資源循環インフラを構築するECOMMIT、シリーズA 2ndクローズで総額約15.9億円の資金調達を実施
PASSTOの拠点拡大、アパレルメーカー等ものづくり企業の資源循環のスキーム構築、循環センターの統合などを推進
循環型社会に向けた不要品の回収・選別・再流通のインフラを構築する株式会社ECOMMIT(本社: 鹿児島県薩摩川内市、代表取締役CEO:川野 輝之、以下「ECOMMIT」)は、シリーズAラウンド 2ndクローズが完了し、中部電力株式会社(以下、「中部電力」)、株式会社オリエントコーポレーション(以下「オリコ」)、グローバル・インフラ・マネジメント株式会社、株式会社Kipsを引受先とする第三者割当増資を実施したことをお知らせします。
当社はこれまでに約9.4億円の資金調達を実施しており、この度の調達によりシリーズAの総額調達額は約15.9億円になります。
◼️資金調達の目的
今回の資金使途につきましては、資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の拠点の拡大や、アパレルメーカーなどのものづくり企業との資源循環の仕組みの構築、全国7箇所のサーキュラーセンターの統合や拠点拡大等に活用し、資源循環のインフラづくりを更に加速していくことを目指します。
・資源循環サービス「PASSTO」の拠点拡大
PASSTOはこれまでも、マンションや郵便局、商業施設などに導入され、暮らしに一番身近な資源循環の入口となることで生活者の皆様がより気軽に資源循環に参加できる場と、“捨てる”以外の選択肢を提供してきました。PASSTOでお預かりした衣類のリユース・リサイクル率は約98%。単純焼却された場合と比べて、CO2排出量の削減にも貢献しています。
ECOMMITと中部電力は2024年2月業務連携協定の締結を通して、中部エリアにおけるPASSTOの拠点拡大とともに循環型ライフスタイルを支えるインフラの構築を進めており、この度、その取り組みをさらに加速させます。また、オリコとはオリコカードの加盟店等へのPASSTOの提案を行うことで、全国でのPASSTOの拡大を目指します。
その他にも、自宅から不要品をパストすることができる「宅配PASSTO」などの新たなスキームを構築していく予定です。
・アパレルメーカー等 ものづくり企業の資源循環のスキーム構築
ECOMMITが培ってきた回収・選別・再流通の仕組みやトレーサビリティデータを活用し、アパレルメーカーなどのものづくり企業と連携することでリセールの仕組みや、製品のライフサイクルを伸ばすための取り組みなどを行います。
・全国7箇所のサーキュラーセンターの統合・拡大
ECOMMITは、全国7箇所にある各サーキュラーセンターの統合や拡大を行い、回収・選別・再流通の生産性向上を目指します。資源循環のインフラづくりを更に加速していきます。
◾️新規引き受け先企業代表者様からのコメント
中部電力株式会社
常務執行役員 経営戦略本部 地域インフラ事業推進室長 安井 稔 氏 コメント
中部電力グループは、資源循環事業を、2030年に向けた「エネルギー・資源の最適循環」および「安心・安全な生活」を実現するための重点分野と位置付け、地域や社会の課題解決を起点とする新たな価値の創出に取り組んでおります。
当社の強みであるインフラ事業として培ってきた地域とのつながりと、ECOMMIT社のあらゆるモノが循環できる社会を実現させるための取り組みを掛け合わせることにより、「資源循環型ライフスタイルを支えるインフラ」の構築を進め、地域の様々なパートナーのみなさまとともに、循環型社会・サーキュラエコノミーの実現を目指してまいります。
株式会社オリエントコーポレーション
執行役員 企画グループ副グループ長(兼)企画グループ戦略企画部長 田村 浩利 氏 コメント
弊社は2025年3月期を最終年度とする中期経営計画において、「サステナビリティ」を経営の軸に据え、取り組むべきマテリアリティの一つに「脱炭素・循環型社会実現への貢献」を掲げています。
昨今、企業や個人のサステナビリティへの意識が高まっていることから、ECOMMITが掲げる「捨てない社会」の実現に向けた取り組みは、今後ますます重要になると考えています。
このたびの資本業務提携を機に、最大限の支援を行うとともに、オリコグループとECOMMITが保有するリソースを活用し、シナジーの創出および事業のさらなる拡大をめざしてまいります。
◾️シリーズA 2ndラウンドの引受先について
・中部電力株式会社
・株式会社オリエントコーポレーション
・グローバル・インフラ・マネジメント株式会社(Global Infrastructure Managementアセット・クリエーション・ファンド1号投資事業有限責任組合)
・株式会社Kips
株式会社ECOMMIT 代表取締役CEO 川野 輝之 コメント
この度は、資源循環のインフラを目指すECOMMITの未来に共感いただき、ご支援いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
ECOMMITが運営する資源循環サービス「PASSTO」の拠点が拡大するなかで、生活者の皆さまに捨てるのではなく”パストする”という選択肢が徐々に浸透しています。これからも、捨てない社会をかなえるために生活者の皆さまへの新たな価値を提供してまいりたいと思います。
また、廃棄を減らすだけではなく、ものづくりの企業様が循環型ものづくりへ変革するためのご支援できるよう、資源循環のインフラ構築に向けてチーム一丸となって、取り組んでまいります。
捨てない社会をかなえる「PASSTO(パスト)」〜 あなたの街の循環ステーション 〜
「PASSTO」は、 PASS TOを短縮した造語で、「次の人に渡す、未来に渡す」を意味しています。PASSTOは、生活者の身近な場所で資源循環の入口となり、使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくります。PASSTOでお預かりした衣類のリユース・リサイクル率は約98%。単純焼却された場合と比べて、CO2排出量の削減にも貢献しています。
PASSTO official website : https://www.passto.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/passto.jp
株式会社ECOMMITについて
ECOMMITは「捨てない社会をかなえる」ために、ものが循環するインフラをビジネスで実現する循環商社です。全国7箇所に自社の循環センターを持ち、不要になったものを回収・選別・再流通しています。さらに、"ものの流れ"をデータ化する自社開発のトレーサビリティシステムにより、リユース・リサイクル率の算出や、CO2削減量のレポーティングまで行うことで、企業や自治体のサステナビリティ推進に向けたサービスを包括的に提供しています。 URL:https://www.ecommit.jp/
(1)会社名 株式会社ECOMMIT
(2)代表者 川野 輝之
(3)所在地 鹿児島県薩摩川内市水引町2803
(4)URL https://www.ecommit.jp/
(5)設立 2008年10月1日
(6)事業内容:循環型社会に向けたインフラ・システム開発およびリユース・リサイクル事業
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