最も自分らしく働く約2000名の頂点は、地域の子供の未来に貢献するエンジニア!「プロエンジニアフォーラム2019」開催事後レポート
■P-1グランプリ ファイナル「エンジョニア大賞」を発表
■フリーランスの未来の働き方を語るパネルディスカッションを実施
2019年6月22日(土) 於 日本科学未来館
■フリーランスの未来の働き方を語るパネルディスカッションを実施
2019年6月22日(土) 於 日本科学未来館
ITエンジニアの新しい働き方を提案する株式会社PE-BANK(東京都港区/代表取締役・櫻井 多佳子、以下 PE-BANK) は、2019年6月22日(土)“WORK FOR GOOD LIFE”をテーマとした「プロエンジニアフォーラム2019」を開催いたしました。
本イベントでは、新しいライフスタイルや働き方を切り開いたITフリーランスの活躍を表彰するアワード「P-1グランプリ ファイナル」 を開催いたしました。ご自身の“WORK FOR ◯◯“をテーマに、現在PE-BANKで活躍中の約2000名のプロエンジニアの中から最も自分らしい働き方を実現した方を厳正なる審査を通して選出。大賞には、「WORK FOR きっかけ」をテーマにエピソードを発表した中部支店の富田 大介氏が選ばれました。また優秀賞には、趣味や副業との両立や地域とのつながりを語る方など、個性豊かな3名が選出されました。
授賞式にはPE-BANKのイメージキャラクターである要潤さんが駆けつけ、受賞者にお祝いの言葉を送りました。その他、佐々木俊尚氏より大賞結果を踏まえた本フォーラムに対する総評をいただき、元プロサッカー選手・スポーツジャーナリスト 前園 真聖氏による特別講演も実施いたしました。
【「P-1グランプリ ファイナル」について】
PE-BANKにて就業している約2000名のITフリーランスの中から、最も自分らしく、新しい働き方を切り開いた方を、厳正な審査を通じて若干名選出。その中から「エンジョニア大賞」1名と「エンジョニア優秀賞」3名を決定します。今年度は「わたしのWORK FOR GOODLIFE」をテーマとし、選考通過者には新しいライフスタイルや実現した働き方など自身が働く目的や意味について披露していただきました。
■エンジョニア大賞
(中部支店所属)
「WORK FOR きっかけ」
フリーランスになって2年の富田氏は、今の働き方を選んだことで好きなことができる時間と余裕ができたと自身の変化を発表。子供好きなため、私生活では「父親協力委員会」という子供を楽しませるための団体で活動しており、自作したロボットをステージ上で披露しながらこれまでの取り組みを紹介。働く上での目標は、子供の時に人見知りだった自分の性格を変えてくれた“焼き芋屋さん”のように、子供の未来を変えるきっかけになることだと締めくくりました。
■エンジョニア優秀賞
(東北支店所属)
「WORK FOR Café & Music @ SENDAI」
母の介護がきっかけで東京から仙台に拠点を移した伊藤氏。週3勤務などフリーランスの利点を活かしながら、介護の状況に合わせてフレキシブルに働いてきたと自身の過去を語りました。現在は副業で自家焙煎珈琲の販売やイベント出店、ラジオ出演などの他、趣味としてバンド活動をしていると取り組みを発表。将来は障害者支援団体と協業してカフェ営業し、新たな雇用を生み出すことや、ライブが出来るカフェの営業に挑戦したいと今後の目標を語りました。
(中部支店所属)
「WORK FOR MY CHANCE」
自らチャンスを掴んで人生を充実させたことから、自身を「V字回復のプロエンジニア」と紹介。子供にプログラミングを教えたり、IoTを活用した介護・育児の製品を開発したり、現在の生活を話しました。しかし過去にはリーマンショックの影響で仕事が得られなかったり、父の介護のためにダブルワークをした苦労の日々も。勉強に励んでキャリアチェンジし、現在の充実した毎日を手に入れた経験から、「自身の気持ちに素直になること」「行動することの大切さ」を力強く話しました。
(九州支店所属)
「WORK FOR SOCIETY」
もともと東京で就業していた黒田氏は子供が生まれた事を機に、自身が育った地方の環境で子育てをしたいと考え、熊本へ移住。
熊本の震災を経験し、地域の方と密接な繋がりを持つことが大切だと考えた黒田氏は仕事の時間をコントロールすることで、地元との関わりを強化。消防団や子供会、子供へのプログラミング教育など地域社会への貢献の仕方を話しました。「仕事と私生活が両方バランスよく充実することで、相乗効果が起き、さらにうまくいく」と自身の考えを述べました。
■パネルディスカッション
佐々木俊尚氏がファシリテーターとなり、九州支店所属プロエンジニア 橋本 真由美氏、東北支店所属プロエンジニア 小林 克徳氏、中部支店所属プロエンジニア 酒井 宗平氏、中部支店所属プロエンジニア 岡部 隆志氏によるパネルディスカッションを実施しました。 「ITフリーランスの描く働き方の未来」をテーマに、私生活の充実のさせ方やこれからの人生について語りました。
<現在について>
■実践しているWORK FOR GOOD LIFEと私生活について
レーサーとして活躍する岡部さんは、母の死を機に人生を見つめ直し、「自分のやりたいことをやらなければ」という思いで仕事と趣味の両立を考えるように。レースに出ることが夢であったため、フリーランスとして仕事を調整しながら両立していると、現在の働き方を紹介しました。
酒井さんは「ものづくりがしたい」という思いから、エンターテイメント系のものづくりを行いながら、一方でPE-BANKで組み込み系エンジニアとして働き始めたことで安定し、私生活も充実させることができたと振り返りました。ギター製作など様々な趣味を持つ小林さんは、リーマンショックの影響で次の仕事の柱を考え始めたことをきっかけとして趣味を極めるように。ITエンジニアとしての仕事がある時は仕事に集中し、落ち着いている時はギターなどその他の分野を追求するなど、力の入れ方を選べることがフリーランスの醍醐味と語りました。過去にはプロとして活躍するほど本格的にウェイクボードに打ち込む橋本さんは、派遣社員などを経てフリーランスとなり、収入が上がったことから私生活も充実したと現状を述べました。
■フリーランスのITエンジニアに必要な能力とは?
4名とも人脈や信頼に関わる「対人能力」の大切さを挙げました。
小林さんはクライアントが求めているものへの「提案力」と「対応力」を挙げ、「的確な提案のためには根拠を作るのに技術力が必要。技術力があった上で伝える能力が大切」と信頼の築き方を明かしました。岡部さんが必要だと考えているのは「人脈を広げる力」。損得で近寄ってくる人よりも、自分を好きだと思ってくれる人と付き合い、自然と仕事が生まれることが理想だと話しました。
■求められる技術は時代により変わるが、どのようにキャッチアップしていこうと考えているのか?
岡部さんは「過去のことを知っている人が求められ、古い技術も知っていることが強みになっている」と話し、他のパネラーも賛同。小林さんは「新しいものにリプレイスする際に通訳のような役割が果たせる」と語り、新しい技術も知り新旧の橋渡しとなることにニーズがあると示しました。
この話を受け佐々木さんは、マニアックな技術や言語でも求められるところが1つでもあれば仕事は成立すると述べた上で、ニッチマーケットをツボにはめられるのは企業にはない強みだとフリーランスの強みを強調しました。
<これからの人生について>
■定年よりも先の人生をどう考えるか?
酒井さんは「10年後を考えて今の行動を考えるようにしている」と生き方に対する考えを披露。10年後もものづくりを続け、仕事の結果へのリターンや、どのように次に続いているのかのサイクルを回し続けたいと語りました。小林さんは「生涯現役」を掲げ、社会と繋がりながら、ITエンジニアとして求められるものがあれば求められる限り頑張りたいと意気込みました。
■これからやってみたいこと、送りたい人生
橋本さんは昨今話題のリモートワークに興味を示し、南の島でリモートワークしながら趣味も仕事も続けたいと理想を語りました。岡部さんは楽しみながら生涯エンジニアを目指し、将来的には趣味のレースに関連する仕事がしたいと目標を掲げました。
4名の話を聞き、佐々木さんは「外に広がって繋がること、持続していくことが大切」だと話し、ネットワークを作っていくことの重要性を述べました。また、派手に盛り上がるのではなく細く長く繋がることの大切さについても言及。人との繋がりにより新しい仕事やセーフティネットが生まれていく中で、そのセーフティーネットがいくつもあり、どこかに守られる仕組みがいいのではと考えを示しました。
<パネルディスカッション様子>
■特別講演
元プロサッカー選手・スポーツジャーナリスト 前園 真聖氏
現役時代の経験や、今行っているサッカー教室での取り組みを元に、仕事における心掛けについてお話いただきました。仕事に取り組む際、とにかく大切しているのは「感謝」。仕事があることが当たり前だと思わず、必要とされていることへのありがたみを感じながら取り組むようにしていると、日々の姿勢を示しました。そしてその姿勢は現在開いているサッカー教室でも伝えるようにしており、子どもたちがしっかりと礼儀を身につけられるよう指導の工夫を語りました。
他にもサッカー人生を通して得た仲間との絆や、自分への向き合い方など、“プロ”として活躍するITエンジニアにとっても通じる考え方を説きました。
■総評
作家・ジャーナリスト 佐々木 俊尚氏
4名の受賞者プレゼンテーションの内容を受け、「どのように持続的に気持ちの良い人生を送るのかというスピリットが込められていた」と述べた佐々木氏。リーマンショックのような社会情勢の影響を受けたり、新技術が次々と登場したり波風が立っている中では、新しい技術を習得するなどで波風をいかになだらかに吸収するかが大事なのだと考えを示しました。そして、昨今エンジニアの中には地方でリモートワークをしたり移住する人がいるが、すでにある地域の共同体といかに上手く付き合っていくのかが重要であり、プレゼンテーションではそのリアルな生活が表現されていたと称賛しました。
20世紀は遊びと仕事を切り分ける考え方が一般的だったが、今はその考え方が薄れてきていると現代の特徴について言及。
仕事と遊びをかけ合わせた「しそび」のような感覚が生まれる中、それを体現し、人生を楽しんでいる姿を見ることができたと語りました。
この考え方から、「WORK FOR GOOD LIFE」がテーマとなっているが、逆に「LIFE FOR GOOD WORK」、良い仕事のために人生があると入れ替えも可能だという意見を述べ、參加したエンジニアも共感した様子でした。
■イベント概要
イベント名 :プロエンジニアフォーラム2019
開催日 :2019年6月22日(土)
開催時間 :13:00~18:00
開催会場 :日本科学未来館(東京都江東区青海2丁目3番6号)
登壇者 :(主催代表)櫻井多佳子
(総評)作家・ジャーナリスト 佐々木 俊尚氏
(特別講演)元プロサッカー選手・スポーツジャーナリスト 前園 真聖氏
(特別ゲスト)要 潤氏
(受賞者プレゼンテーション)
東北支店所属プロエンジニア 伊藤 研氏
中部支店所属プロエンジニア 平岩 高子氏
九州支店所属プロエンジニア 黒田 直人氏
中部支店所属プロエンジニア 富田 大介氏
(パネルディスカッション)
九州支店所属プロエンジニア 橋本 真由美氏
東北支店所属プロエンジニア 小林 克徳氏
中部支店所属プロエンジニア 酒井 宗平氏
中部支店所属プロエンジニア 岡部 隆志氏
【株式会社PE-BANK 会社概要】
代表者 :代表取締役社長 櫻井 多佳子
本社所在地:東京都港区高輪2丁目15番8号 グレイスビル泉岳寺前
設立年月日:1989年5月1日(協同組合として)
資本金 :3億1,295万円
URL :https://pe-bank.co.jp(コーポレートサイト)
https://pe-bank.jp (サービスサイト)
事業内容 :ITフリーランスのブランド化プラットフォーム事業
本イベントでは、新しいライフスタイルや働き方を切り開いたITフリーランスの活躍を表彰するアワード「P-1グランプリ ファイナル」 を開催いたしました。ご自身の“WORK FOR ◯◯“をテーマに、現在PE-BANKで活躍中の約2000名のプロエンジニアの中から最も自分らしい働き方を実現した方を厳正なる審査を通して選出。大賞には、「WORK FOR きっかけ」をテーマにエピソードを発表した中部支店の富田 大介氏が選ばれました。また優秀賞には、趣味や副業との両立や地域とのつながりを語る方など、個性豊かな3名が選出されました。
本年度は新たなプログラムとして、プロエンジニア4名と作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏による、パネルディスカッション「ITフリーランスの描く働き方の未来」を実施いたしました。
授賞式にはPE-BANKのイメージキャラクターである要潤さんが駆けつけ、受賞者にお祝いの言葉を送りました。その他、佐々木俊尚氏より大賞結果を踏まえた本フォーラムに対する総評をいただき、元プロサッカー選手・スポーツジャーナリスト 前園 真聖氏による特別講演も実施いたしました。
【「P-1グランプリ ファイナル」について】
PE-BANKにて就業している約2000名のITフリーランスの中から、最も自分らしく、新しい働き方を切り開いた方を、厳正な審査を通じて若干名選出。その中から「エンジョニア大賞」1名と「エンジョニア優秀賞」3名を決定します。今年度は「わたしのWORK FOR GOODLIFE」をテーマとし、選考通過者には新しいライフスタイルや実現した働き方など自身が働く目的や意味について披露していただきました。
■エンジョニア大賞
富田 大介 氏
(中部支店所属)
「WORK FOR きっかけ」
フリーランスになって2年の富田氏は、今の働き方を選んだことで好きなことができる時間と余裕ができたと自身の変化を発表。子供好きなため、私生活では「父親協力委員会」という子供を楽しませるための団体で活動しており、自作したロボットをステージ上で披露しながらこれまでの取り組みを紹介。働く上での目標は、子供の時に人見知りだった自分の性格を変えてくれた“焼き芋屋さん”のように、子供の未来を変えるきっかけになることだと締めくくりました。
■エンジョニア優秀賞
伊藤 研 氏
(東北支店所属)
「WORK FOR Café & Music @ SENDAI」
母の介護がきっかけで東京から仙台に拠点を移した伊藤氏。週3勤務などフリーランスの利点を活かしながら、介護の状況に合わせてフレキシブルに働いてきたと自身の過去を語りました。現在は副業で自家焙煎珈琲の販売やイベント出店、ラジオ出演などの他、趣味としてバンド活動をしていると取り組みを発表。将来は障害者支援団体と協業してカフェ営業し、新たな雇用を生み出すことや、ライブが出来るカフェの営業に挑戦したいと今後の目標を語りました。
平岩 高子 氏
(中部支店所属)
「WORK FOR MY CHANCE」
自らチャンスを掴んで人生を充実させたことから、自身を「V字回復のプロエンジニア」と紹介。子供にプログラミングを教えたり、IoTを活用した介護・育児の製品を開発したり、現在の生活を話しました。しかし過去にはリーマンショックの影響で仕事が得られなかったり、父の介護のためにダブルワークをした苦労の日々も。勉強に励んでキャリアチェンジし、現在の充実した毎日を手に入れた経験から、「自身の気持ちに素直になること」「行動することの大切さ」を力強く話しました。
黒田 直人 氏
(九州支店所属)
「WORK FOR SOCIETY」
もともと東京で就業していた黒田氏は子供が生まれた事を機に、自身が育った地方の環境で子育てをしたいと考え、熊本へ移住。
熊本の震災を経験し、地域の方と密接な繋がりを持つことが大切だと考えた黒田氏は仕事の時間をコントロールすることで、地元との関わりを強化。消防団や子供会、子供へのプログラミング教育など地域社会への貢献の仕方を話しました。「仕事と私生活が両方バランスよく充実することで、相乗効果が起き、さらにうまくいく」と自身の考えを述べました。
■パネルディスカッション
佐々木俊尚氏がファシリテーターとなり、九州支店所属プロエンジニア 橋本 真由美氏、東北支店所属プロエンジニア 小林 克徳氏、中部支店所属プロエンジニア 酒井 宗平氏、中部支店所属プロエンジニア 岡部 隆志氏によるパネルディスカッションを実施しました。 「ITフリーランスの描く働き方の未来」をテーマに、私生活の充実のさせ方やこれからの人生について語りました。
<現在について>
■実践しているWORK FOR GOOD LIFEと私生活について
レーサーとして活躍する岡部さんは、母の死を機に人生を見つめ直し、「自分のやりたいことをやらなければ」という思いで仕事と趣味の両立を考えるように。レースに出ることが夢であったため、フリーランスとして仕事を調整しながら両立していると、現在の働き方を紹介しました。
酒井さんは「ものづくりがしたい」という思いから、エンターテイメント系のものづくりを行いながら、一方でPE-BANKで組み込み系エンジニアとして働き始めたことで安定し、私生活も充実させることができたと振り返りました。ギター製作など様々な趣味を持つ小林さんは、リーマンショックの影響で次の仕事の柱を考え始めたことをきっかけとして趣味を極めるように。ITエンジニアとしての仕事がある時は仕事に集中し、落ち着いている時はギターなどその他の分野を追求するなど、力の入れ方を選べることがフリーランスの醍醐味と語りました。過去にはプロとして活躍するほど本格的にウェイクボードに打ち込む橋本さんは、派遣社員などを経てフリーランスとなり、収入が上がったことから私生活も充実したと現状を述べました。
■フリーランスのITエンジニアに必要な能力とは?
4名とも人脈や信頼に関わる「対人能力」の大切さを挙げました。
小林さんはクライアントが求めているものへの「提案力」と「対応力」を挙げ、「的確な提案のためには根拠を作るのに技術力が必要。技術力があった上で伝える能力が大切」と信頼の築き方を明かしました。岡部さんが必要だと考えているのは「人脈を広げる力」。損得で近寄ってくる人よりも、自分を好きだと思ってくれる人と付き合い、自然と仕事が生まれることが理想だと話しました。
■求められる技術は時代により変わるが、どのようにキャッチアップしていこうと考えているのか?
岡部さんは「過去のことを知っている人が求められ、古い技術も知っていることが強みになっている」と話し、他のパネラーも賛同。小林さんは「新しいものにリプレイスする際に通訳のような役割が果たせる」と語り、新しい技術も知り新旧の橋渡しとなることにニーズがあると示しました。
この話を受け佐々木さんは、マニアックな技術や言語でも求められるところが1つでもあれば仕事は成立すると述べた上で、ニッチマーケットをツボにはめられるのは企業にはない強みだとフリーランスの強みを強調しました。
<これからの人生について>
■定年よりも先の人生をどう考えるか?
酒井さんは「10年後を考えて今の行動を考えるようにしている」と生き方に対する考えを披露。10年後もものづくりを続け、仕事の結果へのリターンや、どのように次に続いているのかのサイクルを回し続けたいと語りました。小林さんは「生涯現役」を掲げ、社会と繋がりながら、ITエンジニアとして求められるものがあれば求められる限り頑張りたいと意気込みました。
■これからやってみたいこと、送りたい人生
橋本さんは昨今話題のリモートワークに興味を示し、南の島でリモートワークしながら趣味も仕事も続けたいと理想を語りました。岡部さんは楽しみながら生涯エンジニアを目指し、将来的には趣味のレースに関連する仕事がしたいと目標を掲げました。
4名の話を聞き、佐々木さんは「外に広がって繋がること、持続していくことが大切」だと話し、ネットワークを作っていくことの重要性を述べました。また、派手に盛り上がるのではなく細く長く繋がることの大切さについても言及。人との繋がりにより新しい仕事やセーフティネットが生まれていく中で、そのセーフティーネットがいくつもあり、どこかに守られる仕組みがいいのではと考えを示しました。
<パネルディスカッション様子>
■特別講演
元プロサッカー選手・スポーツジャーナリスト 前園 真聖氏
現役時代の経験や、今行っているサッカー教室での取り組みを元に、仕事における心掛けについてお話いただきました。仕事に取り組む際、とにかく大切しているのは「感謝」。仕事があることが当たり前だと思わず、必要とされていることへのありがたみを感じながら取り組むようにしていると、日々の姿勢を示しました。そしてその姿勢は現在開いているサッカー教室でも伝えるようにしており、子どもたちがしっかりと礼儀を身につけられるよう指導の工夫を語りました。
他にもサッカー人生を通して得た仲間との絆や、自分への向き合い方など、“プロ”として活躍するITエンジニアにとっても通じる考え方を説きました。
■総評
作家・ジャーナリスト 佐々木 俊尚氏
4名の受賞者プレゼンテーションの内容を受け、「どのように持続的に気持ちの良い人生を送るのかというスピリットが込められていた」と述べた佐々木氏。リーマンショックのような社会情勢の影響を受けたり、新技術が次々と登場したり波風が立っている中では、新しい技術を習得するなどで波風をいかになだらかに吸収するかが大事なのだと考えを示しました。そして、昨今エンジニアの中には地方でリモートワークをしたり移住する人がいるが、すでにある地域の共同体といかに上手く付き合っていくのかが重要であり、プレゼンテーションではそのリアルな生活が表現されていたと称賛しました。
20世紀は遊びと仕事を切り分ける考え方が一般的だったが、今はその考え方が薄れてきていると現代の特徴について言及。
仕事と遊びをかけ合わせた「しそび」のような感覚が生まれる中、それを体現し、人生を楽しんでいる姿を見ることができたと語りました。
この考え方から、「WORK FOR GOOD LIFE」がテーマとなっているが、逆に「LIFE FOR GOOD WORK」、良い仕事のために人生があると入れ替えも可能だという意見を述べ、參加したエンジニアも共感した様子でした。
■イベント概要
イベント名 :プロエンジニアフォーラム2019
開催日 :2019年6月22日(土)
開催時間 :13:00~18:00
開催会場 :日本科学未来館(東京都江東区青海2丁目3番6号)
登壇者 :(主催代表)櫻井多佳子
(総評)作家・ジャーナリスト 佐々木 俊尚氏
(特別講演)元プロサッカー選手・スポーツジャーナリスト 前園 真聖氏
(特別ゲスト)要 潤氏
(受賞者プレゼンテーション)
東北支店所属プロエンジニア 伊藤 研氏
中部支店所属プロエンジニア 平岩 高子氏
九州支店所属プロエンジニア 黒田 直人氏
中部支店所属プロエンジニア 富田 大介氏
(パネルディスカッション)
九州支店所属プロエンジニア 橋本 真由美氏
東北支店所属プロエンジニア 小林 克徳氏
中部支店所属プロエンジニア 酒井 宗平氏
中部支店所属プロエンジニア 岡部 隆志氏
【株式会社PE-BANK 会社概要】
会社名 :株式会社PE-BANK
代表者 :代表取締役社長 櫻井 多佳子
本社所在地:東京都港区高輪2丁目15番8号 グレイスビル泉岳寺前
設立年月日:1989年5月1日(協同組合として)
資本金 :3億1,295万円
URL :https://pe-bank.co.jp(コーポレートサイト)
https://pe-bank.jp (サービスサイト)
事業内容 :ITフリーランスのブランド化プラットフォーム事業
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