【福島県郡山市】市制施行100周年プロジェクト「郡山公会堂電燈復元事業」ガバメントクラウドファンディングを実施中!

~光の喪失から郡山市のシンボルに新たな100年の明かりを灯す~

郡山市

竣工当時の郡山公会堂

市制施行を記念して1924(大正13)年に建てられた郡山公会堂は、建築当時、正面玄関に電燈が設置されていましたが、先の大戦時の金属回収令により失われたことからガバメントクラウドファンディング®を活用した市制施行100周年記念プロジェクトとしてこれらを復元し、建設当時の姿を再現します。

【ふるさとチョイスGCF®プロジェクトページ】

URL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/3726 

※ガバメントクラウドファンディング®とは・・・ふるさとチョイスがふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングです。自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の寄付金の「使い道」をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方から寄付を募る仕組みです。

内 容

《失われた灯火》

公会堂正面玄関の両脇の石(袖石)の上部には、何らかの装置が設置されていた痕跡があります。校外学習で訪れる子どもたちや公会堂を利用される方も、何があったのか普段は何気なく通り過ぎることが多いほど見逃しがちな痕跡ですが、何かを止めていたアンカーボルトの切断跡が出ているのです。 

電燈痕(左側)

電燈痕(右側)

公会堂の古い画像や仕様書を確認すると、電燈が置かれていたことが分かります。郡山市歴史資料館によると、1941(昭和16)年の金属回収令により撤去・供出されたのではないかとのことです。以降、復元されずに現在に至っており、どのようなデザインのものだったかまでは分からないままでした。

なんとか実際の形状が分からないものかと、公会堂周辺の神社仏閣等への聞き取りや同時期に建築された市内の洋風建築物の確認、書籍等を調査しましたが、画像資料の発見までには至りませんでした。

このような中、郡山市歴史情報博物館準備室に市民の方からの歴史資料寄贈の申出があり、学芸員が資料を確認したところ、偶然、公会堂を背景にした古写真を発見、それは青年等が並び、脇に公会堂の電燈が映る壮丁徴兵記念※の写真でした。

この写真の発見により、電燈のおおよその大きさやデザインなどが判明したことから、復元が可能であることが分かりました。

 ※壮丁:①成年に達した男②労役や軍役に服せられる者

提供された古写真(壮丁徴兵記念写真)

復元する電燈

 《国登録有形文化財(建造物)「郡山市郡山公会堂」》

現在の郡山公会堂

郡山公会堂の建築工事は、1922(大正11)年10月から1924(大正13)年9月までの期間でした。当時建築にあたった町政担当者は「伸び行く郡山」を象徴しようと、近代的建築様式の一大建造物を設計しました。

大規模な工事であったことから、県はもとより町内の有志からの寄附金も募るなど、市民の大きな期待が寄せられていたようです。

ルネサンス様式で計画された本館は、2階建て一部4階総建坪19坪7勺、鉄骨トラス小屋組で屋根はストレート葺でした。連続半円アーチの柱廊と総台受、上げ下げ連窓などを丁寧にデザインした躯体の隅に縦長ガラス面で垂直性を強調した塔屋を設けています。建築当初は安積開拓の精神を映す最も近代的なものでした。設計者は、矢橋賢吉と言われていますが、矢橋本人は当時大蔵省建設課長兼臨時国会議事堂建設局長であり、議事堂建設に多忙を極めていたため、実際は彼の部下である萩原貞夫技師の手によるものであると言われてもいます。また、設計にあたっては、矢橋が萩原にオランダ・バーグの平和宮の図面を示して指示を与えたとも伝えられています(大正建築物で代表的な大阪の中之島公会堂を模したとも言われています)。

郡山公会堂は、全体のバランスや細かな意匠、色彩などの所見の多い大正時代の洋風建築として貴重で、「造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしていることから2002(平成14)年に国の有形文化財に登録されています。かつて唯一の集会場であった頃は、プロレスの興行や労働組合の集会、「『10万人のコーラス』運動」の会場として利用され、現在は、コンサートや集会、展覧会等様々な催しが開かれており、郡山市の歴史の中で記念すべき建築物と位置付けられています。

ガバメントクラウドファンディング®の概要 

≪募集期間≫

2025年3月19日(水)まで

 

≪目標金額≫

1,000,000円

 

≪返礼品≫

うねめ牛や米、地酒、クリームボックスなど、郡山市の特産品を返礼品としてご用意しております。   

≪寄附の用途≫

寄附金は、郡山公会堂電燈復元事業に活用します。

※寄附額が目標に達しなかった場合でも、上記事業に活用します。

※余剰金が発生した場合は、他の市制施行100周年記念事業で活用させていただきます。

 

・寄附金の受付                                                

ふるさとチョイスGCF®の専用プロジェクトページで受け付けています。

【ふるさとチョイスGCF®プロジェクトページ】

URL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/3726

 

本件に関するお問合せ先                                         

郡山市教育委員会 教育総務部 中央公民館

電話:024-934-1212  Mail:chuuou-pub@city.koriyama.lg.jp

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政治・官公庁・地方自治体
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会社概要

郡山市

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
福島県郡山市朝日1-23-7
電話番号
024-924-3711
代表者名
品川 萬里
上場
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資本金
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設立
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