「GXの産業界への影響と対応」研究プロジェクトにレポートを掲載
米国における反ESG潮流と金融機関によるGFANZ脱退
東京海上ディーアール株式会社は、2024年10月から調査研究プロジェクト「GXの産業界への影響と対応」を実施しています。このたび研究成果として、「米国における反ESG潮流と金融機関によるGFANZ脱退」を発行いたしました。詳細は本プロジェクトの概要ページをご覧ください。
レポート概要
今年に入ってから、米国を中心とした反ESGの潮流等の影響を受け、ネットゼロを目指す世界的な金融機関連合であるグラスゴー金融同盟(Glasgow Financial Alliance for Net Zero: GFANZ)から脱退する金融機関が相次いでいます。一見すると金融セクターにおけるネットゼロへの動きが停滞したように見えるこの動きは、GXを目指して資金調達を行う企業にとってどのような影響を与えるのでしょうか。本稿においては、GFANZから脱退した金融機関の個別事例も取り上げつつ、解説していきます。
「GXの産業界への影響と対応」研究プロジェクト概要
GX(Green Transformation)とは、化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のことを指します。
現在の産業・社会構造は化石燃料の使用を前提に最適化されたものです。従って、GXは、単なるエネルギー政策の転換にとどまらず、社会の様々な分野に変化をもたらし産業界にも大きな影響を及ぼします。
本プロジェクトは、そのようなGXの与える影響をエネルギー、産業・競争、金融・資本市場、貿易・通商、技術、等の多様な観点から分析し、産業界に必要な対応を検討します。
研究の成果については当社ホームページにレポートとして発信する他、セミナー等も予定致しております。