社自主調査(※1)によると、サステナビリティ推進の「認知・理解」を促進する施策の実施率は8割以上である一方で、企業の取り組みをマルチステークホルダーに対して効果的に伝えることができず、事業成長や人材獲得につながらないという声も非常に多く聞かれ、企業と生活者をつなぐコミュニケーションの役割がより重視されるようになっていることがわかりました。
そこで当社では、総合制作事業会社としての強みを活かし、広告・プロモーション領域の専門性と実施力に加え、サステナブル領域の知識と実績を兼ね備えたエキスパートからなる専門プロジェクトチーム「SUSTAINABLE ENGINE」を発足しました。この「SUSTAINABLE ENGINE」は、企業課題に合わせて、パーパス構築、コミュニケーション設計・発信、具体化アクションという3つのプロセスごとに最適なソリューションを提供。サステナビリティアクションの実装化サイクルを通じて、企業のサステナビリティ目標達成を支援します。また、博報堂SDGsプロジェクト(※2)と連携し、生活者の行動変容を促す原動力として、持続可能な社会実現に貢献してまいります。
■「SUSTAINABLE ENGINE」の特徴
サステナビリティアクションの実装化サイクルを構成する3つのプロセス「パーパス構築」「コミュニケーション設計・発信」「具体化アクション」それぞれ単体での課題解決はもちろん、実装化サイクル全体での最適化プランをご提案することも可能です。
Process1:パーパス構築
「パーパス (=存在意義)」は、社会における自社の立ち位置を明確にし、社史や社風、哲学、生業を包括する未来に向けた宣言でなければなりません。言葉とアクティベーションの専門知識をもつ当プロジェクトのエキスパートが、企業の血肉になる最適なパーパス構築を力強く支援します。
Process2:コミュニケーション設計・発信
パーパスを策定し、それに基づいてサステナビリティ活動をしているにも関わらず、社会にそれを正しく伝えられていないという課題に対して、動画、イベント、オウンドサイト、SNS、キャンペーン等、あらゆるチャネルを最適化し、企業イメージ向上に寄与する効果的なコミュニケーション施策を計画、実行します。
Process3:具体化アクション支援
真のサステナビリティ経営実現のためには、行動変容が不可欠です。私たちのコアコンピタンスである「顧客化力」により、生活者の心を動かし、新しい行動を促す具体化アクションを支援します。脱炭素、循環型経済、人権など多様なテーマから最適なアクションを提案し、共感と行動の好循環を生み出します。
■「SUSTAINABLE ENGINE」活用イメージ
(1)BtoC企業のサステナビリティアクション
パーパスに基づく具体的アクションや商品/サービス提案だけでなく、インクルーシブな表現を用いた広告コミュニケーションや脱炭素イベントなど、立体的かつ効果的な統合プランをワンステップでご提供します。
(2)BtoB企業のサステナビリティアクション
難しいテーマに挑むBtoB企業の取り組みを、楽しくわかりやすく伝えるためのコミュニケーション開発から体験設計までを一気通貫でご提供します。
(3)採用活動におけるサステナビリティアクション
Z世代の認知獲得からファン化に至るまで、サステナビリティ知見が深い各ジャンルの専門家が連携してマルチチャネルで学生に刺さる文脈としてリーチさせることができます。
(4)社内に対するサステナビリティアクション
パーパス策定後の社内浸透策として、タッチポイントごとにわかりやすく共感できるストーリー構築し、コンテンツ制作を支援します。社内啓発だけでなく社外広報を戦略的に統合した多角的な発信も可能です。
(5)サプライチェーン全体を通じたサステナビリティアクション
脱炭素社会の実現とサプライチェーンにおける環境・人権への配慮に向けて、トレーサビリティ確保、クリーンエネルギー工場での生産、エコ輸送から、アップサイクルまで、ものづくりを基点としたサーキュラーエコノミーの実現を支援します。
博報堂プロダクツは、今後もサステナビリティアクションを通じて、サステナビリティ課題解決に取り組む企業を支援し、社会インパクトを創出することで共に持続可能な社会実現に貢献してまいります。
※1 「企業のサステナビリティコミュニケーション」に関する自主調査
当社は、企業のサステナビリティコミュニケーションの実態や課題を把握するために、サステナビリティ業務経験者425名を対象とした自主調査を実施いたしました。調査結果では、上場企業/非上場企業問わずサステナビリティが企業にとって欠かせない取り組みになっており、今後も活発化していく傾向が見られました。一方で、コミュニケーション施策がバラバラで、事業成長や人材獲得につながらない課題に直面していることが明らかとなりました。これらの課題を踏まえ、サステナビリティコミュニケーションをより魅力的で効果的なものにするための考察や、未来のビジネスを創るヒントとしてご活用いただけるレポートをご用意しています。
https://www.h-products.co.jp/topics/entry/2023/05/23/140000
※2 博報堂SDGsプロジェクト
SDGsの視点からクライアント企業のビジネスイノベーションを支援する全社的プロジェクト。マーケティング・ブランディング、PR、ビジネス開発、研究開発、クリエイティブなど、SDGsに関する経験と専門性を持つ社員で編成。次世代の経営テーマとなる、企業の経済インパクトと社会的インパクトの統合に資するソリューション開発や経営支援、事業開発支援、マーケティング支援などを行なっています。
https://www.hakuhodo.co.jp/news/info/82711/
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