豊中市 令和2年度(2020年度)決算の概要
豊中市は、令和2年度の決算について取りまとめました。概要は次のとおりです。
1.歳入・歳出
歳入で524億2千万円(34.5%)の増、歳出では526億4千万円(35.9%)の増。
【主な増減理由】
○歳入
・特別定額給付金給付事業により国庫支出金が増額
・新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金により国庫支出金が増額
○歳出
・新型コロナウイルス感染症に対する支援策として実施した、特別定額給付金給付事業、消費喚起事業、子育て世帯生活支援特別給付金事業、児童生徒一人1台のタブレット端末の整備などで物件費、扶助費、補助費などが増額
・障害者福祉や子育て支援などの扶助費が増額
2.実質収支
38億円の黒字決算。新型コロナウイルス感染症に対する様々な支援策を実施したため歳出が大幅に増加した一方、特別定額給付金給付事業に係る国庫支出金のほか、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されたこと、さらに前年度の決算剰余金である繰越金が増えたことなどにより、黒字の決算となりました。
3.プライマリーバランス
プライマリーバランスは前年度に引き続き黒字を維持しました。
4.経常収支比率
経常収支比率は、物件費および補助費などが減少したことから、90.8%と前年度に比べ0.6ポイント改善しました。
5.健全化判断比率(地方公共団体の財政の健全化に関する法律に規定)
健全化判断比率はマイナス値を含め、値が小さくなるほど財政上は望ましい状態であることを示します。
令和2年度決算については、引き続き黒字を維持したことから、実質赤字比率および特別会計を含めた連結実質赤字比率はそれぞれ下表のとおりとなりました。また実質公債費比率(3.1%)は前年度比同水準となりました。将来負担比率は前年度に引き続きマイナスとなりました。
6.その他会計
特別会計については、6つの特別会計の全てで実質収支の黒字もしくは収支均衡を維持しました。
公営企業会計については、純損益について、3会計とも黒字となり、資金不足比率についても、資金不足が生じていない状況です。
7.総括
令和2年度の決算については、新型コロナウイルス感染拡大の状況下における決算としては比較的良好であるものの、今後、近年続いていた公債費の減少については下げ止まり、少子高齢化に伴う社会保障関係経費の増加および市有施設の老朽化対応経費の増加など、引き続き歳出の増加が予想されます。また、新型コロナウイルスワクチン接種事業が未完了であることなどから、今後も引き続き大規模な支援策が必要となることが予想されます。
これらのことから、引き続き歳入・歳出両面から、財源を創出するための継続的な取り組みを行うことで、未来への投資につなげる「創る改革」を進めていきます。
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