TrustYou(トラスト・ユー)、調査データ「2022年のクチコミ数から見た、世界における旅行行動の回復」を公開
世界の宿泊施設のクチコミ数は2019年比で69%、日本は61%まで回復
TrustYou (トラスト・ユー) GmbHの日本法人であるTrustYou株式会社 (東京都港区 代表取締役:志和 孝洋)は、2023年1月より「クチコミデータから読みとる旅行行動の変化」と題して、宿泊ゲストの声であるクチコミ、レビューを定量化したデータから回復を目指す旅行業界に有益と思われるデータを公開する取り組みをしています。今回は下記の調査資料をご紹介します。
調査データ「2022年のクチコミ数から見た、世界における旅行行動の回復」
TrustYouでは、世界およびEMEA(欧州、中東、アフリカ)、APAC(アジア太平洋)、US(米国)の各地域の宿泊施設のクチコミ数(投稿件数)を2022年の四半期別に調査し、コロナ前の2019年の同時期と比較することでその回復度を確認してきました。宿泊施設に関するクチコミ数は、宿泊施設の稼働率と比例して増減する傾向があるため、旅行行動の増加として捉えることができ、旅行行動を表す指標の一つとして活用することができます。
1. 2022年、世界の宿泊施設に関するクチコミ数は、2019年比で69%まで回復
2022年、世界で最もクチコミ数が多くなった時期が、夏休みの旅行シーズンとなる第3四半期 (Q3)でした。多くの旅行者が、コロナ禍(パンデミック)に入って以来、国内旅行だけでなく久しぶりに国境を越える旅行も再開した時期です。2019年との比較値を見ると、第4四半期(Q4)の回復率が73%と最も高く、コロナ禍前のクチコミ数に最も近づいています。
さらに、TrustYouのクチコミ調査データと公的機関が発表するデータと比較すると、同様の回復傾向が見えました。国連世界観光機関(UNWTO)* によると、2022年の海外旅行数がコロナ前との比較で63%に、 IATA(国際航空運送協会)** は2022年の航空交通(エアートラフィック)が2019年比で68.5%までに回復したと報告しています。
2022年、各地域の宿泊施設のクチコミ数回復状況:
-EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域:2019年比で79%まで回復
-APAC(アジア太平洋)地域:2019年比で50%まで回復
-US(米国):2019年比で61%までに回復
別添資料:https://resources.trustyou.com/c/press-release-mar-japan-2023?x=F3kipC
2. 日本国内の宿泊施設のクチコミ数は2019年比で61%まで回復
2022年における日本国内のクチコミ数の推移は、APAC(アジア太平洋)地域内でも、とても速いペースでの回復を見せ、第4四半期には2019年比で72%まで回復しています。この伸びは、地域別の重点措置といったコロナ関連規制の解除や、全国旅行支援などの自治体の旅行換気施策により、国内旅行が本格的に再開されたことにあります。
※インサイト(データからの考察)
1) 2022年、EMEA地域ではEU政府入国条件などの見直しや規制解除を第1四半期より開始、コロナ禍からの旅行行動の回復が最も早く、同地域の消費者の旅行意欲の高さを再確認できた。
2) APAC地域は、ゼロコロナ政策を取っていた中国をはじめ、各国の入国条件などの規制解除が緩やかであったため、旅行行動の回復が他地域に比べて遅れている。ただし、経済成長がめざましい同地域では今後コロナ前を上回る旅行行動が期待されている。
3) 2022年の米国のクチコミ数の回復は、2019年比で61%と日本と同じであった。2022年、米国はビザ発給の待ち時間問題などでインバウンド観光客が回復しなかったものの、今後はビザ発給の待ち時間の改善によって、インバウンド旅行者の増加が期待されている。
TrustYou株式会社代表取締役の志和孝洋は次のようにコメントしています。
「クチコミ数の増減と稼働率の増減は比例する傾向にあり、直近のクチコミ数を見ていても今後も継続的に増えていくと考えています。その背景として、1)全国旅行支援の延長。2)専門家による今後の為替変動は“円安がそろそろ終わりの時期を迎えているのでは?”という予想でしたが、足元は訪日外国人による観光需要は今後しばらくは見込めること。3)また長期間抑制されていた中国人観光客の旅行への熱の高まりと、日本への旅行の関心も依然として高いことから窓口が解放された際に、一気に客室稼働が高まる可能性があると考えています。そのような状況化において、特に宿泊業の人手不足は今後も課題として残っていく可能性がありますが、クチコミデータからゲストが必要としているサービスを特定し、特に顧客満足度を高めるサービスのみに絞って提供するなど、工夫した対策が今後も必要だと思います。」
上記の調査データについての詳細は、こちらのブログ(https://www.trustyou.com/blog/research/travel-recovery-in-2022-ja)でもご確認いただけます。
*UNWTO報道資料(英語):https://www.unwto.org/news/tourism-set-to-return-to-pre-pandemic-levels-in-some-regions-in-2023
**IATA報道資料(英語):https://www.iata.org/en/pressroom/2023-releases/2023-02-06-02/#:~:text=Domestic%20traffic%20for%202022%20rose,79.9%25%20of%20December%202019%20traffic.
【TrustYou (トラスト・ユー)について】
世界200以上の旅行サイトに掲載されている70万軒以上のホテル・宿泊施設に関するクチコミやレビュー(評価)に関するデータを収集、多言語で分析、視覚化、指標化し、旅行ホスピタリティ業界の企業様の品質管理やビジネスの意思決定と業務効率の仕組化をサポートしています。さらにお客様のクチコミや評価をオンラインアンケートツール等で集め、Googleレビューに転換し、クチコミの投稿数を増やすことを可能とします。TrustYouのクチコミデータは宿泊施設をはじめ世界の提携先旅行サイトでも活用されています。企業の皆様がクチコミデータを通して、お客様の声に耳を傾け、対応、改善する機会を創出し、旅行者であるお客様の満足度の向上につなげることを使命としています。TrustYouについての詳細は、こちらのリンク(https://www.trustyou.com/ja/)をご参照ください。
TrustYouでは、世界およびEMEA(欧州、中東、アフリカ)、APAC(アジア太平洋)、US(米国)の各地域の宿泊施設のクチコミ数(投稿件数)を2022年の四半期別に調査し、コロナ前の2019年の同時期と比較することでその回復度を確認してきました。宿泊施設に関するクチコミ数は、宿泊施設の稼働率と比例して増減する傾向があるため、旅行行動の増加として捉えることができ、旅行行動を表す指標の一つとして活用することができます。
1. 2022年、世界の宿泊施設に関するクチコミ数は、2019年比で69%まで回復
2022年、世界で最もクチコミ数が多くなった時期が、夏休みの旅行シーズンとなる第3四半期 (Q3)でした。多くの旅行者が、コロナ禍(パンデミック)に入って以来、国内旅行だけでなく久しぶりに国境を越える旅行も再開した時期です。2019年との比較値を見ると、第4四半期(Q4)の回復率が73%と最も高く、コロナ禍前のクチコミ数に最も近づいています。
さらに、TrustYouのクチコミ調査データと公的機関が発表するデータと比較すると、同様の回復傾向が見えました。国連世界観光機関(UNWTO)* によると、2022年の海外旅行数がコロナ前との比較で63%に、 IATA(国際航空運送協会)** は2022年の航空交通(エアートラフィック)が2019年比で68.5%までに回復したと報告しています。
2022年、各地域の宿泊施設のクチコミ数回復状況:
-EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域:2019年比で79%まで回復
-APAC(アジア太平洋)地域:2019年比で50%まで回復
-US(米国):2019年比で61%までに回復
別添資料:https://resources.trustyou.com/c/press-release-mar-japan-2023?x=F3kipC
2. 日本国内の宿泊施設のクチコミ数は2019年比で61%まで回復
2022年における日本国内のクチコミ数の推移は、APAC(アジア太平洋)地域内でも、とても速いペースでの回復を見せ、第4四半期には2019年比で72%まで回復しています。この伸びは、地域別の重点措置といったコロナ関連規制の解除や、全国旅行支援などの自治体の旅行換気施策により、国内旅行が本格的に再開されたことにあります。
※インサイト(データからの考察)
1) 2022年、EMEA地域ではEU政府入国条件などの見直しや規制解除を第1四半期より開始、コロナ禍からの旅行行動の回復が最も早く、同地域の消費者の旅行意欲の高さを再確認できた。
2) APAC地域は、ゼロコロナ政策を取っていた中国をはじめ、各国の入国条件などの規制解除が緩やかであったため、旅行行動の回復が他地域に比べて遅れている。ただし、経済成長がめざましい同地域では今後コロナ前を上回る旅行行動が期待されている。
3) 2022年の米国のクチコミ数の回復は、2019年比で61%と日本と同じであった。2022年、米国はビザ発給の待ち時間問題などでインバウンド観光客が回復しなかったものの、今後はビザ発給の待ち時間の改善によって、インバウンド旅行者の増加が期待されている。
TrustYou株式会社代表取締役の志和孝洋は次のようにコメントしています。
「クチコミ数の増減と稼働率の増減は比例する傾向にあり、直近のクチコミ数を見ていても今後も継続的に増えていくと考えています。その背景として、1)全国旅行支援の延長。2)専門家による今後の為替変動は“円安がそろそろ終わりの時期を迎えているのでは?”という予想でしたが、足元は訪日外国人による観光需要は今後しばらくは見込めること。3)また長期間抑制されていた中国人観光客の旅行への熱の高まりと、日本への旅行の関心も依然として高いことから窓口が解放された際に、一気に客室稼働が高まる可能性があると考えています。そのような状況化において、特に宿泊業の人手不足は今後も課題として残っていく可能性がありますが、クチコミデータからゲストが必要としているサービスを特定し、特に顧客満足度を高めるサービスのみに絞って提供するなど、工夫した対策が今後も必要だと思います。」
上記の調査データについての詳細は、こちらのブログ(https://www.trustyou.com/blog/research/travel-recovery-in-2022-ja)でもご確認いただけます。
*UNWTO報道資料(英語):https://www.unwto.org/news/tourism-set-to-return-to-pre-pandemic-levels-in-some-regions-in-2023
**IATA報道資料(英語):https://www.iata.org/en/pressroom/2023-releases/2023-02-06-02/#:~:text=Domestic%20traffic%20for%202022%20rose,79.9%25%20of%20December%202019%20traffic.
【TrustYou (トラスト・ユー)について】
世界200以上の旅行サイトに掲載されている70万軒以上のホテル・宿泊施設に関するクチコミやレビュー(評価)に関するデータを収集、多言語で分析、視覚化、指標化し、旅行ホスピタリティ業界の企業様の品質管理やビジネスの意思決定と業務効率の仕組化をサポートしています。さらにお客様のクチコミや評価をオンラインアンケートツール等で集め、Googleレビューに転換し、クチコミの投稿数を増やすことを可能とします。TrustYouのクチコミデータは宿泊施設をはじめ世界の提携先旅行サイトでも活用されています。企業の皆様がクチコミデータを通して、お客様の声に耳を傾け、対応、改善する機会を創出し、旅行者であるお客様の満足度の向上につなげることを使命としています。TrustYouについての詳細は、こちらのリンク(https://www.trustyou.com/ja/)をご参照ください。
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