株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」投資家動向に関する調査「長期的な成長期待」が約70%、約80%が非上場株式投資未経験
審査完了登録投資家3,721名の登録情報を元に調査を実施
【本リリースのトピックス】
① 投資家の基本属性は「39歳男性」が最も多い ② 最も多い職業は「未上場会社員」次いで「上場会社員」 ③ 年収は「500-1,000万円」保有資産は「300-1,000万円」がボリュームゾーン ④ 約70%以上の投資家が「長期的な成長期待」が投資目的と回答 ⑤ 約80%の投資家が「非上場株式投資は未経験」と回答 |
- ① 投資家の基本属性は「39歳男性」が最も多い
登録投資家の基本属性としては、89.1%が男性、10.9%が女性となりました。年齢を加えると「39歳男性」が最も多く、次いで「37歳男性」「38歳男性」という分布となっております。
職業や年収の回答結果と合わせて、10~20年の社会人経験を経て、一定程度の経済的安定と金融リテラシーを得た層が、新規性の強い金融サービスである株式投資型クラウドファンディングに反応を示していると考えられます。
- ② 最も多い職業は「未上場会社の会社員」次いで「上場会社の会社員」
登録投資家のうち、33%が「未上場会社員」、20.6%が「上場会社員」となりました。次いで「未上場会社役員」が10.7%、「未上場会社オーナー」が5.6%となっております。
経営との距離感が比較的近く、スタートアップビジネスへの興味関心・理解度が高いと推測される、未上場会社に勤務する会社員・役員・オーナーの方の登録が目立ち、合計で約50%を占める結果となりました。
また、上場会社に勤務する会社員の方の興味も集めており、あらゆる属性の方がスタートアップへ注目していることが伺えます。
- ③ 年収は「500-1,000万円」保有資産は「300-1,000万円」がボリュームゾーン
投資家の年収は「500-1,000万円」が46.2%のボリュームゾーンとなりました。次いで「1,000万円-5,000万円」で25.8%となっております。資産は「300-1,000万円」が48.2%でボリュームゾーン、次いで「1,000万円-1億円」が46.0%となっております。
登録投資家の職業・年齢の平均年収と考えられる「500-1,000万円」、資産もそれに準ずる「300-1,000万円」が最も多い回答となりました。「1000万円~1億円」もほぼ同じ割合の回答数となり、資産の多い投資家の方にも株式投資型クラウドファンディングが広がっていると考えられます。
- ④ 60%以上の投資家が「長期的な成長期待」が投資目的と回答
登録投資家の投資目的は、69%が「長期的な成長期待」と回答し、次いで16.1%が「事業への共感」となりました。
配当や株主優待を目的にする投資家も多い上場株式と比較して、長期的な成長や事業・経営者への共感といったスタートアップならではの特性に期待して投資してくださる方が85%を超える結果となりました。社会課題解決や新たな技術を生みだすスタートアップへの長い目で見た期待や共感から投資をする投資家層の存在が顕在化した結果となります。
- ⑤約70%の投資家が「非上場株式投資は未経験」と回答
登録投資家の79.7%が「非上場株式投資は未経験」と回答しました。一方、上場株式への投資経験は31.7%が「10年以上」となっております。
株式投資型クラウドファンディングの開始からまだ4年程度と市場が黎明期である中、CAMPFIRE Angelsの投資家のうち約80%の方々へ、初めての体験として「エンジェル投資」の機会を提供しており、昨年のデータと比較してもその割合は10%ほど増加しています。上場株式への一定以上の投資経験のある方の新たな投資手法として、株式投資型クラウドファンディングが受け入れられつつあると考えています。
調査概要
方法:株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」への登録情報を元に分析
期間:2021年11月25日 ~ 2021年12月8日時点
対象:登録者約9,820名のうち、審査完了し投資可能状態になっている投資家3,721名を対象
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