アンモニア燃料船向け 燃料供給システムでCE&IGグループがABS基本設計承認(AiP)を取得
日機装株式会社(本社:東京都渋谷区、以下「日機装」)は、連結子会社グループであるClean Energy & Industrial Gasesグループ (本社:米カリフォルニア州 テメキュラ、以下「CE&IGグループ」)が、アンモニア燃料船向け燃料供給システムでアメリカ船級協会(American Bureau of Shipping、以下「ABS」)より、基本設計承認(Approval in Principle : AiP)を取得したことをお知らせします。
本アンモニア燃料供給システムは、高効率ポンプを核とする制御システムを特徴としており、商船などの船舶向けに搭載されるものです。アンモニアの漏れや外部への排出を軽減する最高レベルの安全基準を備えています。
国際海事機関(以下、「IMO」)は、2023年7月、第80回海洋環境保護委員会(MEPC 80)で「2023年IMO GHG削減戦略」を採択、2018年に採択した「IMO GHG削減戦略」を改定し、国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出削減目標を「2050年頃までにGHG排出ゼロ」へと強化しました。この目標達成に向けて船舶で使用する燃料のGHG排出への関心が高まっており、燃焼時にCO2を排出しないアンモニアは、海運業界においてエネルギー転換をリードする有望な代替燃料のひとつとして期待されています。
CE&IGグループは、LNG燃料船向け燃料供給システムを国際市場へ多数納入した実績があり、船舶向け燃料供給システムの技術とノウハウを蓄積してきました。今回AiPを取得したアンモニア燃料供給システムの開発提供を通じて、海運業界の脱炭素化に貢献していきます。
日機装グループは、アンモニアの生産から貯蔵・輸送、消費までサプライチェーン全体を、お客さまに漏れなく安全に使ってもらえるポンプで支え、GHG排出削減に貢献してまいります。
CE&IGグループについて
CE&IG グループは、クリーンエネルギーおよび産業ガス市場向けに極低温機器、技術、アプリケーションを提供するリーディングカンパニーです。世界22カ国に1,600以上の従業員を擁しており、当グループを統括するCryogenic Industries, Incは日機装の完全子会社です。
70年以上前から極低温ポンプの製造を手掛けており、LNG・水素・産業ガスなど極低温流体の取り扱い技術に優れています。現在では、LNG・水素・産業ガスの各分野において、ポンプや熱交換器の供給に加え、EPC(設計・調達・建設)を含めた極低温のポンプ関連設備・プラントを⼀括提供できるソリューション企業として⽶国を中⼼にグローバルに事業拡⼤してきました。
URL: https://www.nikkisoceig.com/
日機装について
日機装は1953年の創業以来、 世界初・日本初の技術や製品によって、時代の変化を先取りしながら社会課題の解決に貢献してきました。インダストリアル事業では、エネルギー分野における製品、メディカル事業では血液透析関連製品、航空宇宙事業ではCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製航空機部品などを開発することで新たな市場を創出しています。
会社名: 日機装株式会社
本社所在地: 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー22階
創業: 1953年12月26日
代表者: 代表取締役社長 甲斐 敏彦
URL: https://www.nikkiso.co.jp/
d17014-88-82f4c7c7047522ddf59027f9ceec5022.pdfこのプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
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