Poeticsと豊橋技術科学大学の共同研究が、日本音響学会で優秀賞を受賞
株式会社Poetics(東京都渋谷区、代表取締役 : 山崎はずむ)は、国立大学法人豊橋技術科学大学(研究代表者: 情報・知能工学系 北岡 教英教授)と、2023年から音声に関する共同研究を開始しました。このたび、Poeticsと豊橋技術科学大学の共同研究が、一般社団法人日本音響学会の第27回秋季研究発表会で優秀賞を受賞したことをお知らせします。
Poeticsにおける音響研究者の取り組みについて
Poeticsは「人文知と科学で21世紀の詩学をつくる」をテーマに、言語・音声などのコミュニケーションに関わるAIを開発しています。特に、Poeticsが提供する商談解析AI「JamRoll」には商談中の発話割合、被りをはじめとした音声解析機能を搭載しており、Poeticsの研究者の研究がプロダクトに適用されています。
共同研究の内容
日本アイ・ビー・エム株式会社の研究※1によると、ミーティングや会話で突発的に発生するオーバーラップ(以下、被り)が音声認識精度に影響すると考えられています。 特に、会話の中であいづちが発生すると、音声認識の精度に影響が出るという課題があります。今回の共同研究※2では、発話内で生じるあいづちの被りに着目をしました。その結果、音声の被りがある場合の音声認識精度で改善が見られました。
※1 : 進化を続ける音声認識 世界最高性能の音声認識システムの実現 (日本アイ・ビー・エム株式会社_2017) https://www.ibm.com/downloads/cas/X0PBKEBK
※2 : End-to-endモデルを用いたオーバーラップに頑健な音声認識モデルの評価 (日本音響学会研究発表会講演論文集_2023年9月12日) https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202302279984009044
今後の展望
今回の研究では、短い会話の中で発生するあいづちの被りに着目しましたが、今後は雑音除去などの研究に応用していきたいと考えています。また、今後も日本音響学会での発表をはじめとして、自社開発の音声認識AIの精度向上に向けて研究を進めていきます。
JamRollとは
JamRoll (ジャムロール) は、会話を見える化し営業生産性を向上させる商談解析AIです。電話・オンライン商談の全ての会話を自動録音・録画、文字おこし、音声・感情AI解析で営業スキルの向上と情報共有を自動化し、組織の事業成⻑に貢献します。
https://jamroll.poetics-ai.com/
株式会社Poetics概要
株式会社Poeticsは「人文知と科学で21世紀の詩学をつくる」をテーマに、人文知(とりわけ哲学、文学研究の知見)と諸科学の知見をクロスオーバーさせながら言語・音声などコミュニケーションに関わるAIを開発するスタートアップです。商談解析AI「JamRoll」を開発・運営しています。
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設立 : 2017年10月31日
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本社所在地 : 東京都渋谷区千駄ヶ谷 3-16-3 メイゾン原宿 502
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代表者 : 山崎 はずむ
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事業内容 : 音声AIの開発•販売
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